素直なのは一番か? 東欧レコードの音

まだ、若かりし頃「ホームベーカリー」(平たく言うと家庭用パン焼き器)が大流行したことがある。

流行は繰り返すもののようで、少し前から再び人気商品なのだそうだ。
手作りのパンを食べてみると、勿論、一流のレストランやベーカリーのような飛びぬけた味では無いが、大手の市販の物に比べると食パンですら相当に美味しく感じるものだ。

そうなると、シンプルな疑問に行き着く。
単純な製法の食パンで、何故これほどの味の違いを生じるのか?

やっぱり、そこそこの材料を使ったら余計な事(大量生産向けの技術向上)をせずに素直に作った方が美味しいパンが出来るのかしら。と思い当たる。


旧ソビエト連邦の「メロディア」や東独の「エテルナ」レコードの中には、時にあまりにも素直な音のレコードに出会うことがあり、そんな時は技術の進歩に対してネガティブな感情を抱くことがあるものだ。
そこで、今日の1枚です。
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メロディア盤 ヘンデル/プロコフィエフ  ヴァイオリンソナタ  L・コーガン  ワルターピアノ伴奏

ジャケットには詳細なデータが無いのですが、キリル文字の多さを見ると、連邦政府にとってまだレコードがドル獲得の有効な手段だと気付く前の録音のようですね。
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このブログで沢山紹介した 英DECCAのレコードは音楽鑑賞に与える音響の影響を最大限効果的に発揮するように造り込まれた、ある意味人為的な芸術作品と言えましょう。

対して、此処にみられるメロディアレコードの音響は正反対のベクトルを示しています。即ち、素朴で、ダイレクトで、時にキズもキズのまま提示するものです。

生録音のような瑞々しい音響が良くも悪くも特徴なのです。
そして、その理由を想像するに、一重に「貧乏だった」為ではないかと思います。

マイク数(チャンネル数)も少なく、どーんとテープに録ったらカッティング用のf特を事前補正するだけでどっかーんとカッティングしたっぽさがあるんですよね。

今も昔も周波数イコライザーや多機能コンソールはしゃれにならないくらい高価ですから。
しかし、そうした制約の中で、いや、だからこそ演奏者の立ち位置やマイクの設置に対して妥協無く工夫を重ねた結果のように思えるのです。

不自由な環境のおかげで腕を磨く事ができたし、類稀なる成果もあったのではないでしょうか。

にっくきイコライザー、こういうヤツね。 
画像 014
エックミラー  W-86a  60Hz以下と10kHz以上をトリミングまたはブーストするEQで200Ω~600Ω用
            回路はLCR使用の3dBステップ式。ご想像の通り、当時は EMT-930より高価だった。


最近のヴァイオリンやピアノ録音を聴くと、風呂場でのエコーを通り過ぎて大きな樽の中で録っているのじゃないかと思うことがある。

でも、これは違いますよ。
鼻先でヴァイオリンの松脂を浴びる事ができるのに加えて、後方にスーーーっと広がり消えるホール音も同時に堪能できるのです。

トリハダ立ちますです。  ハイ



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思い出の写真から Westrexだと思うけど・・・

自分の中でとても重要な意味を持っていたアンプの写真がありました。

ALTEC A-5を鳴らしていたときのアンプです。

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上の写真中、上下2筐体で片チャンネルとなります。

設計はWestrex.co.LTDだと思われます。
少なくとも Under Licensed by WESTERN ELECTRIC で間違いないと思われます。

と言いますのも、回路の構成がWestrex A-11アンプリファイアーに瓜二つと言って良いほど酷似しております。


増幅回路筐体のクローズアップ(裏面)です。
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入力アンプは
① Triad製 入力トランスから 6J7 6SN7 (即ちWestrex A-141型の構成)の物と

② ハイインピーダンスを受け、ゲインの差異を埋める為に、6J7を1本追加した構成のアンプ

の2種類をおごってHiとLowの入力をセレクトできるようになっています。


一方、出力段はWE350B/6L6Gのパラレル・プッシュプルで純A級動作、オーバーオールではNFBを持たないという極めて贅沢な回路を採用しており、
実質の出力は20Wにも満たないというものです。

出力トランスはTriad製の最高級品であるHSMシリーズを採用しているのを始め、その他全ての部品も全く手抜かりの無い最高級品が使用されています。
DCP_0028_convert_20110125122315.jpg

拙い写真で申し訳ありませんが、こちらが正面側です。
上側のパネル部分が増幅部筐体の正面で、下側が電源部になります。

ゲインセットには入力トランスの前段にT-Pad型DAVIN製アテネーターを設置して、ゲインの可変による周波数特性の変動も事実上回避しておるところなど、製品版には見られない超弩級のラボラトリー的手法に寄って作られているのが分かります。

