Audio&Visual Fair In 松本

今日明日(11月28日29日)の二日間、松本市の名鉄ショーホールで㈱ロイヤルオーディオさん主催のフェアーが開催されています。

長野県では最大規模の見本市的な性格も持つフェアーで、近隣のマニアの方も楽しみにしている催しです。
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メーカーブースが主力商品を持ち寄り、今年も30社程が出展しています。
個人的にも、社内に対して無理が通り易い現場でした。
開発の人(オーディオ雑誌等にもちょくちょく顔を出される有名な人)や大好きな音楽制作の責任者と一緒に仕事が出来た良い思いでの場所です。

また、社長さんには家族ぐるみのようにお世話になっていることもあり、金曜日の設営とお得意様招待会のお手伝いに行って来ました。

ブースの風景を撮ってきたので少し紹介します。
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写真の選択に特別な意味はありません。
セッティングの途中なので、早くできた社を中心に、お友達のいる社なんかのところです。

地方都市ではあまり遭遇する機会の無い実機に触れたり、聴いたりすることができますので、お近くの方は足を運んでみてはどうでしょうか。

自身の経験を省みると、対外発表の済んでいない試作機や情報などを日本で一番早くしゃべってしまった思い出があります。(後で怒られたりして)

首都圏の大きなコンベンション会場のフェアーと違い、結構家族的な雰囲気がしゃべる側としても気軽に口を滑らせてしまった原因でしょうね。


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エルン 冴 レベル9 使ってみました

初期盤を始めとする中古のレコードをお使いの方にとっては、効率的なクリーニングは永遠のテーマのようです。
NET上のあらゆる掲示板で激論が(あまり建設的ではありませんが)交わされていることからも大きな感心ごとであることが伺えます。

私は数年前から2社のクリーナーを合わせて使ってきましたが、結構なコストになり、一月ほど切らしたままで購入を迫られていました。

そんな中、このところ評判の新製品が発売されたという話がありましたが、市内の販売店にて取り扱いのあることがわかり、昨日出向いて購入に至りました。

発売元 リバイバルインターナショナル合同会社  
商品名 エルン冴ストレングス 表面処理剤 レベル9
専用ワイパー エルン 妙 20枚入り
購入価格  2点セットで 3000円程
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これを選んだ最大の理由は、天然素材を使用していることと、SPレコードにも使えるとクレジットされていることです。


さて、手元のCDから処理をして聴いてみました。
処理時間 これは大変短時間でした。(大量に所有する人にとっては特に素晴らしい点です)
また、スプレーのミストが、思いの外広角に噴射されますのでCDですと1回の噴射で充分のようです。また、拭き取りにも時間はかかりません。

さっと聴いた感じは音場の中が落ち着いた感じになるようです。
私にとっては歓迎できる変化ですが、オーディオ的には物足りないと感じる人もあるかもしれません。
試しに以前流行ったCDのエッジを緑に塗ることもやってみたところ、また音の輪郭が強く出ました。
相対的にクラシックの盤には冴の処理だけに留めておいた方か良いようです。

LPでの印象
今回はテストの意味合いもありますので、比較的新しい(といっても30年ほど前の)レコードで試しました。
ここでも、作業時間は短くてよろしい。しかし、乾燥時間は15分ほど必要とあります。

SPでの印象
ここでは意地悪く、表面が乾いた感じになり、抵抗が出て演奏不可能なレコードに処理してみました。
結果はこれを再生することはできません。 しかし、何度か処理を繰り返すとどちらかへ変化する可能性(全くダメになるか、良い方へ変化するか)も有りそうなので今後の課題とします。

対して通常の状態のSPレコードは、こちらも音に落ち着きが出てフォルテの場面でもサウンドボックスの飽和感が減少し聴き易くなりました。
これは望外の成果でした。


今回は速報ですので、所謂高額盤には処理していません。
今後、気付いたことがありましたら追加で記事を書きます。
現状では、(盤質に悪影響が無ければ)特にSP盤にはかなり有効ではないかという印象です。


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QRD拡散体の報告 (訂正)

