CD初心者。研鑚!

尊敬するクレムペラー教授のウィーン芸術週間のCDがリリースされるんだってね、これを聴かずには居られるかい。君?と誰に言ってんだか分からない問いかけをしながら、フッと室内を見回してみてもCDプレーヤがどこにも無い!!!ピーンチ  2,3年前のことです。
あちこちに網を張って何とかよさげなのを1台購ってみました。わーいわーいと最初は喜んでいたのですがそのうち殆ど聴く機会がなくなりました。
割と評判の良い欧州製の業務機(我が家は200Ωか600Ωでないと入力できない)だったのですがどうも芳しくありません。

今年の初め、これでダメなら仕方がねえや。という不退転の決意を持ってEMT-981を買ってみました。ええい、ものはついでだ、とクロックも買って自分なりの決着を目論んだのです。
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随分としっくりきました。アナログのラインと同じような音がします。
アナログに近いなどと言っている時点でCDの至らなさを公言しているようで、自分の不勉強をさらしているのは心苦しいのですが最近あることに気付きました。
CDをトレイに乗せてPlayボタンを押すだけだと、椅子に座ってからイマイチ気が入らないんですね。
自分の改良は何時になったらできるのかなあ。

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トーンアームはやじろべえか

現在プレーヤをもう1台考えておりまして、その為に待機状態にあるアームからご紹介します。
1本目は、もう唯好きだ!というSMEのプロトタイプです。
好きな理由はまず、コネクターA,B両用なのでEMTを含む多くのカートリッジが刺さること。素材やナイフエッジの感度によってカートリッジの重量への対応の幅が広く、正にユニバーサルといった汎用性も美点です。

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これは親しくさせて頂いている英国のスタジオから譲ってもらった物ですが、軽いカートリッジを使っていたのでしょう。ウェイトを削ってあります。>>>重量級つかえないじゃあないかー(涙)

次はNeumannのDST専用アームZ-25です。これは自立型で約3kgのオモリが付いています。カッターレースがあればこのまま置いて使えますがこれからの楽しみとして計画を練っています。
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今日の最後はOrtofonのRF-297です。恐らく初期の物で端子は平行2ピン。モノラル用です。この時代はOrtofonもまだ業務用中心だったようで自社ブランドのカートリッジもAコネクターしか作っていません。(モノラルカートリッジ編参照下さい)
こちらのアームはEMTのR80後期型(EMT-927の前身といわれているモデルです)やOrtofon自社製のカッターレースとセットで使われていたLyrecの原盤検聴用プレーヤなどにセットされていました。

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よく聴くレコード2

今回も機材変更時によく聴く、頼りになる1枚です。
人様からは「なんでこれ?」と言われかねない1枚です。聴いたことの無いオーディオフリークなら尚更です。しかもMehtaとは・・・
この程度のマイナー加減ならばレンズに例えるなら「アンジェニュー」クラス行きますか。まあ、いつまでもプラナー、テッサーでもないっしょ。と答えておきましょう。

かつてあらえびすさんが言った言葉「よき曲、よき演奏、よき録音」を体現している1枚と言って申し分無しと思います。脳ミソをリセットして純粋に音楽を聴けば誰にも分かる逸品だと思います。

Decca(London)  SXL-6440 (CS-6661) (Test Pressing)
Bloch Schelomo /Voice in the Wilderness
Janos Starkel IPO Zubin Mehta
1968?
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この盤はLondon向けのテストプレスです。レコード会社が正規盤を発売するまでは幾重ものチェックを通りますが本盤は中期過程頃と思われます。
まず、レーベルはDeccaお得意の赤青&外周にストロボパターン付きの物。初期は白一色。
A面とB面はそれぞれ1枚づつに切られ、片面のみ演奏可能なものが2枚組になっています。
当然裏面は模様があるだけで音溝はありません。
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収録内容は万年筆で手書きされています。
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モロッコから荷物が届きました(昨今、整流管事情)

