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「GRFのある部屋」さんのお宅へお邪魔しました。

オーディオというものは沢山の人が熱を上げる対象としては中々に良く出来ていると思います。

オーディオの趣味は機材を買い揃えた後にこそ本当の道が待ち構えていて、それがまた何とも思いのままにならないモドカシさ、怖さを楽しむマゾヒズムを含んだもので(笑)
スピーカーやアンプを買ったりいじったりするだけでも相当に楽しいけれど、それはあくまで手段にとどまっていて(時として主従逆転の場合もあるかもしれないがそれはさて置いて)出現される音楽を聴いて初めて評価が下る厳しさこそがオーディオの醍醐味と思うのです。

そんなマゾの特質を鑑み
オーディオを愛しちゃってその仕打ちに耐えている人は沢山みえるけれど、反面「オーディオから愛されている人」=何の機械を使っても何時もあの家は良い音出してるなあ!って人は存外に少ないのかも知れません。

そんな人は同じ香りを持っている様に感じられます。
1、音楽を心から愛しちゃって離れられない人
2、オーディオの音が突き抜けちゃったら、どんな心持ちになるかを体験しちゃった人。



今日の訪問は(実は半年程前です)「GRFのある部屋」さんです。
ブログの世界ではとみに著名な方です。ご案内を頂いてゆっくりとそちらのブログを拝見しました。

これはもう「1+2」に到達され魅了された方なんだと言う事は文章の端々から香って来ます。
ご住所は都心の真ん中で遠いのですが、なんとしても行かねばならんと予定を立ててお邪魔する事が叶いました。

この方はもう一つのハンドルネームを「和室のユニコーン」さんと言います。お宅にお邪魔して、まずはそちらの意味を知る事になります。

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「一角獣」の名の通り、円錐形の振動板1本で全帯域をカバーする無指向性スピーカーです。
アンプは
氏自ら調整に参画して完成された安曇野は水谷氏/サウンドパーツの真空管プリアンプから
岡山の是枝氏がユニコーンに合わせて特別に制作にあたったという真空管パワーアンプで駆動します。
フロントエンドは
emm-LabのSACDとマランツCD-34改(その内容が相当のものらしい)です。

元々のハンドルネームである「Tannoy GRF」に先んじてこのユニコーンをかけられたと言う事が氏の「聞き方」「求める物」を表していると思います。
コンサートホールの椅子に腰を沈めて、ふっと息を吐き目を瞑った時だけ感じる「あの感じ」なのではないでしょうか。

SACDの特徴を活かした地の底に届きそうな深いフロアの底から天井にかかりそうな広い空間の中に楽器の音がたち上がりました。

今、目の前に展開されているサウンドはユニコーンの特徴的な駆動方式に寄る物かもしれませんが、部屋を暗くして頂き音楽に対峙する時にはもうそのような考察をするのを私の脳は完全に拒否していました。

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ショスタコの15番
漆黒の空間に一つのトライアングル?から始まる曲は徐々に楽器の数を増やして行きます。
フルートは3管かしら。フレーズ毎に奏者が主旋律を受け渡し引き継ぎ、掛け合いをしている様が見える様です。
少しづつボデイを膨らませたオーケストラはついにトッテイを迎えると、見えるのはステージの床であり壁や天井の木質の色でした。

我が家では最近ご無沙汰な「自分の頭蓋骨の中にステージが出現する」感じを初めて他のお宅で体験させて頂きました。
違法薬物などに手を出す連中はバカだなあ!と思います。トリップして恍惚感に浸るなら優れたオーディオがあればより強烈に体験出来るのじゃないか(あっちは未経験なので比較論は想像で(爆))と。

それほどの強い印象を残した経験となりました。


このあと、アンドレ・プレヴィン氏の「真夏の夜の夢」を聴いて私は確信しました。そして「オーディオから出てくる音を無視している」方と初めて出会ったと思ったのです。
この家のご主人は音楽堂に踏み入れた時の「あの感じ」に包まれて「どこで誰が何をしているか」を聴いているんだと思ったのです。

おかしな言い回しかも知れませんが、あの感じさえ出てしまえば「音色」は文句の付けようも無い状態になっていると断言出来ます。音色を追いかけても「あの感じ」には到達出来ないかもしれませんが、逆のアプローチで達成した際にはもれなく最高の音色が付いてくるということになろうかと思うのです。

