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CD再生プロジェクト 顛末・・かな・・途中経過かな

私に限らずブログの内容なんて全て「自称」なんです
これを真に受けて「よーし、これを参考にして我が家も音質向上を」なんて血迷った事を考えてはいけません

今日も今日とて「自称」と「自作自演」の御開陳です


我が家は家電品が壊れない事で言えば、間違いなく「世界一」ギネスブック級の家なんです
今の家を建てる少し前に、爺様からお祝いとして家電一式を買ってもらいました
平成4年のことです。ですから29年ほど前になりましょうか

・洗濯機・・・現役
・乾燥機・・・現役
・エアコン・・・一台は現役 一台は故障して買い替え
・TV・・・地デジ変更に伴い退役(使える状態で交換のこと。以下同)
・ビデオデッキ・・・同上
・冷蔵庫・・・昨年まで現役、電気代節約のために交代して退役
・掃除機・・・ゴミを吸わないと怒ってサイクロン式と交代して退役
・炊飯器・・・うまい米が食いたいと高級機と交代して退役
・コーヒーメーカー・・・味が悪いと激怒してkaritaのお高いヤツと交代して退役
・コーヒーミル・・・現役

これでも一部ですが、20年経った時点で壊れて交換したのはエアコン一台だけでした
それ以降も使おうと思えば使える状態のまま「下取りキャンペーン」なる意味不明な値引きの犠牲にもなって、来るべき明るい明日のために一線を退いて頂きました・・・爺ちゃん、ありがとー(故人)

ちょっと目線を変えてオーディオ機器はどうかって言うと

・蓄音器 36年前に購入(以下同)
・EMT-930 34年前
・DSTなどアナログ関係  30年程前より
・TELEFUNKEN M15 28年前
・EMT-927 25年前
・オイローパ 22年前
・そのアンプ群 22年前くらいから
一番最近買ったのがEQアンプで15年前です

その後、英国のオーディオや蓄音器が多数集まり出して来ましたが、上の機材は一切手放していません
それらは私の個人的な収集品では無いので別の機会に改めてご紹介します

ここで何度も書いている通り「グレードアップ」と言うのは自分の腕の無さを機械のせいにして心の傷を隠す為の「責任転嫁=自傷行為=自慰行為だ」
と言うのが私のオーディオの心情(信条)なので、それに矛盾しないように実践しないと馬鹿にされますからね




さて、長い前置きと家電が壊れ無い自慢はこの辺にして、本題のCDプレーヤについてです
最初に私のプレーヤ歴をさらっておきましょう

・Marantz CD-34 1985年頃購入2年ほど使用
・STUDER A-725  1998年頃購入ひと月未満使用
・EMT-981     1998年購入

長い人生の中で三台だけです
CDの音に満足出来ず、全く期待していなかった証拠ですね
特にSTUDERは期待して導入したのに全くの期待外れでガッカリした記憶があります。今から考えるときちんとメンテナンスして使っていれば違った結果だったかもしれません

その当時はヴィンテージアンプ類のメンテナンスの必要性を強く感じ勉強の最中だったのですが、デジタル回路には不明だったので手が出せず、すぐさまドイツから整備済みのEMTを輸入して溜飲を下げたのです
しかし、EMTの音には文句は無かったとしてもLPを凌駕してメインソースに足ることはなく往年の放送録音のCD盤やPOPSなどを楽しむ為の使用に止まっておりました



スクリーンショット

そんな折、一昨年のことでした
PHILIPS LHH2000
出会っちゃったんですねえ、LPと同じ香りのするプレーヤーに

2000番は勿論お高いんですけど、まあ探せば無いわけじゃ無い
買うことは出来るにしても直ぐには物がない、なのでお借りして自宅で聴いてみました

オーナーさんのオートグラフで聴いたときにはぶっ飛んだのですが、オイローパではもう少し覇気が欲しいと・・・贅沢な悩みを持ってしまいました

と言うのは、オリジナルの(初期版というだけの意味でなく、比較するCDと同じ音源のLPという意味で)レコードを聴いてもオイローパは際立って生々しいのですから
「LPっぽい雰囲気で鳴る」だけでは今一歩食い足りないと感じたのです