昨日、QRD拡散体の記述の中で、解り難い表現に気付きましたので下記の通り訂正致します。

誤 : 「コンサートホールとオペラハウス」に記載のデータを見ると、入射角45度の時、2kHz付近で0.8dB程度の上昇とあります・・・

正 : 表面が平滑な反射パターンに対して「相対的に0.8dB程度、高い音圧となる」

こちらが正しい表現です。平面の壁面に反射させるよりも損失が少ないという意味です。

合わせてQRD拡散体は、より高い周波数では平面に比べ相対的により強く減衰することで不要なエコーの抑制を狙える。
もう一点、反射した音は平面に比べ、より広角に拡散させることが出来る。といった特徴を持ちます。



QRD拡散体に反射させるだけで、音圧が増幅されるかのような言い回しになってしまい失礼しました。



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QRD拡散体の使用感

昨日、根性で2枚目を作り、その結果のご報告です。

まずは高音ドライバーの前に置いて角度を変え周波数特性を測ってみましたがこれは数値には表れません。
「コンサートホールとオペラハウス」に記載のデータを見ると、入射角45度の時、2kHz付近で0.8dB程度の上昇とありますので、室内の測定ではまず変化が見られないのも致し方ありません。

それではと、早速音楽を聴きながらその効果の程を検証してみます。
最初にスピーカーの前方側壁で一時反射に対する効果を聴いてみました。
結果・・・うーん。微妙ですね。

次にリスニングポイント(頭)の後方に設置。
結果・・・やっぱり微妙です。

あらら、あの苦労は水の泡かしらと思いつつ最後に両スピーカーの間の奥に設置。
DSC02513.jpgこれは、3枚作ってやるぞ!という決意の図

それまで小型のキャビネットを置いていた場所に、キャビネットを撤去して据えてみた。

結果・・・文字通り空間が広がったような気がする。
     ただし、キャビネットという奥行きのある物体からただの板に変更した為、反射波の到達時間が遅くなった影響が一番強いような。

しかし、思いがけない利点もありました。
低い位置に中高音の反射体を設置した影響でしょうか、音像がかなり低い位置に移動しました。
写真でご覧いただけるとおりツィーターを上部にセットした状態でも、かつてツィーター床置きの時よりも明らかに音像が下がっています。

ホールで演奏を聴くときには2階席が好きな私にとっては、ステージを俯瞰するようなイメージになり大変に結構な成果といえます。
この状態であれば、カーテンは閉め切りでもいけそうな気がします。

全く人間の耳って奴は微妙なところを嗅ぎ分けるなあと、感心した次第でした。


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今日造った物

スピーカーの後面をカーテンで覆ったことは以前報告した通りです。

その後、トータルの響きを確認する上で、室内の残響時間の測定に勤しんでいました。
DSC02502.jpg
125Hz から倍音で上げて10kHzまでとピンクノイズの7ポイントです。

室内の3箇所で測定し(スピーカーを前後に変えて合計6箇所)その平均的結果が下記です。

125Hz....0.34 sec
250Hz....0.44
500Hz....0.51
1kHz.......0.49
2kHz.......0.39
5kHz.......0.46
10kHz.....0.45
P/N.........0.46

総合的には0.46sec程でややデット気味ですが、狙いどうりに行っていると思っています。
しかし、カーテンの大面積が利いたのか2k-5kHzの辺りをもう少し持ちげたい気持ちでもあります。

単純にカーテンの開き具合を調整すると変化は見せますが、そればかりでは意匠的にも気に食わないし、再び平行面を増やすことに逆戻りするので何か良い解決策は無いかと模索しておりました。

現在、オーディオ関係の唯一と言って良いほどの愛読書、「コンサートホールとオペラハウス」という世界各地のホールの環境を網羅した学術書的なアツイ本を読んでいましたら、「グレア」防止の方法が具体的に記載されていました。
(グレアとは写真や映像の用語で、眩しすぎ!って意味でしょうね)

その一つの方法として「QRD拡散体」があり、構造と周波数への影響の相関関係が解説されていましたので、早速2kHzをターゲットとしたQRDの試作に取り掛かってみました。

実際学術書なので小難しい書き方ですが、オーディオアクセサリ-メーカー各社から製品として発売もされていますから珍しいものではありません。
しかし、基本的には、あてずっぽうで大金を払い「こいつはいい!」だとか「ぼったくりだ!」と他人を崇めたり、恨むのがオーディオアクセサリーの特徴です。
幸い、私はお金が有りませんので、ターゲットに対するアクションは全て自分でしなければならないのです。

結局、ターゲットの具体性がアクセサリー導入の成功、不成功を分つと思います。



さて、拡散周波数の最低値と最高値を溝の深さと幅で決めて、買出しに向かいました。

まず、ベースとなるボードですが、田舎町のことですから、シナ合板(中身はラワンでシナの化粧貼)が買えれば良しとしようと思って出かけました。
しかし、高いぞ!シナ合板!!