それほど大昔のことでは無いと思うのですが、かつてWE555を購入したときの金額は18万円でした。ちなみにWE41,42はどれでも1台15万~18万円です。
そのころ、整流管といえば二束三文で大型の5U4あたりで3000円くらいでした。
ドイツの球も多少はあってValvoのG2004を2000円程で何本か購入した記憶があります。

時は過ぎ、このところ往年の整流管はめっきり流通量が減ってきたようです。あっても10000円を超えるプライスタグが付いていてとても手を出す気になりません。
特にUFソケットのRGN2004、2504は高額になってしまい3万円程度まで上昇してしました。

15年ほど前に作ったAD-1sのG2004がそろそろ換えどきと思っていたのですが、このような訳で二の足を踏んでいたのです。
元々Telefunkenの推奨回路では必要な電流値からサイドコンタクトのAZ-1が指定されていたのですが、UF足の方が将来的に互換の球が多くてよかろうと思って選定したのが15年を過ぎて完全に裏目に出てしまったのです。

あるときフランス語でこんな文面を目にしました(読めないので想像)
当方はS&HのAZ-1を新品で4本所有しておる。所望する者があれば、そう申されたし。
その価格はEUR49.00 送料は亜細亜までEUR20.00  モロッコより

モロッコよりって?どこだっけ?確か映画カサブランカの舞台になったとこかしら。
そして2008年12月26日。件のAZ-1ははるばる海を越え極東の島国まで届いたのです。
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中身は想像以上でした。正真正銘のSiemens(S&H)でロッドNoどころか個体No(シリアル)まで4本続きの新品です。欧州からの荷物はある程度残念なカントリーリスクを見込むのですが、モロッコは正直でした。Funke W-19での検査でも全て60mAを超えており新品間違いありません。正月休みにはソケット改装の楽しみができました。これでひとまず安心です。

そして、何よりその旅情を誘ったのが、アラビア文字(?)の書かれたモロッコ郵便局のゆうパック(そんな名前じゃないか)の段ボール箱でした。

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未開封の球を開けるの巻き

カメラに興味の無い方にとってはのっけからつまらない話で恐縮なのですが、有名なドイツのカメラメーカー「ライカ」にはカナダに現地法人がありました。
ここは販売だけでなく、70年頃には著名なレンズの開発やオリジナルのカメラボディの設計、製造まで行う独立した事業体だったようです。
さて、このErnst Leitz Canada(エルカン)の作ったカメラで米軍に納品されたKE-7というモデルが有りました。しかし、理由は定かではありませんが米軍は購入数の約束を反故にしてしまい、結構な数のKE-7が残りました。10年ほど前ですが、このKE-7の未開封新品というのが日本の市場にも出回り一時は400万円レベルで売られていました。

あるカメラマニアがこの未開封のKE-7を思い切って購入したのですが、もったいなくて開封できません。外科医だった彼は、普段はそれこそ神棚に祀り上げていたのですが、時々心配になり「レントゲン」で透写写真を撮り、件の中身が入っていることを確認しては胸を撫で下ろしていたそうです。

ここまでは笑い話ですが、未開封の真空管を使わなければならない事態に陥った時はいつもこの話を思い出さずにはいられません。
少し前に、TelefunkenのRE304を開封しましたら、データシートと漫画の紙が入っていました。
罪深いことをしたような気持ちになり、贖罪の気持ちも手伝ってこのシートを額に入れて部屋に飾っています。上のお医者さんを笑う気にはとてもなれませんでした。

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今年開封したREN904、RE304の箱と下はRE304に添付されていたシート。EF-12speは未だ未開封。スペティアーレというのが開封にマッタをかける・・・

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ネジのはなし~ドイツ製品への畏敬

今回はなぜ、ドイツものに心を奪われたかという、その辺のお話です。長い駄文になってしまいますがよろしければ、いや是非読んでみて下さい。

中学生にして音の出るカラクリに魅せられた私は、希望の高校に合格したら自分のステレオを買ってもらうと言う身勝手な、しかし有り勝ちな約束を両親から採り付け、まあ晴れて合格と相成った訳です。
その時に購ってもらった物の中に、国産某社のレコードプレーヤがありました。