また、各真空管のプレート電流値を直読可能なメーターを備えています。


さて、下段の電源部です。
DCP_0032_convert_20110125122349.jpg

2本の274B/5R4G(もしかしたら5U4だったかも)で両波整流した後、6J7、6SA7、OA3などを用いて、プレートにはダンパー管を、スクリーングリッドには定電圧化を図って安定した電源を供給しています。

トランス類はこちらも全Triad製を採用しています。



当時の私と言えば、実はこのアンプの凄さを理解していたとは言い難いものでした。
今現在手元にあれば、もっと分かってあげられたのに。と忸怩たる思いもあります。

WE350Bや6L6を使った数多くのアンプは、長きに渡って業務用パワーアンプの王座を占めるのですが
このアンプはそれら後世のアンプとは根本的に異なる風合いの音質を持っていたかもしれません。

AB級、B級プッシュプルで40Wも50Wも捻り出しつつ、NFB技術で特性の向上を図った回路は、やはり根っこの部分でこのアンプと異なる種族にあると考えた方が間違いが無いかもしれません。

勿論このようなスタビリティ重視のアンプは、パワーや歪率では敵うべくもありません。
独特の世界観があるように思います。そして、不思議なことに現用のZeissのアンプと共通する世界感のような感じがして大変楽しいものです。(繰り返しますが優劣とは全く無縁の感想です)


想いを残したまま別れ離れになった女性に対する気持ちのように、このアンプへの憧れは途絶える事がありません。
一つ屋根の下で暮らしていた頃はそれほど大切に思えなかったのに、分かれてから途方もない魅力に気づく事もあるでしょう?男なら・・・

私の手を離れて、Westrex.London 20/80スピーカーをお使いの好事家のお宅へ行ってもらいましたが、その後の消息は不明です。

浮世の何処にいてもお天道様のもと幸せでいてくれることを祈っています。


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マッキントッシュのプリアンプ C-22

C-の22型である。
マッキントッシュの名声を確立した的なスーパースターである。

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イイ感じである。

1985年~90年頃の「ステレオサウンド」のお宅訪問の記事には、かなりの確立で登場していたように思う。

アンプはC-22 と MC-275

スピーカーが JBL 4343  EV パトリシアン 他大型フロア型スピーカー多数である。

富と権力の象徴の如き威容を誇っていたが、インフレ経済の象徴でもあった。
すなわち、当時、雑誌に掲載された方々で今でも音楽を楽しんでいらっしゃる方はどのくらいいらっしゃるのか?疑問が頭を離れないのである。



そして、C-22には強烈なライバルが存在した。
そう、マランツ #7である。

先の訪問記には、#7+#8+#10のマランツ群も沢山登場したし、一家で両雄を誇示していた例も少なくない。
兎にも角にもこの両者は、成功者を引き付ける強力なフェロモンを発していたには違いない。

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まあ、裏を覗いてもとにかくかっこいいのである。



これは極めて個人的見解だけれども、マッキンとマランツの放つオーラ合戦は若干マランツが優勢だったように当時は感じていた。

マランツの機械の方がダンディな感じがしたし、五味さんの著書をバイブルの如く崇めていた人が多かったのも影響したかもしれない。
一方、マッキンは重厚な感じが多少もっさり感として捉えられたかもしれないし、これも私見だけれど、結局この両者は生い立ちの違いが製品のイメージの差に現れていると思っている。

マランツの製品群は、Mr.ソウル・マランツ個人の嗜好を満たす目的で、あくまで家庭内の音楽鑑賞を目的に作られていたのに対し、
マッキンは特に初期には、WesternグループへのOEMといった業務用機器メーカーとして地盤を築き、後に家庭用に進出したメーカーであり、両社の商品はそれぞれのバックボーンを背負っているということだ。

昨日、C-20の記事でも書いた事だが、マランツとマッキンはプリとメインアンプのゲインの考え方(振り分け)に大きな違いがあり、それによって出てくる音の性格も対極的なコントラストを見せているように思う。



マッキンのファンに対し、マランツにより熱狂的な信者が多いと私が思うようになったエピソードがある。

ある時、自分で使っていた英国製アンプとスピーカーのセットを「先生」と呼ばれる職業の方に買って頂いた。
その物には満足頂いたと思うが、将来の夢を語られて、こう私に聞いてきたのだ。

某氏「今、家を改装しています。和室ですが少し広い部屋を持てるので、以前からの夢だったオートグラフを入れたいと思います。」

私「素晴らしいことですね」

某氏「オートグラフは実は目星を付けてあります(オリジナルだそうだ!!)。
   ときに、アンプはマランツの#7と#5か#9を使いたいのですがどう思いますか?」

私(ほら来たよ)「どう思いますかって、質問ですか?僕はオートグラフもマランツも使った事がないのでその質問に答える資格がありませんよ」

某氏「では貴方ならどんなアンプを使いますか?」

私(やだなー、なんか罠が待っていそうだなー)「そうですね、五味さんの時代は国産のアンプでは致し方が無し、さりとて輸入品となるとアメリカ製しか容易には手に入らなかったかもしれません。

  でも、現代であればQUAD Ⅱ型だけではなく、LeakやWestrex.Londonや必要ならPX-4やPX-25を使ったアンプも簡単に入手できる時代です。マランツを使って良い結果が得られるかは私には分かりませんが、先のアンプを一通り試した後の選択肢ですね」

と、お答えしました。

結果はどうなったと思います?


