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必要に迫られて「コンセントプレート」を作ったぞ!

このブログを始めてからアクセサリーのカテゴリーはこれで7件目。とてもオーディオやっている人のブログじゃないみたい?

さて、まずはこれまでの我が家における壁コンセントの歴史をちょっと振り返ってみたい。

最初は住宅メーカーさんが付けてくれた確か東芝の汎用品。
その後雑誌などで記事になっているのを目に留めて手軽に入手できた松下電工(当時)の医療用のメッキしてあるやつに変更。

それほどの「激変」の記憶は無いのだけれど、なんとなくギンギラギンな落ち着かない音に耐えかねて2日程で撤去。
同じ松下電工銘ながら相当長い期間売れ残っていたと思われるメッキなしのふるーい見た目のに変えて、確か・・・250円か350円だった。これはまた素直で落ち着く音。1年間くらいは使ったと思う。

その後、上大岡の京急百貨店にあるヨドバシのお兄ちゃんが熱心だったので「フルテック」というメーカーの何とかメッキのを2個買ってみた。2つで3万円くらいだった。最初で最後の高額機。

これは、ちょっとビックリ。
旋律楽器が手前に歩みだしてくるような感じ。丁度Jazzを聞いていてソロのパートで奏者が立ち上がっているような・・・高い部品の音って言うのかな。でもオーケストラでは舞台の上を手で掻き回した感じ。これも直ぐに売った。


結果的にメッキは止めよう!となって現在はハッブル(米)の1200円位のを主要な場所に使っている。
我が家では楽器の位置関係に矛盾が無く聞こえるという理由でもう長い付き合いだ。

ところが、このコンセントちょっと気に掛かることがある。まあ、UL規格の物はどれも同じだろうが、壁に押し付ける部分の金具が小さくて随分と心細い取り付け方になる。
コンセントを付けている高さの壁には腰板パネルがあるので、削れたり凹んだりはしないがそれにしても軟じゃないか?

そこでと、思い立ってコンセント・プレートを取り合えず自分で作ってみた。



そうなると流石は森林王国長野県、実家の周りに「木工団地」などという地域があったりして、銘木の端切れが手軽に入手できる。

最初に作ったのが「栗の木」約20mmをメイン・アンプ(L+Rのペア2個)に使ってみた。
PICT1092.jpg
これは四隅を構造体に直接ネジ止めできるようにしてみた。コンセントはハッブル製 詳細は忘れた。

さて、期待して聞いてみた。

こりゃ、ダメだ。
兎に角、尻が重い。高音は詰まっているし。細かい余韻の信号がバッサリ切り落とされて、我が家の一番自慢?「残響の長い大きな空間」に居るぞっていう印象が無くなってしまった。


これは一体どうしたことか? クリがいけないのか?
そんなこともあろうかと、買った材木は全部で3種類。

続いて「一位の木」を試してみる
PICT1091.jpg
こちらはコンセントを取り付ける長いボルト2本でプレートも一緒に挟みつける取り付け法。
この写真はレビトンのコンセントに付けたときの写真。

うーーん。
これもハッキリしないなあ。
クリよりも軟らかいからか締まりもイマイチのような気がした。

最後に付けたのが「やまざくら」
おおーっと。かなりいいぞ! 響きが戻ってきた。
ただし、板の軽さそのままなのか、下(低域)が軽く、ハイ上がりに聞こえる。

*****  結局、一月近くかかってなんとか宜しそうな局面にたどり着いたように思う。  *****

そこで、この経験から気付いたことをメモしておきたい。

1.木の板を叩いた音の印象は比較的素直に再生音に反映すると思う(昔からの言い伝えは正しいってことかな)

2.これも言われることだけれど、ネジの締め付けトルクを変えても聞いた印象はかなり変わる。
しかし、我が家では中途半端な締め付けを残したくない(時間の経過と共にネジが緩くなる⇒音が変わるのはまずい)のでしっかりと締め付けた状態のみで検討した。

3.プレートの固定方法
家の構造体に直接付けるという方法は響きを殺してしまったのだろうか?
上記2)の結果も合わせると、やはりあまりにも強く固定してしまうといけないのかもしれない。

ただ、響きが無い方がハッキリした音。とか、分解能の高い音は強固に固定した方が顕著に表れるようだ。
オーナーが何を求めるかによって固定方法の評価が変わるのもまた当然の結果だろう。