アーム部には調整部分があり少し弄ると微妙に音が変わるので感じ入った訳ですが、ネジを締め上げても柔らかな感触がし、まだ締め足りないように思えるのです。そして、どれ程締め上げても微妙に動く気がするのです。それ以来、必要以上に締め付ける癖がついてしまい、後年には大切なねじ山を幾つかダメにする程のトラウマとなりましたが、ネジはアソビと摩擦で機能する物だからこんなもんだろうと、ある意味達観するに至りました。

少しの後、近所のリサイクルストアを冷やかしていたときです。独逸国はSIEMENSになる周波数発信機の残骸(店主によるとある工場から出た物でまだ使える、新品のときは百万円クラスのものだよ)がありました。金参千円也を支払い、家に帰って部品取にしようと分解を始めました。
いやはや、分解するには惜しい、それは振るいつきたくなるような逸品でした。

     これは本文とは直接関係無いのですが、独逸製可変抵抗器とその元箱です。
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     あの終戦から2年、ただのRheostatにここまでするかドイツ人!!!
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前置管「EF-84」の3段を経て出力管「EL-86p-pp」というラインナップ:発信用の高信頼管です。トランス類も当然SIEMENSブランドの物が幾つも付いています。
貫通された5段のロータリースイッチにはプラスチックのカバー付き、国産モノしか知らなかった私には強烈な体験でした。

何より驚異だったのは使われていたマイナスネジの具合でした。
廻し込む際には抵抗無くするすると行きますし、所定の位置に来るとスッと停止します。それでいて、外すときにはキッという小気味良い感触と共にすべるように外れるのです。

ネジ一本で何故にこれ程違いがあるのか?
これこそは、両国の物造りに対する思想の象徴だろうと思いました。
経済優先の本邦と、モノとしてのあるべき姿を求める元同盟国。まあ、比較の対象のコストが違うこともありますが、その後、国産の高級機、業務機に触る機会が増えた後にも、この時のイメージを覆すことはありませんでした。

ここまでの話にはオーディオ機器としての音の要素はありません。
「何を言ってやがる。ネジで音はしねえ。肝心の電子回路は日本が一番なんだよ」という意見もあろうことは重々承知しています。
しかし、私というパーソナリティはあのネジを造れる国民を、ひいてはそれを造ることを許される社会全体を信用してしまうのです。

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よく聴くレコード

こちらも少しずつ聴いているレコードを出して見ます。

最初の1枚は、装置を何か変えたときに確認のために聴く1枚です。
木管、金管が微妙に位置を変えてメロディーを引き継いでいく様や、フロアの弦楽器群と、ひな壇の楽器群との奥行き感を聴いています。

元々ベートーヴェンから入った道ですので長いこと「この手の曲」をバカにしてきたものですが、失った時間を今更ながら後悔するものです。
まあ、それも通る道ですね。カメラ道楽に置き換えるとズミクロンからへクトールへと趣味が変わってきたということでしょうか。

Decca SXL-6691 (ED4 Original)
Stravinsky  Le Sacre Du Printenps Cicago.SO Sir,G.Solti
05/14/1974, Medinah Temple, Chicago, Illinois
Engineer: Kenneth Willkinson
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ジャケットがばっちいので安く買えました。レコード自体は中々のミントコンデションです。

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ステレオカートリッジ編~まとめ

これまで、EMTとNeumannのカートリッジについて見て頂きました。
今日はこれらを使う中で気付いた事などを書いてみます。

よく言われることですがTSD-15はカンチレバーが外周側に寄ってしまうことが多いようです。
自宅でもインサイドキャンセル装置の無いアーム(後日詳述します)を使っているので丸一日使っていると明らかに寄ってしまいます。
そんなときは、もう1台を使い、寄った方に紙を挟んで養生しています。これは危険を含む行為なので具体的には示せませんが、根本的な解決にはなっていません。

DSTはコネクターがEMTと同じ、重量がSPUとほぼ同じ30g前後ですのでEMT-929やEMT-997で使われる場合も多いと思います。
実際には仕様に相違点がありますので、2点ほど列挙します。
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  DSTの箱の中に入っていた取説