そこから新しいCD再生の長い「SAGA=神話時代の冒険物語」が始まったのです

第一弾のDACは
CDM1 Mk-2 と TDA-1541A-S1 の青春ストーリーでした

今回は高倉健と吉永小百合でしょうか?        そんな感じです


続く






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PX-4s 再びシングルアンプ

元々の覚醒の引き金は2年ほど前でした

オーディオ界の大先達が70年代にビルドされた300Bシングル(WE91型)を製造後数十年経つので、とメンテナンスを依頼されたのが始まりです
素晴らしい部品=大半がMIL規格品とMARIC製トランスであったので幸い大きな不具合も無くメンテナンス自体は順調に完了し、91型回路に対して少し省かれていた箇所と追加されていたハムバッキングの回路を撤去してオリジナルに添わせてお届けしました

その時の音・・・大空間に広がる「オルガン付き」の整然としたオーケストラの形に頭を殴られた様なショック・・・を聞いてシングルアンプと恋に落ちたのです

その少し後にご依頼を受けたVT-52でシングルアンプを制作できる喜びを享受しました


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あまりの悪い特性故にメーカーは絶対に手を出さない、自作マニアの方はその存在すらご存知ない苔の生えた古典回路を採用しました
そのおかげかは分かりませんが、以前の記事で心配したシングルアンプの弱点をある程度克服できた気がしています

完成後このアンプは始め、TANNOY モニターシルバー イン オリジナルコーナー・ヨークに繋がれてJAZZヴォーカルを中心に楽しまれました

TANNOYでJAZZとは ヽ( ´_`)丿
と、嘲笑された方がおられるかも知れませんね
そうした方は、是非モニターシルバー イン オリジナルコーナーヨークをご自宅に招き入れて飽きる程JAZZを聞いていただく様に切にお願いします

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さて、
「楽しまれました」と過去形を使いましたのはその後の物語があるからです
私はこのVT-52sアンプは是非別室でもお試しいただく様にお願いを申し上げておりましたが程なくそのチャンスが巡ってきたのです

シングルアンプに気を良くされたオーナーは、引き続き英国製のアンプを御所望されました
球は大好きなPX-4ですぐに決まりましたが、回路を決めるまでに随分と時間をいただきました

夥しいスケッチをゴミ箱送りにした後、使うスピーカーを指定させて頂けたのでその後はすんなりと決まりました



またまた、表側の写真を撮り忘れていました・・・おかしいなあ
なので再び内側を先行公開です

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1930年代にアメリカに先んじて欧州で実用化されたCR結合回路の元祖です
この回路が実現可能になった大きな要因は
内部抵抗の極めて低いハイミュー三極増幅管の存在に他なりません(実際は数種類のμの異なるラインナップを持っていたので、ちょっと進んでいたのではなくとてつも無く進歩していた)

同じ時期にロウミュー管を幾段も重ねたり多極管に頼らざるを得なかった米国に対して大いなるアドバンテージを誇っていた時代です


このPX-4sアンプは現在LOWTHERのL.I.Bに繋がれ
そしてVT-52はたった1.7Wの出力でもって、50畳になんなんとするホールでWEの757モニターを朗々とならしております

+B回路の平滑容量が10μF程度の電源規模で2wにも満たないアンプがこれほどの音を出すのですから
この90年間のオーディオ界が消費した時間とは一体何だったのでしょうね?

まあ、答えは明確ですけれどね

「コストダウン」ですから、人や企業が生きてゆく為ですから仕方がありません

EDISON STANDARD PHONOGRAPH MODEL A

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EDISON STANDARD PHONOGRAPH MODEL B

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ここが、人類のオーディオのコストダウンの歴史のスタートですよ







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WE VT-52 ちっちゃいステレオアンプ 完成

週末にお届けしてきました

私の中でのシングルアンプの印象・・・いろいろなお宅で聞かせて頂いていたイメージです

・低音が(相対的に)薄い
・DC点火しないとハムがでかい
・三極管を連結していくと高い方も落ちる(ミラー効果)
・ffでクリップ
・透明で冷徹な音世界
・繊細だけれど、重厚さには欠ける

合わせてステレオアンプに対する印象・・・製作本やネット上でのイメージ

・電源が共通なのでひ弱なのかな?
・真空管をシャーシの手前に並べるレイアウトだと、配線があっちゃこっちゃだよね
・その為、飛びつきや誘導が起こりやすくノイズ・歪みの点で不利・・・実際に発信しているアンプ多い
・左右の条件が揃わないのでなんか気持ち悪い
・モノ二台の方がセパレーションが良く、音場が出る。と言っている奴がいるけれど、ホントか?