ちょっと凹んで、ブラブラしていたら、なんとー「針葉樹合板」なんてのがあるじゃないですか。
これはとよく見たら、節だらけの北米松合板です。(しっかり中身まで松)

表面はどうせ溝を作るんだしと、900mmx300mmに4枚をカットしてもらって、たったの750円。ヤッター

そして、溝用の無垢細切りを900mmにカットしてもらって材料は予定より安く良いものが手に入りました。
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溝の幅と深さを3mmの倍数でズラシながらランダムに、しかしかっこよくなるように板の上に並べてみます。
配列が決まったら組立ては、時間が掛かるけれどC型クランプを必死に付けて接着だけで行います。

速乾性の木工ボンドのおかげで思ったより作業性は良かったですが、Zeissのアンプを重石にしたり、自分が乗ったりしながら密着させてゆきます。
DSC02508.jpg世界に冠たるZeissのアンプも今日はただの重し

約2時間かけてとりあえず1枚が完成。
明日には測定をして動作を確認してみたいものですが、きちんと数値に表れるでしょうか?

狙いどうりなら、いざ、量産体制に!と行きたいところですが、こんなに時間が掛かって疲れるのでは量産は無理。
どう見てもたいした材料費じゃ無さそうなのに完成品は高いわけだ。

DSC02504.jpg
おおー!
いつもの通り、正面からフラッシュどっかん焚きなのに光が拡散して確かに「グレア」が防止されているぞ。これは期待できそうだ。

ちなみに、山谷はこんな感じ
DSC02510.jpg
調整の可能性も考慮して、ちょっと少なめにした・・・
本当は、空腹の為調整余地にかこつけて本日終了。




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最近購入したもの 1

最近買ったと言っても、ここ3ヶ月の間ですが・・・

CDや80年代以降の録音を再生する時にはEuropaにツィーターを付加することがあります。
これまではSiemensのコーン型を使ってきましたが、Europaは本体が鉄製のアングルで櫓を組んである構造なので、上部に物を置くことができません。
仕方なく、床にツィーターを置いて使っていたため、甚だ不便なので今回の改変に至りました。

DSC02454.jpgユニットはよく見かけるもので、金額もたいしたことはありません。
DCRは2基とも3.5Ωでよく揃っています。
Low cutはコンデンサ1発で済ませてしまう魂胆ですが、マッチングトランスのタップを変えてレベル調整に使うという形で、WE597を使っている人でも中々できない贅沢?なものです。
この場合はトランスのLが利いて12dB/octとして働くのかなあ?
難点は、タップのインピーダンスが変わることでカットオフのポイントが変わってしまうんじゃないかと考えられることですが、できるならWEの技術の人にその辺りの解析を伺ってみたいものだと思っています。

取付け方法には頭を悩ませました、アルミでアングルを作りユニットのお尻を支持することで前後の位置取りも容易に行えるようにしてみました。
DSC02473.jpgかつて、東急ハンズの在庫を買い占めた「ハンマートーン仕上げ塗料」のブラックが出番です。

1μFのコンデンサと端子台を付けて、何となくKlangfilm風を装っています。
DSC02497.jpg
さすがにコーン型より効率は高いようで、明るい音色になりました。
2,3ヶ月は振動板を動かしてみないと、このチャレンジが成功なのか失敗なのかは何とも言えません。

これから前後の位置決めとレベル調整で採用の可否を決めることになります。


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本物の感動 Debussy (写真編)

本当は以前にフィルムで撮った写真をデータにすれば良いのですが、今のノートPCではちょいと辛いので、デジカメで失礼して「松本市 あがたの森公園 旧松本高等学校」の周辺の写真を少々アップします。

PICT0009_convert_20091117133129.jpg銀杏の葉が色付いて、明るいグリーングレーの校舎を一層引き立てています。

PICT0006_convert_20091117140506.jpg
当然ですが、新しいものでもコギレイな建物でもありませんが、きちんと管理されどこもかしこも磨き上げられた伝統的建物は、一点の疑問も無く美しいものです。