①右chの結線が逆(+、-)である。
そのまま使うと逆相となり、音が悪いと言って手放した人がいました。ああ、もったいない。
②コネクター端からチップまでの長さが2mm長い。
EMT-927や930に実装状態の専用アームでは実効長が2mm長くなります。この事による弊害は僅かだと思いますが、チップの磨耗などによる内周歪みの発生は純正組み合わせのときより若干早まる可能性もあるかもしれません。

ステレオカッティングレコードは素晴らしい高度な発明だと思いますが、実際に十全な状態で再生することは中々大変な代物だと思っています。最近はLPが見直されて再生機器も最新の技術を盛り込んだ製品が沢山売られているようです。中には腰の抜けるほどの高価な機器もあるようですが残念ながらいずれも使ったことがありません。どれほどの革新がなされているのか興味はつきません。
これまでに使ったカートリッジだけを頼りに、結論を付けるとチップの直下にコイルのある物が安定したプレイバックを示したように思います。

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雪は降る

まとまった雪としては今シーズン初の雪降りとなりました。
昨日、バラの枝を切りましたという写真を撮ったのですが、雪の写真に差し替えます。

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今年もまた、雪の季節が来ました。


ステレオカートリッジ編~その2

引き続きステレオカートリッジのご紹介です。
前回のDST-62は針先の動きがスムースになる様改良されたもので、比較的ダイナミックレンジの広いカッティングにもトレース可能な優れものです。
今日はそのオリジナルとなる2種類のDSTをご紹介します。

DST (Blackオリジナル) 針圧は8g以上
NeumannのレースではAM32a等に付属していたものではないかと推測しています。
一般には次のWhiteモデルの物が最初と考えられていますが、シリアルが通しNoだとすると、こちらのBlackモデルが先に生産されていたと考えられます。
参考までに箱の裏側を撮りました。左からBlack~White~62です。Neumannのロゴも途中から変わっていますね。箱自体もWhiteは62と同一構造の赤い内張りの物ですがBlackは、より簡素な形状の箱に入っています。
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出力電圧がこれ以外の物に比べて多少低い感じがします。コイルのターンが少ないのでしょうか。音の性格は一言で申し上げて「自然」な感じです。モノラルのAB-Typeを2個合わせたような音とでも申しましょうか。しかし、S/N比やEQ初段の球には厳しく、使い難いきらいはあります。
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写真の通り、アンダーカバーが無く銘板がそれの代わりをしていますが、この板の直ぐ下には0.0数mmのリードが5本も通っており、取り扱いにはかなり神経を使います。この個体の銘板は後の物と入れ替えられている可能性があります。

DST (Whiteモデル) 針圧は6.5gで使用
こちらもアンダーカバーがありません。しかしBlackモデルに比べると、心なしか造り慣れてきた感があります。
音については、全く持って信頼できるプレイバックです。前回DST-62はSXL-6700番に良いと書きましたが、Whiteモデルは圧倒的に2000番台の音です。アンセルメの物には最高にマッチングすると思います。
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DSTは私が見かけた物だけでも、まだ3種類くらいはバリエーションがあるようです。恐らくもっと沢山あるでしょう。自分はコレクターには成り得ない(性格的にも、経済的にも)ので死ぬまでの使用分しか手持ちにする心算はありませんから、これ以上増えそうにありません。
別のバージョンの物をお持ちの方は是非補完していただければと思います。お願いします。


こんなのを使っています(ステレオカートリッジ編)~その1

前回のモノラル編に引き続き今日はステレオカートリッジをご紹介します。
こちらも、レコードのプレス時期に合わせています。同じ針ばかり使うと長持ちしないかという、貧乏思考でもあるわけです。
最新のプレスと80年代以降はEMTのTSD-15です。