周波数応答など多くの要素が高い水準で達成していないとけっして「あの感じ」にはなりません。
こちらのお宅を見回しても、アクセサリーやケーブルの類いで苦労して(楽しんで?)いる様子は皆無です。マゾではない証拠です。道具の使い方を心得ている方に共通している境地である様です。


当日は金曜の仕事開けにお時間を割いて頂いたので、全体のプログラムは短縮板でお願いしました。
それでも少しの時間でしたが、Tー4スピーカーで平行法の実演とコーナー型のオリジナルGRFモニター・ゴールドでは交差法の音場感を聴かせて頂きました。

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こちらにも驚きは沢山あったのですが、とてもコメントを出来る程腰を落ち着けて聴いていませんので軽軽な発言は控えたいと思います。
ただ一点
最新のデジタルアンプ=先年惜しまれつつ亡くなったサウンドデザイン社の石田氏になるSDー05とGRFのコンビネーションが古き良きTannoyの伝統に新しい息吹を吹き込んで見事なプレイバックだったことをご報告させて頂きます。

しかし、私の睨んだ所こちらのお宅では一貫して感じた事なのですが、
古き袋に新しき酒を盛る・・・決して懐古趣味だけではない、かといってテクノロジーの新しさだけを誇示するのではない絶妙な時間の感覚を覚える構成・音でありました。


さてさて
こちらのお宅にはまだまだ底が見えない程の仕掛けが沢山ある様に聞いています。
また是非お邪魔できる事、そして片田舎の我が家にもお越し頂く事をお約束して、金曜日の夜のにぎわいを見せる高円寺の街を抜けて帰路につきました。


素晴らしい音に出会えました。
大変にお忙しい折、暇人のお相手をありがとうございました。




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ウエスギ研究所に行って参りました。 S/N比の値段

真空管アンプの名門であるウエスギ研究所は創業者の故上杉佳郎氏の後を藤原伸夫氏が事業を引き継ぎ、意欲的な新商品を展開してファンの皆さんも胸を撫で下ろしてることと思います。

その藤原さんが昨年我が家を尋ねて頂いたことは以前の記事にあげました。
1年と少しが経ち、先週末に今回は私が「ウエスギ研究所・横浜事業所」でもある藤原邸にお邪魔して来ました。

東京と横浜の間に位置するような絶妙なロケーションの閑静な住宅街にあるのですが、通りからは母屋しか見えません。
中庭にそれはありました。
増築というよりは母屋から独立していますので建て増しですね。当然の事電源の引き込みや水回りも個別です。
電源容量をいくらと言われていたかな?ビックリして記憶が飛びました。普通の住宅で3軒くらいの電流だったと思います。

さて、専用室の玄関〜入り口のドアと2つの重い扉を開けて中に入ると・・・・

あの感じが身を包みます。
あの・・・と言ってもですが。
コンサートホールに入ったときに、耳ではなく全身で感じるあの感じです。

圧倒的な静けさが全身の細胞を包み込みます。
お話によると部屋の中に一回り小さい部屋を作った二重構造で 18.5dB(Anet)のノイズレベルを達成しているそうです。
これだけでもう、遠路はるばる尋ねて来たかいがあるというものです。

このS/N比を獲得するには、装置とは比較にならない金額がいるんだな。と再確認させられた体験でした。

ご挨拶やら近況のお話をしている背後には、小音量でピアノが鳴っていましたが使っているスピーカーの大きさ(規模)からは想像もできない音離れの良さです。
視覚情報はALTECの15インチ・ダブルウーハーを見ているのに、そのスピーカーとは何の関係もない場所から聞こえてくるがごときピアノの音の聴覚情報は全く別世界の出来事のようで、自分の脳の中で整合が取れずに感覚の戸惑いを覚える程です。

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これがALTECとオンケンドライバー&ツイーターの3Wayスピーカー

沢山の演奏と同じだけ沢山のお話をできました。
詳細を全て書く事はできませんが、藤原さんといえばその代名詞とも言えるアンプがあります。
Victor在籍中にやりたい事をやりつくしたかのようなこだわりの固まりである・・・

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Victor ME-1000アンプ 1995年リリース 1台あたり83kgのモノラルアンプ

お邪魔するにあたって楽しみの一つであった新しいウエスギ・アンプの音は、全国から試聴会や試聴の要望が重なっていて残念ながら1セットも残さず出払っており聞く事が叶いませんでした。