PICT0002_convert_20091117133516.jpg
中庭です。

PICT0013_convert_20091117133535.jpg
これは、偶然の1枚



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本物の感動  Debussy

私の住んでいる長野県は古くから教育県と言われ、戦時中には軍部一色だった世論に対し反目する社説を展開したというリベラルで気骨のある(反面融通の利かない頑固とも)県民性だそうです。

しかし、そんな信州人の特徴も実は松本周辺からの発信であった気がしてなりません。
現在でも、長野県の文化と良心の中心は松本周辺でないかと思っています。
上の気骨ある新聞記者も信濃毎日新聞松本支局の記者です。

教育に関しても国内でも最も早い時期に学校が誕生し、その校舎は現存しており周辺の人々の心の支えになっていると思います。

「松本市  旧開智学校(重要文化財)」
kaichi_top.jpg
写真は下記、松本市のホームページより借用しました。
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/tiiki/sisetu/hakubutukan/marugotohaku/gakko/profile/index.html

そして、今回の主役の学校は、同じく松本市 あがたの森公園内に保存されている

「松本市 旧松本高等学校の講堂(重要文化財)」
22_convert_20091117122038.jpg写真は本館です。同じくホームページは下記です。
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/tiiki/sisetu/kyoiku/agatanomorikaikan/index.html

建物フェチの私は松本に9年間仕事で住んでいたこともあり、よく通いつめて写真を撮っていました。
先日は、夜の7時過ぎになってから時間が空いたので通りがけに寄ってみました。
すると、窓に明かりがあり、まだ利用者の方がおられるようでしたので、車を止め、散歩の心算で校舎へ向かいました。

松本市が偉いなあと思うのは、重要文化財にまでなっている建物を市民に(驚くほど格安で)開放し文化活動の場として校舎本来の機能を十全に果たしていることです。
各々、歴史の講座を開いたり、絵画教室があり、音楽活動も盛んに行われています。

その中の一室から合唱が聴こえて来ました。
耳を澄ますと「賛美歌」のようです。クリスマスも近いので練習をしているのでしょうか?
時間帯といい、素晴らしいシチュエーションにしばし、聞き入っておりました。
雨の晴れ間に月が高くかかり、この上ない至福の時です。

しばらくして、合唱が途切れた時、背後の講堂からピアノの調べが聴こえてきました。

お、なんだなんだ。と近づくと演奏会の演習でもしているのでしょうか、素晴らしい演奏です。
近づいてハッキリと聴こえるようになると曲が解ってきました。

Debussy  Clair de Lune  (月の光)
         Nocturn

静かに講堂の隅で聴かせて頂いた僅か数分の時間は、私の音楽体験の中でも間違いなく最上の感動を与えてくれました。

講堂内は漆喰と暗く塗られた木材のコントラストが当時のまま正確に復元されたシャンデリアによって儚く照らされており、乾いた木の反響は、時にささやくように、時に大オーケストラのようにピアノの表現を超えるかのような響きでした。

                                           

教会の聖堂内で聴くオルガンの音やミサ曲など、ある特定の環境にあって聴く音楽は深く心に刻まれるといいます。たとえキリスト教徒で無くともです。
(教会側は信者に畏敬の念を持たせる狙いであのような環境や音楽を供するのですから、大変よく出来ています)

そうした、風景や時間といった環境と人の思い出と供に音楽は刻まれ、何年か後に、その曲を聴くことでその当時を原色のままリアルに思い起すことができるという音楽の力は、これだけ世界中で音楽が愛されている最大の理由の一つではないでしょうか。

私たちは、それと同じ感動を自分の部屋で、音だけで聴き取ろうとするのですから、オーディオの趣味も楽じゃあありません。
でも。
正しく整備されたシステムには、その力が備わっていることを知ってしまっては、オーディオの追求も辞められませんね。(半端なことではそこまで行けませんが)

帰宅した後、ありったけのDebussyのレコードを聴きまくったことは言うまでもありません。
DSC02499.jpg中でも好きでたまらないもの。何れも 名演ですね。

松本市の政が健全であると思うひとつの例は、整備の行き届いていることです。

校舎のいたるところは、廊下であり、ガラスであり、調度であり、真鍮のドアノブまでも顔が映るほど磨き上げられています。
さらに、今のごとき落ち葉の季節は庭の管理はさぞ大変だろうと思いますが、落ち葉拾いは、近くの小学校か中学校の生徒さん達が(恐らく授業時間で)お手伝いをして貢献しています。