丸針(15μm):最近は出番が少なくなりました。SFL針に比べて重心が低く、且つ力の乗ったプレイバックが魅力と思います。

SFL針(6μm):TSD-15という型名のままですが、先端の半径は6μmだそうです。本来は最近のプレスのプレイバック用にと求めたものですが、空間感の再現に優れ、場のナマナマしさの表現が気に入り使用する時間が増えています。丸針に比べると若干低弦の重みに欠ける憾みはありますが、チェロバスの音階の判り易さ、ボウが当たった時の割れるようなノイズの表現(気持ちいいですよね)がお気に入りの理由です。

Neumann DST-62 17μm前後 針圧は4gで使用。
今から20余年前に、2回のボーナスを叩いて購入しました。当時は930と929アームで使っていましたが私の好きな言葉「オーディオに出来ること」の限界を破った品です。
SXL-6700番前後はこれしかない!との思いは20年間些かも揺らぐことがありません。
また、カンチレバーレス、ダンパーレスの為か大変に長寿です。時々高倍率ルーペで針先を確認しますが・・・これは削れる訳がない。針の寿命が来ても宝石として転用できるんじゃないだろうか?
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Neumann DST-62a 針圧は4gで使用。
古のLPカッター製造業者Neumannは独立したLP再生専用プレーヤーを作り、そこには通常の物から選別された「DST-62a」なるカートリッジを用意せり・・・ものの本にはこういう記述が見られます。
さて、<a>とは何ぞや。
これは昨年年末に購入した62ですが、シェルの根元に<a>の文字が彫られています。
もしや、もしや・・・見た目は普通のDSTですし、元箱はシリアル揃いですが特段<a>の記載はありません。真実はまだ霧の中。
詳しい方が見えましたら、是非詳細をご教授下さい。
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続きは次回ということで

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写真とカメラ 

今は大分減りましたが、一時期は随分とカメラも集めてしまいました。
モノクロの引き伸ばし器も2台使っていたくらいです。
箸休めにそんなこともこれから書いてゆきたいと思っています。
カメラは買えますが、写真のウデは買えませんのでご勘弁の程を・・・

昨日の夕焼けです。仕事先が大きな堤防の側なので、夕日がきれいな瞬間はダッシュしています。
これからもこのアングルで夕日情報をお届けできればと思っています。
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ちなみにこれはデジカメです。どうぞ、あしからず。

不思議な縁と幸運と  直熱三極管 AD-1

もう、15年以上前の話ですが。
ある地方都市の電気屋さんへ仕事で伺ったときのことです。
店の片隅に社長さん手作りの真空管アンプが埃をかぶって置いてありました。見たことのない特徴的な形の出力管で、ソケットも噂に聞くだけの「サイドコンタクト」管です。私もオーディオ好きなんですう、などと話していると、この球はドイツ製の「AD-1」といい直熱3極管とのこと。
 「もう使わないからよかったら買わない?」
心臓と頭はドキドキですが、ここで慌ててはいけません!「おいくら?」と冷静に聞きました。
 実はアンプに実装されていた以外にも新品のストックを合わせて5本あるが、「明日ゴルフがあるのでそのプレー代くらいになれば・・・」

おおー!!この世の中には間違いなく神はいる。我々不遇な者にも喜びの瞬間はあるのだ。
今の相場で考えると1本分で5本を譲って頂いたようなものです。
この時の球は、RSDブランドの電極がライトグレーの物でバルボ辺りの製造でしょうか。
その後、Telefunkenの推奨回路でシングルアンプを作りました。今でも時々鳴らしています。

次は数年前のことです、清水の舞台から飛び降りる心算でスピーカーを買い換えたのは良かったのですが、Klangfilmの資料によるとそれぞれのスピーカーには専用のアンプが用意されているとあるではないですか。以来その専用アンプのことが頭から離れない日々が続きました。

しかし、ことAD-1については神はまだ傍にいてくれたようです。1年も経たないうちに1台、そして1台と手に入れることができました。そのアンプの出力管こそが「kl 72406」
そうです、Telefunkenが業務用に仕様変更してKlangfilmに納品していたAD-1だったのです。

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写真は左がValvo製のUFソケットのものと元箱。
右がKlangfilmのkl72406と元箱。箱のプリントには小さく「TELEFUNKEN」の文字があります。
下が最初に譲られたRSDマークのもの。