以上の音の差は結局のところ周波数分布の微妙な変化で説明の付く範囲の気がする。
人は、0.数dBの微妙な凸や凹を「明るい音」とか「重い音」と感じ取るのだと思う。

そう考えてから改めて聞きなおすと何か重要な事を見落としているような気がした。

実はクリの板には着色ニスを塗ってあり、「一位」と「やまざくら」は透明ニスを塗っていた。
上の2枚の写真でその違いが判るだろう。

もしや、と思って紙やすりでクリの着色ニスをあらたか削り落としてから再度聞いてみて、何とか行けそうな感触を掴めた。

          

あくまでも我が家での結果だけれど、コンセント・プレートの音色の差(?そんなものがあるなら)は

ニスの素材   厚塗りや高分子系の塗料なんかは木の音がしなくなっちゃうのかしら?
板の固定方法  やっぱり響きは大切なのだと再確認した
材質      叩いた音は信用できそうだ。

の順に影響力が大きかった事になる。


全体の成果に気を良くして、45mm厚の「みづき」のブロックと「一位」の底板でコンセントBOXも作った
PICT1095.jpg
底板の先がでこぼこしてるなんて言わないで。木の皮を活かしたデザイン(のつもり)なんです。
もちろん透明ニス使用。
でもスタンドアローンのコンセントBOXは壁コンセントほど音の変化は無かった事も報告しておこう。

そして、今回の実験でのコストはプレート3種6枚とBOXを2つ作って総額1900円ほどで出来た。

(コンセント設置には電気工事士免許が必要です)







ボリュームで音が変わる?って、ウソだろう!

恥ずかしい話ですが、我が家には「音量調節装置(又は部品)」と言っていいものが20種類近くあります。

別に、取り替えて音がどうした!というような聞き比べをしたくて揃えたわけではありません。
ラインアンプを買ったときに付いてきたものや、海外から買う場合は2,3台購入しても送料の方が高くなってしまい、悔しかったので少し多めに頼んでいたりしたら増えてしまったのです。

まあ、半分くらいは付け替えたりしてどんな感じに成るかは把握していた心算ですが、結局15年近くエックミラーのW-68と過ごしてきました。

ここで、其々の音の違いレポートなんてのを期待されている方もあるかと思いますが、スピーカーから出る音は音量調整機以外の要素の方が大きいので、私が口角に泡を飛ばしてみても始まりません。興味のある方は御自分の装置でお試し下さい。としか申しようがありません。

そのためにも、今日も構造についてレポートします。
DSC02749.jpg
1970年頃(未確認)の製造なので、板カーボン上を接点が擦動するタイプです。

これ以前のエックミラー製のモノに比べ幾つかの「改善=コストダウン」が見られますが、そこはさすがにドイツ人!
安かろう・悪かろうではなく、きちんと性能の向上を獲得しつつ生産性の向上を達成しています。

DSC02751.jpg
まずは、スライド機構ですが、
以前は精度の高い鉄製の丸棒を貫通させる形でツマミ、接点一式を動かしていましたが、上の通りボールベアリングに変えています。

コストの掛かる高精度の金属加工を捨て、ベアリングにした事で、多少ジョリジョリと妙な感触を残しますがフェーダーとして求められる、決めたいポジショニングに一発で決まることと、長期に渡る安定した動きを獲得しました。

また、稼動接点から導通を引き出す為のリボンには写真の通り、プラスチックのガイドを付けました。
これでリボン切れという最大の構造的弱点に一応の対策を講じました。
確かに、今回クリーニングをした際にも随分と気兼ねなくできましたから、強くなっているのでしょう。


今回求めた機種は W-66a-V というもので一般に流通しているW66とは若干異なるようです。(時代が遅いか)
DSC02748.jpg

さてさて、そうは申しても自宅の装置にはこれを付け替えただけなのでW-68との差を少し申し上げておきます。

一言で申すと、音場型のW-68に対して、音像型のW-66vとでも言いましょうか。
結構、微妙では無い差がありました。

最近随分とピアノに凝っていましたので、躊躇なくW-66vを選びました。
弦楽に関しても音そのものは軽い薄い板の感じを上手く表現してくれます。

ということで、ホール内の空気感とか距離感はW-68に一日の長があるようですが、今後の伸び代も期待してW-66v
採用」です。  今のところ  2つ半です。(堺 正章さん風に読んでください)

先日、ある人がエックミラーの60年代のものを欲しいと言われたのですが、高インピラインへ挿入すると仰るのです。
勿論、お止めましました。しかし、将来はLowインピでやりたいというのでお譲りしましたが、インピーダンスの事を(数字の持つ意味ということだけも)お解かりになっていないようでした。
私とて交流理論としてきちんと説明できるかと問われると尻込みをするところですが、せめて受け側は(少し)高めに受けてあげる。程度のお考えを持ち合わせてからオーディオを楽しまれるようにお願いいたしました。