これほど市民生活に根付いた重要文化財は誇りですね。



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メンテナンス(クレデンザ) 4

約2週間ほどガバナーの回転状況をあれこれ弄ってきました。

ガバナーは両端をボール1個づつのベアリングで支持されて回転します。
このベアリングの間隔をいかようにしてもバタつくようなノイズと僅かな回転ムラが取り切れません。

もう、いい加減腹が立ってきました。
で・・・考え方を少し変えてみました。

センタースピンドルの回転をガバナーに伝えるピニオンギアの位置関係を少し変化させてみました。
DSC02394.jpg洗濯前の汚い写真ですみません。

ビンゴ!

寸法的にどれくらいというほどでは無いですが、スピンドル側のギアの位置をホンの僅か上下させるだけで驚異的に静かに回るようになる場所があります。

ピアノ曲の最高音が「キーーーン」と鳴る場所でも殆どワウ・フラッターを感じなくなるまでに成りました。
また、回転音はツタンカーメンの寝息くらい静かになりました。(死んでるって?)

同じところをグルグル回っていても解決が付かない時は、ちょっと発想を変えるだけでこんなにも幸せな気分になれるものですね。

あー苦労してメンテやった甲斐がありました。
昨日の夜までは後悔し始めていたのに。

オーディオを弄っているとこんな事態は良くあることですね。
そんなときにはいつもゲーテ格言集(新潮社刊)に有った言葉を思い出します。

記憶している意味合いだけですが
「いつまで自分の庭の中で悩み苦しんでいるんだい?
塀の外には、光溢れ、爽やかな風吹く緑の草原が広がっているというのに」

仕事で行き詰った時や、ピンチを迎えた時にこの言葉でどれ程救われたか知れません。



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メンテナンス(クレデンザ) 3

いよいよ、ゼンマイのセットに入ります。

勿論両手を使って力の限りの作業になりますので写真は取れませんが、根性さえあれば可能な範囲の作業だと思います。
かつての1丁ゼンマイの経験が活きて少し余裕がありましたので一周毎に作業を止めてゼンマイにグリスを塗りながらセットできました。

これは、外す前の状態
DSC02409.jpg
外周部には殆どグリスが効いていません。

こちらは、作業終了後。
2本入れ終わったらグリスを更に塗りこんでおきます。
DSC02424.jpg

4丁ともセットできましたら。各部品を取り付けながらオイル射しとグリスアップを行います。
DSC02433.jpg
ふー
なんとか完成! と、思ったのが大間違い。

この日から既に1週間以上経ちますが、未だに調整完了せず!

これから、こんな挑戦をしようと思っている方がいたら、一言申し添えておきます。

ガバナーは弄らない方がいいですよ

さて、今日も調整しよ



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メンテナンス(クレデンザ) 2

意を決して完全分解に踏み込んだからには何としてもやり抜かねばなりません。

次なる手は洗って洗って。
メンテナンスの真髄は「お洗濯と見つけたり」と誰かが言ったとか、言わないとか。

最初の難関は香箱からゼンマイを取り出すことです。
厚さ0.6mm 長さ4.5mに達する鋼材のゼンマイがわずか12cm直径の箱の中に巻き込まれていますので、これを解放す瞬間は相当なエネルギーで暴れます。

先人曰く、皮手袋をして、皮エプロンをすること。指を飛ばすとか、果ては首と胴体が生き別れにならないようにと恐ろしい注意が並んでいます。
安全の為、大き目のダンボール箱の中で外しましたが、しっかりと抑えておけばそれ程でもありませんでした。

両手の作業なので写真は撮れません。洗浄後の香箱です。
DSC02412.jpg

次々と部品を洗浄して1日目は終了としました。
DSC02432.jpg
とにかく、全体の作業時間の6割以上はお洗濯の時間です。
金属部品の油分を取り切ることには賛否が有るかと思いますが、此処まできたら完全脱脂を目指します。

いよいよ2日目はゼンマイの組み込みです。

最大の山場になることでしょう。



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SP盤が届いた

蓄音機のメンテナンスに気を良くして、SPレコードを世界各国から買っています。
(ブログではまだメンテは完結していませんが)

今日届いたSP盤
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コレクションの中心は「お耳の恋人 Ninon Vallin」
始めフランスのメロディー(歌曲)です。
今回はVallinを10枚程頼みました。

やっぱり好きだなー 「Chant Hindou」=リムスキー・コルサコフ  インドの歌
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「トゥーレ王の物語」 「宝石の歌」と合わせて3大好きな歌と呼びましょう!