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こんなのを使っています(モノラルカートリッジ編)

 少しづつですが、今現在使用中の機材を順次紹介してまいります。今日は第一回目としてモノラルに使っているカートリッジをご紹介します。
 私の装置の選択はレコードのグルーブ(溝)の太さに合わせて揃えています。
針先の太さや針圧によっては、大切なレコード自体を傷めてしまうこともあり(経験談)薄給の中ながら振り返ると数多くのカートリッジが集まってしまいました。
 下の1から順に古いレコードに対応して使っているものです。

1 EMT OFS-65 65μm SP再生用
2 Ortofon C-Type 25μm 針圧8g以上 モノラル初期再生用 主にSP復刻盤。EMT仕様に比べ出力インピーダンスが低い(Ortofon本来の)ため、S/N比等は同じEQでは条件が厳しくなるのですが中音の太さとスクラッチの目立たない特性は、SPの復刻盤には手放せない逸品です。
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3 EMT/Ortofon BC-25(通称ツノ付き) 25μm 針圧6g前後 モノラル初期再生用 Decca LXT2000番台、金文字のワルター/VPO大地の歌やDGフルトヴェングラー/BPOシューマンSymNo.4などお気に入りのオーケストラ物に使うと深々としたプレイバックが最高です。
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4 EMT OFD-25(OFシェル) 25μm 針圧5g 60年代後半までのプレスで5gまでの針圧に。あらゆる意味でスタンダードなプレイバックですね。
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5 EMT OFD-25(Tシェル) 25μm 針圧5g 普段使いにしています
6 EMT/Ortofon CA-12 Denmarks Radio 12.5μm 針圧5g やや鋭い音が欲しいとき
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7 EMT TMD-15 15μm 針圧2.5g 80年以降のプレス用 特に仏リファレンスなど。
こういったものを幾つかのイコライザー(次回以降ご案内)に組み合わせて使っています。

 ご存知の通り、近年のカッターヘッドは超マイクログルーブですので、1~5のような重針圧タイプのものでは滑ってしまうか、溝を潰してしまう恐れがあります。
 音味は初期のものほど高域に刺激感が少なくエネルギーのあるプレイバックが期待できるようです。
 出力インピーダンスはEMT仕様の方が高く24Ωが公表値ですがDCRを測ると(一般にはお勧めしません)11Ω~13Ω近辺に分布しています。Ortofonブランドの物はDC1~2Ωにありますので、本来の用法も異なるはずです。実際にはOrtofon製のプレイバックアンプにはご存知「JS」製のトランスがセットされていたようです。一方、EMTにはHafeの物が有名ですね。

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ブログ開始に当たりまして

 初めてブログというものに挑戦してみます。
右も左も分からない者ですので、ご縁があって閲覧頂いた方にはいろいろとご指導、ご支援をお願い申し上げます。

 さて、中学2年生のときに悪友に誘われ近所のゴミ捨て場にあったテレビから、そのスピーカーを拝借してきましてありあわせの材木で箱(状の物)を作り、ラジカセのイヤフォン端子に繋いで音を出したのが事の始で、この道にウン十年の時間と多少の小銭をつぎ込んでまいりました。
 人生で初めて買ったLPがオーマンディー(人呼んで「社長」)指揮のベートーベン第九でして、以降ベートーベンの音楽を通じてドイツのオーディオに興味を持つようになりました。

 ドイツ製スピーカーの最初は高三のバイトで買った「SIEMENS」の鉄火面コンビネーションです。その後「WESTERN」の世界を教えられ大西洋を渡ってしまったのですが、忘れもしない1991年にEurodynを入手して今日まで、ドイツのオーディオ一筋?で音楽を聴いてまいりました。

 いずれも製造から数十年以上経つものばかりですから、メンテナンスは欠かせませんが何分ドイツ製品は、その情報が少ないことが泣き所です。
そこで、自身のメンテ記録などをこのブログを公開することで、少しの方にでもお役に立てるならと一念発起して本ブログをスタートさせて頂きます。