これらはみんな風評じゃないのか?ロジックに確認してんのか? と、自らにツッコミつつ


上記の通り、思い込みが酷くて40年間避けてきた「シングル・ステレオアンプ」を作りました
でも、せっかく取り組む機会を与えて頂いたのだから、自分なりに上述した疑問や矛盾をできるだけクリアーしたアンプを作ろうと思いました

とにかく、あらゆる製作本やブログ記事に記載されている「シングル・ステレオアンプ」は
こんなのゼッテー作りたくな〜い! と思わせる物ばかりだったのでそれに対するチャレンジでもあったのです


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お恥ずかしい事に外観写真を撮り忘れました
いきなりの初段付近です
pp アンプより入り組んだ感じがします
実際部品点数は多いですね

元になったアンプは1930年代に欧米で高級電蓄等に採用されていた回路をオマージュしています
今時こんな回路のアンプを作る人は誰もいないでしょうね

とにかく古典的直熱三極管シングルアンプといえば
直結だのカソフォロだのSRPPだのパワー管ドライブだの、カソードの先を半導体で引っ張るだのばかりで一向にやる気に火がつかなかったのです

もちろん段間にトランスを入れると全ての問題は霧散するのかもしれませんが、今回の対象であるスピーカーや聴きたい音楽を合わせて鑑みるとトランスを入れて全て良いとは思えない自分がいたのです

今回の様に、球が先にあってアンプを作る事は初めてなので結果(出る音)を明確に想定できずに少々ナーバスになりました

そんな中、このアンプが出来上がるのと時を同じくして始めてのJBL社製=1949年生れ=スピーカーが我が家に来たのを機にお初同士で組み合わせてテストをしてみました

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産まれて初めてJBLのスピーカーってのを買いました
識者によると極めて希少な個体だそうです。買えたのは1本ですが同じものを1本だけお持ちの方からお譲り頂ける約束をもらえて、ペアに出来る目処が立っての導入です

JBL系何十年の方から「JBLの音じゃない。聞いたことの無い音」とお褒めの言葉?をいただきましたwww


シングル・アンプの低音が薄いって言ったのは誰だー!?  オレだヽ( ´_`)丿

やる事をしっかりやっておけば、妙な風評なんか信じるに価しないのです

圧倒的な透明感とゴリゴリした実体感が同居するこの感触は、名古屋で味わったWE91型アンプ以来の印象的な体験でした
土曜日にお届けした際に、モニター・シルバーインオリジナルコーナーヨークでクープランの王宮のコンセールを聞いて確信に変わりました
シングルアンプもいいね・・・当たり前すぎる?

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先入観や思い込みだけで音を決め込んではいけませんね
いろいろな意味で、勉強させて頂き実り多いプロジェクトでした










ちっちゃいアンプ #2 初めてのステレオアンプ

確か、以前の記事で「ステレオ・アンプ」はコントラクションに納得性が無いので作り難いと書いたかと思います
その思いは今でも変わっていませんが、この度とあるストーリーの中で可及的小さなシングルで2chのアンプを作ることになりました

ある方の退職の記念に贈与された球を使って、その球を送られた方の為に小規模なアンプを作ります

出力管は決定しているのでそこから全てがスタートします
実は2種類の球を提示されたのです
一方は個人的に何度も取り組んで馴染みのある球でした
他方は日本では人気の様ですが、内部抵抗の高い増幅率の大きな所謂送信管でした
そちらは私の手に負えないと判断して、こちらの受信管だけの制作と相成りました

1939年と40年ですから初期に作られた個体です

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細い刻印が美しい


さて、ステレオ・アンプが生まれて初めてならば、シングルアンプは40年ぶりの制作です

突然ですが、ここで問題です
アンプを作ること、または購入する際に最も大切にすべき事柄は何でしょう?