その代わりなのか、おかげかME-1000を6台使ったマルチチャンネルで駆動する音をたっぷり堪能できました。
そのパワー・ハンドリングやバランス、鮮度は昔忍び込んで聞かせてもらった会社のマスタリング・センターの印象に近いものでした。
藤原さんは恐らくそのように意識はしていないと思います。

長きに渡るオーディオ製品との関わりの中で、自然と「仕事の音」に寄っているんだと私には感じました。
まあ、ご本人は否定されるかもしれませんけれど、こっちの側の勝手な印象ですからあしからず。です。

ここでひとつ驚異的な写真を出しましょう。
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大先輩自らに持って頂いて撮った写真は、マッキンのC−22ならば何にも珍しい写真ではないのですが。

これなんと・・・
板の一枚から全て藤原さんのお手製なんです!?
それも、高校生の時の!?

写真は光ってしまって下手ですみませんが、それでもコトの重大さは伝わるでしょう??
当節流行の、穴あけ済シャーシもなければ、ましてアンプキットを組み立てたのではないのですよ!
シャーシの板1枚を折り曲げて合わせる事から小さなスイッチ一つに至るまで、並々ならぬ精神力とこだわりを持って作り込まれており恐るべき高校生と言わざるを得ません。

古くからのウエスギ・ファンの皆さん。
先代の故上杉氏がお亡くなりになって、肩を落とされたむきも多かろうと思いますが私は今回確信しました。
このC−22レプリカを作った藤原(当時)少年が長じて現代に生み出す新世代のウエスギ・アンプも大変に価値ある製品だと思います。
もちろん私の確信なんか全く必要ない程、世間では評価されているので大きなお世話なのですが、音がとか、真空管がとかいうまえに、何よりもまず心からアンプを好きな一人の技術者として心底尊敬したのです。

それから最後に、

これから何か良いアンプ、それも手頃な製品はあちこちにあるけれど極め付きの1台が無いかなと思って探している方が見えましたら・・・
もう少し決断を先延ばしにしておいて下さい。

私も具体的には分かりませんが、藤原さんは近々に大きな発表が出来るように準備を進めているようです。

恐らく年末のシーズンまでには明らかにされる様ですから、終のアンプになり得る逸品をお探しの方はウエスギ研究所のこの冬の動きに注目下さるようにお願い致します。






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ハイレゾ・ファイル初体験 してきました。

元々のきっかけは、昨今はハイレゾ名盤復刻ブームのようだけれどその辺は一体全体どんな感じなのかしら?という疑問からスタートしたのです。

全くの未体験者であった私に手を差し伸べて下さったのが新潟県にお住まいのKさんでした。
田舎暮らしでは中々同好の士に出会うのもたいへんのですが偶然にも車で1時間ほどの距離にお住まいとのことで、ご無理を聞いていただきこの週末を利用してお伺いして来ました。


木の香りも残る1階の天井の高い広々としたリビングにオーディオセットがセットされていました。
東側と南が道路、西と北側には居住棟があるので近隣対しての音漏れも少なく羨ましい環境です。

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プレーヤーはLINNのKLIMAX DS/K
アンプがアキュフェーズ A-45
スピーカーはB&W Signature Diamond
見るからにまとまりの良い、素性のしっかりしたシステムの気配がします。

また、ディテールも抜かりがなく昨年にはブレーカーの上流から専用配線を敢行し、見たこともないような太いケーブルでアンプ室の直近に直接電源が引き込めれていました。
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この空間はスピーカーの背面にあり、機器群やケーブル類はほぼリビング側から見えないように設置されています。

ファイル再生の現状や操作方法などの説明もありその後は音楽を楽しみました。

訪問目のやり取りで話題に登ったクレムペラー教授の「大地の歌」をSACDでお持ちでしたからそれも聞かせて頂きました。

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我が家ではコロムビアらしからぬ冴えない音響で{?}が残る録音という印象だったので、これの確認が最初の目的でした。

表現は上位規格らしい繊細なビロードタッチのテクスチュアです。
音は文句なしですが、少し聴き進むとLP再生時と歌手とオケの距離感がほんの少々異なる印象をもったので伺ったところ、CD時代になってからも再発の度に容認し難い程の「音の変異の歴史」があるのだそうです。
この実情はアナログ音源の復刻CDやSACDの全体的な課題として捉えているようです。


昼食などもご馳走にm(_ _)mなった後は我が家にLPとCDで同一音源のあるディスクを持ち込みましたのでそれをリッピングののち聞かせて頂きました。

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いつも通りですが、80年頃の録音としては最も信用しています。色々な意味で。