さて、今回のSP盤中、最大の喜びは
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Scarlatti Tow Little Sonatas Myra Hess (pf)

昔からスカルラッティやヴィターリ好きは変わりませんが
この演奏といったら・・・・

人類の言語でそれを表現する術を知りません。
こんな演奏のできる人って、どんな人だろうと想像するのみです。


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メンテナンス(クレデンザ) 1

さて、秋は沢山のことを体験して記事に出来る内容も豊富なのですが、一番印象深いゼンマイモーターをメンテナンスした件から書いてみます。

少し前から、モーターのコロコロというノイズと、ゼンマイのグリスが固まったのかゴトンという音が気になっていました。

ただし、以前HMV101のゼンマイを修理した時に大変な思いをしたので、4丁ゼンマイの面倒を見る気にはなれなかったのです。

DSC02398.jpg
2個並んだ香箱に其々2丁のゼンマイが仕込まれています。油まみれですね。

とりあえず、外せる部材を撤去して、ホーンや内部の磨き上げとネジの締め増し(ネジ孔を再生)、エアーサスペンションの調整などをして、気分を盛り上げてゆきます。DSC02357.jpg
上下に分割されたホーンの開口部。部屋を真っ暗にして光を当て、裏側からのぞきこんで隙間の有無を確認します。

気分の乗ってきたところで、部材の取り外しから始めます。
DSC02407.jpg
香箱を外して・・・

DSC02399.jpg
残された、センタースピンドルと、ガバナー(アナログ的速度調整機)。
誰に聞いても「この部分だけは触るなよ!」

一晩悩みました。
でも、この性格だけは止められない!!
「人間の組んだものを、人間が組めない訳はなーい」ままよ。

と、則を破って完全解体した図。
DSC02417.jpg

さてさて、どうなりますことやら。



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カーテンをつけよう!

 スピーカーの背面の壁一面にカーテンを付けようと思って、何軒かお店など廻ってみました。
中々思うように進まず、昔の地元感も手伝って横浜のお店に問い合わせてみたとろ、これが大正解!

 とんとん拍子に会話が進み発注に至りました。
レールの取り付けは始めから自分で行うことを覚悟していましたので縫製上がりを待つ時間に作業を進めました。

DSC02349.jpg
 2条のレールを使ったのは、内側に吸音材を吊り下げてみようと目論んだためです。
とりあえず、何枚付くのかありったけを吊るしてみました。

DSC02351.jpg

 実は、この3ヶ月ほど自宅では殆どレコードの「鑑賞」をしていませんでした。
前に書いた通り、我が家では第3段階からのステップアップを狙っている途中なのでズルズルと続けて泥沼に入り込みピントハズレな「対策」をしては台無しにしてしまうので、正しい方向付けを模索していました。

① システムの特性の整備(スピーカーのメンテとRIAAカーブの矯正)
② 室内アコースティックの解析と修正(残響、定在波対策)
③ 音が良いといわれているお宅への訪問
④ おまけに 他のメンテナンスをしたいと思っていたものを、雪が降る前に片付ける。

以上のテーマで、測定と半田ごてと、道場破りの毎日を送って来ました。



さて
この部屋はナショナル住宅設備の遮音材やパネルを使っていましたので、建築前に松下(当時)音響研究所で残響特性のデータを作って頂いていました。

低音の吸音トラップは相当作りましたので高音域の残響が強く残っています。
カーテンはその対策ですが、実測と合わせて長年の夢であった装飾も兼ねています。

出来上がりは大変満足のいくもので=意匠的に、横浜のカーテン屋さんが、図面まで起こして特注して下さった「バランス=カーテンの上部を覆う装飾」が思いどうりにセットできてニンマリです。

DSC02443.jpg


で・・・出てきた音ですが。
これまでの耳で聴くと、明らかに響きが足りません。>当たり前です。

この「余韻」というのは測定器には反映しないようですから、やっぱり時間をかけて自分の耳で判断するしかないようですね。

反射板の心算で真ん中に蓄音機を置いた状態の写真ですが、これは大失敗!

中央の歌手だけがステージを乗り越えて前に出てしまいます。
まだまだ、苦労は続きますねえ。



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