「事柄」ってのがミソなんですけれどね

(私なりの)答えは必然性です
なぜそのアンプが必要なのか?・・・コンセプトと置き換えても良いかもしれませんが

今回のアンプは球が先に決まっていたので、実はコンセプトが曖昧なのです
なので完全に後付けで押し付けなのですが、想定スピーカーやレコードを後からこじ付けです
当座は先に納入したLowtherのL.I.Bとします
初期(ゴールド・レーベル時代)のハルモニア・ムンディやBOXステレオ時代のArcivを当時の電蓄の様な優雅さで鳴らしたいと目論みました

元々シングルアンプで、帯域がどうの、つまり低音があーたらとか、高音がどうしたと言うのはピント外れな要求と割り切って子供じみた「高音質騒動」からは最初から身を遠ざけておくのが無難と言えましょう

この出力管が作られていた当時、1930年台に普及していた回路を取り上げてみました
その為には現代では全く忘れ去られてしまった珍しい部品が必要になります
当該パーツは古い回路に詳しい旧知の部品屋さんに相談して用立てて頂きました

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またまた、終わりなき穴あけとの戦いでした
特に今回は2chが1シャーシなので飽きるほど穴あけに励みました

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軽量な実装部品をつけたところ
このくらいの規模のアンプとしては想像以上の高級な部品を採用しています

特にコンタクト・パーツには絶対の信用が置けないと運用を初めて後に原因不明の不具合に頭を悩ますことになります
ならば、少々のコスト増を受け入れて信頼の大なる部品を出来るだけ採用しておくことが重要と言えます



今回の記事は、このブログ開始以来 初と言えるほどの珍事なのだけれど
アンプ制作をリアルタイムに書きました
なので、制作工程は現在ここまでです、進みましたらリアルタイムで実況を続けます






ちっちゃいEQアンプ

kさんのご自宅のMonitor Gold in オリジナル オートグラフは現状でも世に並ぶもののない様な威容を誇っているのはそれを聞かれた多くの方の意見が一致するところだと申せましょう

その上で、もちろん現状に全く不満は無いけれど遊び心が湧いて来て、ゲルマン人の作った針を使ったらどうだろうか?
と、ご相談を受けました

大体、狙っているところの想像はつきました
おそらく、ドイツリートをほんの少しだけ硬質なエッジの効いた発音で聞きたいと思われたのでしょう

今の私は、意地悪な心持ち(本当の意味でご本人のためだと思うから)で、「音を良くしたい」から頼みたいと言う要望は一切拒否しています
そんな(手持ちの機器への)裏切りの気持ちで「グレードアップ」を図ろうという浅ましい下心に答える気には到底なれません

しかし、たった1枚のレコードやCDに対してでもなんとか本質に迫りたいと思う気持ちには全力でお答えしようと思います



ご要望は以下の通りです

・Ortofon SPU EMT TSD-15を対象としたRIAA-EQアンプ
・入力はハイ受け
・出力もハイ出し
・次段はプリアンプのライン入力(Ecc83 2段)
・高さは8cm以下
・大きさはお弁当箱程度
・しかも電源内蔵

中々の厳しい条件ですね
厳しい要件のほとんどは電源内蔵によるノイズの問題になるでしょう

しかし、回路はお話を聞きながら既に決まっていました、これしかありません
でも、その回路での制作の事例は恐らく地球上では皆無でしょうし(つまり、宇宙初?)成功の保証は全くありません


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この写真の上の奴ね
わあ、懐かしいなあ、ブログを始めた頃はV76も使っていたんだ


回路図はネットでもありませんが、仕様書の中にはちゃんとありました
この回路はちょっと「やっちゃって」まして、アンプではまず使うことのない部品を増幅の核心的箇所に挿入して成立させています
その辺りが成功するか分からない。という部分なんです

年明けから

・回路・定数の決定
・部品手配の所でコロナに巻き込まれて外国から荷物がつかなかったり
・シャーシの手配
・実装の入れ込み・・・部品配置のことですね・・・シャーシ内が狭すぎて1ヶ月以上悩みました
・ある日何かを見ていて突然閃いた
・そうだ!2階建てでいこう