米国のDavenと比べてどうか?とか英国の何と比べて良いか?
などと勘繰るよりも大切な事をお忘れになっていては、何時か飽きが来てしまうと言うもの。

末永くオーディオを友とするためにも、是非お気付き頂きたくと祈るばかりです。

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エルン 冴 レベル9 使ってみました

初期盤を始めとする中古のレコードをお使いの方にとっては、効率的なクリーニングは永遠のテーマのようです。
NET上のあらゆる掲示板で激論が(あまり建設的ではありませんが)交わされていることからも大きな感心ごとであることが伺えます。

私は数年前から2社のクリーナーを合わせて使ってきましたが、結構なコストになり、一月ほど切らしたままで購入を迫られていました。

そんな中、このところ評判の新製品が発売されたという話がありましたが、市内の販売店にて取り扱いのあることがわかり、昨日出向いて購入に至りました。

発売元 リバイバルインターナショナル合同会社  
商品名 エルン冴ストレングス 表面処理剤 レベル9
専用ワイパー エルン 妙 20枚入り
購入価格  2点セットで 3000円程
DSC02519.jpg
これを選んだ最大の理由は、天然素材を使用していることと、SPレコードにも使えるとクレジットされていることです。


さて、手元のCDから処理をして聴いてみました。
処理時間 これは大変短時間でした。(大量に所有する人にとっては特に素晴らしい点です)
また、スプレーのミストが、思いの外広角に噴射されますのでCDですと1回の噴射で充分のようです。また、拭き取りにも時間はかかりません。

さっと聴いた感じは音場の中が落ち着いた感じになるようです。
私にとっては歓迎できる変化ですが、オーディオ的には物足りないと感じる人もあるかもしれません。
試しに以前流行ったCDのエッジを緑に塗ることもやってみたところ、また音の輪郭が強く出ました。
相対的にクラシックの盤には冴の処理だけに留めておいた方か良いようです。

LPでの印象
今回はテストの意味合いもありますので、比較的新しい(といっても30年ほど前の)レコードで試しました。
ここでも、作業時間は短くてよろしい。しかし、乾燥時間は15分ほど必要とあります。

SPでの印象
ここでは意地悪く、表面が乾いた感じになり、抵抗が出て演奏不可能なレコードに処理してみました。
結果はこれを再生することはできません。 しかし、何度か処理を繰り返すとどちらかへ変化する可能性(全くダメになるか、良い方へ変化するか)も有りそうなので今後の課題とします。

対して通常の状態のSPレコードは、こちらも音に落ち着きが出てフォルテの場面でもサウンドボックスの飽和感が減少し聴き易くなりました。
これは望外の成果でした。


今回は速報ですので、所謂高額盤には処理していません。
今後、気付いたことがありましたら追加で記事を書きます。
現状では、(盤質に悪影響が無ければ)特にSP盤にはかなり有効ではないかという印象です。


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使っているケーブル (アーム~プリアンプ)

DST用プリアンプを頑張って組んでいます。

今日はいつも使っているアームからプリへ行くケーブルをご紹介します。
このケーブルは、1960年代の「Eurodynアンプラック」の内部配線材で、マイク入力を入れる箇所に使われていました。
DSC02090.jpg
右が外被覆を一枚剥いたところ。左がケーブルを露出させたもの。
芯線x2本、シールド線と単線の2芯ケーブルです。

右側のケーブルをもう少し剥いでみました。
DSC02092.jpg
左下が一番外側に巻いてあるシールド用の銀紙です。
中を通っているものは、
左から
①信号線 (茶)
②信号線 (白)
③シールド線 (多分錫メッキ線)
④芯材  (その1、多分、麻)
⑤芯材  (その2、多分コットン。心材で曲げの強度を出しているのか?)