この時代になるとLPで聞いてもデジタルでも聴感上のS/Nは大きな違いはありません。

再生されるステージ上の演者と演者の間の空間の「空き具合」とか「何もなさ」はLPを上回り、「おお、我が祖国よ」などの寂寥感や悲しみの感情がしみじみ感がよく伝わります。
ただせさえ情に厚いLP再生に比べても遜色ないばかりでなく凌駕する面もあり、前時代の復刻CDに比べてもソフト、アンプ、スピーカーが見事にフィットした素晴らしいプレイバックでした。

これはちょっと困ったことになったぞと思い、帰宅後改めてCDやLPを聞いてみましたがやはり少し気合を入れて取り組む必要がありそうです。

沢山の発見や確認やモチベーションを頂き、貴重な勉強をさせて頂きました。
是非近々に我が家へお越し頂けるようにお約束をしてお別れをしました。長い時間ありがとうございました。





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ふたたび歩み始めた UESUGI研究所 

1971年創業なので、今年は創業41年になるそうだ。

堅実な部品の選定、高信頼の設計、極めて実質的な価格設定と充実したアフターサービスをもって、正に日本を代表する真空管アンプメーカーのひとつである。

その名門の領主たる創業者の上杉佳朗氏は40周年を目前にした2010年12月9日に逝去された。
たくさんの関係者やユーザー、ファンの方の惜念の想いと共に今後の事も心配された方も多かっただろう。

そして翌2011年に、上杉氏が生前から後継者と請うておられた藤原伸夫氏が正式に開発の責任を受け継ぎ事業の継続が決まった。
こうして多くのUESUGIユーザー、ファンの方々は修理体制が再構築されたことと、新たな商品への期待と合いまりほっと胸を撫で下ろされたことだろうと思う。



さて、先頃のある日その藤原氏から突然ご連絡を頂き近々に長野で仕事の折に・・・との事で我があばら家に起こし頂いたのが昨日のことである。

私の方は雑誌の記事などで当然存じ上げていたし、その記事から以前務めていた会社の先輩である事も知っていたが在籍中は仕事上の繋がりが無かったから少々驚きつつ、こちらこそ是非にとお出で頂くことをお願いしたのです。

いよいよお見えになってそんな事をお伝えするとお互いに懐かしさもあり昔話に花が咲き、またオーディオ全般の造詣の深さと情熱をお持ちの方で貴重なお話を沢山聞かせて頂いた。

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上記の詳細は「ステレオ・サウンド誌 No180」に詳しい。写真は抜粋した冊子より。



実の処、在職中は評論家の高名な先生たちと仕事をさせていただく機会があっても「仕事」だからと特に緊張も感じずにご一緒していたけれど、今回のように自宅に起こし頂いたら当然音もお聞き頂いて・・・と思うとこの一週間ほどは柄に無く部屋の掃除を何時もより念入りにしたりコネクタの接点を拭ったりと緊張した日々を過ごした。

まあ、皆さんご期待の通り大変に気さくな方であったばかりでなく、時に踏み込んだお話になった際にも寛大にご意見を述べて頂けたように思い感謝に絶えません。

残念ながら、技術的な面や事業的な面の内容の全てをブログ上で詳らかにする事は出来ないが、これからも折につけその主旨や想いをここでお伝えできれば良いと思っています。今日は備忘も兼ねて箇条書きに書き留めて置きたい。


・UESUGI研究所については、いちオーディオ好きとして長年伺いたかった質問をして丁寧にお答え頂いた。
オーディオ雑誌の記事を書くライターとしては上出来な仕事かもしれないが、私の立場では過ぎるほどお伺いすることができたし、生意気にも私の想いというか願いのようなものも聞いて頂き幸せでした。


・UESUGI製品は創業以来1万台以上の商品を販売されているが、その殆どが現存しており更に大変丁寧に扱われていてキレイな状態で使われているそうです。
確かにアンプ群の外見からもそうした付き合い方をしたくなる品であると思えるし、ユーザーとなる方たちに共通な性格の細やかさがあるのではないかと思った次第。


・全く別の海外メーカーだが、ある機器の可変要素の詳細なデータを頂いた。これは全く貴重なもので20年以上も前にこのような方法が存在することだけをウワサで聞いた事があったけれど現物が目の前に現れるとは夢にも思っていなかったものだ。感謝。感謝です。