2階建ては妙案だったけれど、メンテナンスは大変になるなあ
私はガレージメーカーや自作アンプの修理をお断りしているけれど、それはメンテナンスすることを想定して作られていないから
良い音のするアンプを作ろうと思っているアンプは例外無く良い音が・・・


そうだ!ユニット基板を3個作って不具合が有ったらユニット交換をしよう!!
外したのを修理してバックアップにしておけば良いじゃん オレって天才?  普通か

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これがユニット
出来てから見るとどーって事ないんだが、これの配置に1ヶ月以上掛かった
これだけで、1ch分のNF-EQとラインアンプ1段の全てです
苦労しただけ有ってシンプルに見えます・・・これを見ながら白米3杯行ける様になるまで頭を捻りました

カップリングだけは新品だけれど、信号内は米独のヴィンテージ部品を使っている

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シャーシに高さが無いのでパワー・トランスは横置き

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真空管やブロック・コンデンサーもみんな横置き
ECC82であれば大丈夫だったんだけれど E80CCのおかげでL字アングルをお手製で制作

また、スペースの関係上チョークは無し。と、言いたい所だけどオリジナルも無いのでここはそのまま
いよいよノイズは大丈夫か?・・・オリジナルはそれでも水を打った様な静けさ・・・それだけを頼りに

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1階を施工
配線を済ませ、六角延長ボルトを立てて2階の棟上げの準備

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無事2階建てが完成しました

本当は、アンプの理想はガランドウのごとく何も入っていないかの様な状態が良いのだけど
今回はユニット基板からの配線がちょっと騒々しいね


作る際のポイントは、増幅の3要素のラインが近接しない様に気を配ること
それと、ACとDCのラインを区別しておくこと
ラインの取り回しに際しては、電源を入れて実際にノイズ量をチェックしながら決定

自作マニアは最短距離で繋いだ方が音が良い!と思っているんじゃ無いかと言うのが多い  あかんぜ
急がば回れは歩道橋だけにあらず


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今回は、プリアンプのラインアンプを使うので、EQの後ろから信号を取り出せる様にしました
将来のオプションとして このアンプを単体の小型プリとしても使える様にバッファーを入れておいたので
端子も事前に準備しておきます

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くそシンプルなフロントです

左側は将来使うかも知れないので空けています
ここに左右独立のポテンショメータとセレクターを付ければ立派なプリアンプになります


さて、構想は半年もかかったけれど、作り始めちゃえば
シャーシの穴明けから音出しまで日/5時間労働で3、4日くらいかな(乃木坂46時間TVのおかげで能率悪し)

特にプリアンプを作るのは段取り9分だから、配置や取り回しの計画にいくら時間をかけても良いね
問題はその計画通りに実装できるか?どうかだと思う
往々にして、立派な実装配線図を書いても似ても似つかない様な物体を作るのでは苦労が報われない

腕を上げるには「場数」が一番。と言いたいのだけど
自作アンプをいくら数作ってもダメだと思う
物凄い秀英、英傑が莫大な予算と膨大な検討の上に生み出した名機を沢山いじることが大切
何も何百万円もするウエスターンの1086アンプを分解せよと言うんじゃない
数万円くらいで手に入るラインアンプをしゃぶり尽くすだけで、億万の勉強が出来る
もちろん、受け取る側の心がけが一番大切なのは言うまでも無いのだが

RIAA偏差は 低域で+1dB 高域で−0.7dB位かな、追い込むこともできるけれど2階建てにしたのでもう大変だからこれで一旦持ち込みます

ヒーターはいつもの通りAC点火
1時間ほど通電してチャージしたらウチのスピーカーでもノイズの問題はなし、オートグラフでも大丈夫でしょう

昨年、80cmウーハーをマルチでやっている人に、ヒーターノイズがあるからDC点火にしてくれと言われて
音質の保証無しならやらんことも無い、でやったけれどやっぱり音は好かんなあ
もう2度とそんな機械は作らないと心に誓った

音はねえ、言葉にするのもバカバカしいのだけど
本家は当然イン・アウトにトランス積んでるし、違う物体なんだから同じ音になる必要も無し
マジック・フルートこと エレナ・ベルガー嬢がご機嫌で歌っていたので満点合格です