では、次に信号線の被覆を剥きます。
DSC02094.jpg

一番右側がポリエチレン風のチューブです。
その左から4本(多分2条巻き4本)が、コットンの糸です。

芯線にもまだ1条残っていますので、全部で3条の糸を巻きつけてあるようです。この糸は1条づつ逆向きに巻いてあります。
まったく、手の込んだことを!
芯線自体はエナメル線で、表面の塗布材を落とさないとハンダが出来ません。


さて、私には一つの確信があります。(証明はできませんが)

Klangfilmに限らず、WE等のコンストラクターはこのようなパーツを作る(または、他社の物を採用する)際に、「音がいいから」という理由では決めてはいないだろうということです。

あくまでも、「スタビリティ」を採択のプライオリティとして粛々と仕事を行っていたに違いありません。

WEのケーブルにすると音が変わるだとか、こっちの方が構造がこうだから音が良い。などというのはずーーと後になってから(特に商人が)取って着けた理由に思えて仕方がありません。

きちんとした仕事を確実に実施すれば、きちんとした音になるというということは至極当たり前な因果ですが、
逆に考えると、多くの部分品がきちんと仕事をできていない実態は、何十年も昔のケーブルを有り難がる人が未だに絶えない事が証明しているかもしれません。
勿論、以降のものでもきちんとした部分品は沢山あるでしょうが、そうでないものが多すぎて、時代で括られて損をしているかもしれませんね。



私がKlangfilmのケーブルを使っていると聞いて、「音の傾向はどうか?」などと訪ねる人が居りますが、繰り返しになりますがケーブルは音を発しません。
発声するのは幾つもの部分品を通過した末のスピーカーだけですから、ケーブルの音についての言及はとても叶いません。

しかも、十数年アームにはこのケーブル以外を使ったことがありませんので比較も出来ません。
裏を返すと、それ程不満が無いということだと読み取って頂ければ私の申し上げたいことはご理解頂けようかと思います。

なお、これだけ手の込んだケーブルの外経は、隣のM3ネジの太さに及びません。Klangfilm恐るべし。
DSC02095.jpg


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fo.Q ってすごいね

横浜市青葉区に大変お世話になったオーディオ屋さんがあります。
ある日、fo.Qの試作品を頂きました。当時はヘッドフォンにペタっと貼って、おお、感じが変わるなあと感心していました。

EMT-927をインシュレーターに乗せる時、金属同士の擦り合わせは悪かろうと思い、何か挟むものはないかと探していてfo.Qのことを思い出しました。
ヨドバシの売り場を覗くと、新商品と入れ替えの為特価!!とあるじゃありませんか。
これはと在庫のA4サイズ4枚分を買い占めました。
DSC02087.jpg
整振効果によって、さぞかし静かで正確な音が出るだろうと期待は膨らみます。
幅1cmほどに切り分け、インシュレーターの縁に沿ってぐるりと貼り付け、927を乗せていざ音出しです。

なんじゃこりゃー
微少信号ががっぽり無くなっていますし、低域まで淋しくなってしまった。
結局、シナのツキ板を敷いて一件落着しましたが、fo.Qの効果にはビックリしました。
説明書きには「使いすぎに注意」とあります。それにしても・・・


我が家のバフル板は片持ち支持の補強なしです。
もしかして、補強したらスッキリするかと考えて、使わなかった件のfo.Qを4枚バフルの隅に張ってみました。
まあ、殆ど変化なし。バフルの面積が大きいからプレーヤーの様には行かないなと思いそのままにしていました。

さて、今回の改修でAD-1アンプはかなり筋肉質になったようです。
そこで、思い出したのが貼っておいたfo.Qのことです。余韻成分を期待して取り外しにかかりました。
そこで、2度目のビックリ。

全然違うじゃないかー! 
外して改めて分かるfo.Qの効きの凄さでした。


先週書店に立ち寄った時に見つけた本がこちら
DSC02088.jpg

「音づくりの新常識」 福田雅光氏著 音楽の友社刊

電源コードやコンセントなど最新のチューンナップ手法が記されています。
私はこんなですから、この手の情報には疎い方ですが、多くの項目は何らかの経験があることでした。一つひとつ確認しながら上手く応用できれば音質の向上につながろうかと思います。ただし・・・
読後感は「ここに書いてある通りどーんと全部実施したらえらいことになりそうだな」ってことでした。

オーディオは途方も無い数の要素を含むバランスの上で成り立っているものだから、携わる者として一番大切なことはバランス感覚に他ならないと思っています。
ある一箇所が変わると、別の場所の評価が善にも悪にも変わるということです。

個々のインシュレーターなり、コードなり、アンプなりの部分品が固有の音の特徴を持っていたり、増して優劣があるとは考えていません。
何よりも、何処かを変更したら音を評価するまで短くて2,3ヶ月は見守らないといけませんし、その頃には前の音なんて正確に覚えている訳がありませんから比較自体が意味を成しません。

それら多くの要素が複合して作用しその時に唯一つの音を「スピーカー」が放出しているだけです。


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