・その他オーディオ全般に渡ってご教授頂いたが、
演奏者が二人、三人・・・と増えて行くときに音量の変化ではなくエントロピーが増していく。だからフルオーケストラやオペラといった演者の多い楽曲の再生はオーディオ機器にとって厳しい条件になっていくんだ。

この点は私たち二人の意見が正にシンクロした点で、前回の記事に書いた「音響の総エネルギー」という単語をお使いになったのでビックリした。
しかも私は面積でと表現したのに対して、特にスピーカーでは立方体の「体積で」と表現されていたのが印象的だった。ファクターを一つ多く捉えているようで参考にさせて頂こうと思った。


・藤原氏の全身から醸し出される雰囲気はとても「技術者」とは思えなかった。増して、使いこなしとか音の変化の理屈のようなマニアックな話も主体的には皆無だったように思う。

昔にBMWのテレビ広告で「当社の最高経営者は全て技術畑出身です」というのがあったが、そんなフレーズを思い出したことを告白したい。
秘めたヴァイタリティ、渉外能力に長けた趣味人。故上杉氏はそんな方に船頭を渡したかったのだろうなあ?などと出しゃばったことを考えた一日となりました。


まま、このようには全て書ききれないので、少しづつでも書き綴って行こうと思う。

次回は横浜にお邪魔させて頂くように予定いたします。今後ともよろしくお願いします。








僕の心のやらかい場所を~♪ 訪問記2

オーディオを長く続けれるほど、人の心の不思議を感じることになる。

幸せを感じる箇所がビックリするほど人様々だなあ。と思う。



さて、前回の記事に登場頂いた愛好家の方は、気に入った機材があると何でも「予備」と「予備の予備」と「予備の予備の予備・・・」を揃えなければ気が済まないのだそうだ。

実は昨夜電話で話した方も、同様のことを仰っていたので一人だけのことではないがどうやら必要以上(笑)に経済的な余裕のある方の特徴かもしれない。
このブログで何度も宣言している通り「コレクター気質0%」+「貧乏性」の自分には全くマネの出来ないことなので出るのはため息ばかり。


では、一つのドライバーユニットを写真に収めたので、兎に角ご覧頂こう。

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まずは、Jim Lansing銘のシグネイチュア375 


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同じ頃の製造だと思うが「AMPEX」に供給されたもの。
この写真を見て気付いたが、細かい仕様が少々異なるようだ。


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銘盤が撮れなくて残念だが、「Westrex.co」のT-530  だったかな?これも供給品。
一回り大きい?(本を調べたが、同じものらしい?本の情報は眉唾の部分も多いので未確認)



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では、最後に本命を!これは私も始めて触れた。
フィールド・コイルの「285」
この方のお仲間のお宅や他所で「287」は何度か見たが「285」は初だった。(と、言っても外見ではなんの違いも判らないが)


で、おまけにもう一丁!
上の写真で横に写っている箱に気付いた方は、立派な病気なので早くお医者さんに掛かりましょう(~_~)
「285」の電源とは違うものです。

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これを使っているユニットは、DだかAかしらないけれど130系の15インチだそうだ。箱の中だったので残念ながらお顔を撮ることが出来なかった。
上述したように「287系」は時々見かけるが、ウーハーユニットは正真正銘の希少機種。

むかーしにアメリカのオークションで1本だけ写真を見たことがあったが、2本揃っている現物の近くに立つとは思わなかった。

若い頃だったら「これ、くれっ!」と、大騒ぎしていただろう。今はブレーキが掛かる。ついに大人になったのか?


室内をもう少し散策していたらこれを見かけてしまった。
PICT1376.jpg
なぜか?荷造りひもにぐるぐる巻きにされているが・・・2セットある。

前言は全て撤回しますから、これを譲ってはいただけませんか~?

コイツが「僕の心のやらかい場所」だったというオチがつきました。




さて、ひとつお願いがあります。

もちろん、通常の「ご感想」や「連絡事項」などのコメントは大歓迎ですが・・・


JBLやマッキン・マランツのような有名ブランドを記事にすると、あまり建設的でないと思われるコメントを唐突に頂くことがある。

私自身はこちらの専門ではないので、こんなものあったよ!という現物の写真の報告だけに留めます。
自分で使い込んだ訳ではないので、音に関してはなんの感想もありません。
(もとより、どんな機材でも使っていれば自分の音にしかならない。というスタンスです)

よって、詳細な系統や仕様に関しては全く返答できませんことをご了解下さい。