ちょっと長くなりすぎたので、その後の展開は明日にしますね。 (こんな切り方は民法のコマーシャルまたぎ!のようでいやだなあ)




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思い出の名器たち マッキントッシュのプリアンプ

生来のぐうたらのおかげで、近年は年が明けてから大掃除をしたりしています。

先日、部屋の掃除ではないのだけれど、PCの中のデータを整理しようと思って○○電気の初売りへ出向き、外付けHDDを購入してきました。
容量1TBで6000円程で買えました。良い時代になったものです。

整理の途中で、以前に撮っておいた写真が出てきましたので思い出話しなどをしてみたくなった次第です。

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Mclntosh STEREOPHONIC RPE-AMPLIFIER C-20

C-20はヴィンテージのオーディオを始めて購入した時のプリアンプで、僕自身のスタート地点のようなアンプです。
ただし、この写真は後年2代目として求めたものでシルバーの後期型です。
最初に求めた物はゴールドの初期型で、たしかプリアンプリファイヤーではなく「コンペンセーター」と表記があったと記憶しますが定かではありません。

日本のオーディオシーンではマッキンのプリはイコールC-22を指すようですね。
その当時もC-22はマランツ#7と並んで双璧であったと記憶しています。(価格的にですが・・・)

そうした環境ですから、疑問の余地無くC-22を選ぶ方も多いと思います (特にお金持ちの方
それも結構なことですが、一つの選択肢として考えると、改めてC-20のことにも触れておくことも無意味では無いように思ったわけです。

細かい回路の解説は専門の方にお任せするとして、見て直ぐに両者の相違点に気がつきます。
使用球が違いますね。

C-20    12AX7 12AX7 12AU7 12AU7 12AX7 12AX7 12AX7 整流管6X4  全8球
C-22 12AX7 が6本  それぞれステレオにて

C-20が整流管を使用しているのは、セレンを使ったC-22より設計の時代が古いためですが、整流管がシステム全体の音を決めると硬く信ずるご同慶には嬉しい限りではございます。

しかし、なにより注目して頂きたいのは2段目に12AU7を使用している点に他なりません。
ここは、トーンコントロール他の減圧分を補うフラットアンプですが、わざわざμ(増幅率)の小さな12AU7を選択し、トータルゲインを確保する為、送り出しのバッファーとして12AX7を一段付加しています。
2度手間のようなアップダウンをする理由は・・・ちゃんとあったんでしょうね。

それに比べてC-22の時代になるとフラット段にも高μの12AX7を使い、高いゲインを得て増幅段の減少に成功しています。
この変更は単に回路全体の変化に添ったものでしょうが、結果的にはかなりのコストダウンに結びついています。
もちろん
オーディオ製品はコストが安かろうが、理屈上間違っていようが音が良ければそれで正解ですから、コストダウン=音が悪いと言う事ではありません。

ただし、回路を単純に(増幅段数を減)したストレートな伝送の方が「音の鮮度が保たれる」といった短絡的な意図で変更したとは思えませんけれど・・・


一般的なプリアンプは、例えば5mVの入力を増幅して最終的に1v程度の出力を得ていますが、トータルゲインは同じであっても、どの段階でどれだけの利得を得るかによって、音味は違ってくるのです。

これを購入した当時はさっぱり理解の出来なかった「ゲイン」について勉強させてくれた、これは僕の先生です。

結局、最初に購入したC-20はかなりの長期間に渡り我が家の主役であり続けました。

DSC02875.jpg

後年、C-22も手にする機会がありましたが、この機種については次回にお話ししたいと思います。


特に注
このような記事にすると、「おまえはC-22がC-20より音が悪い」といっているのか!と、
突拍子も無いことを言い出す人がいます。

オーディオ好きな人ならば、オーディオに興味の無い人から「ヤマハのアンプより山水のアンプの方が音がいいですか?」と聞かれて返答に困った経験がおありでしょう?

皆さんはもうご存知の通り環境や好みによって何を選択するかは、一律に申せない物です。(環境がかわれば機器の選択も変わるということ)
C-20もC-22もどちらも抜群に素晴らしい品ですから、出ている音に優劣を付けるとしたら使う人の能力に対してです。
一流の機械というのは完全にしゃぶりつくすには奥が深く、購入者の全員がたどり着くものではないでしょう。
音の差は使う人の差だと思って下さい。としか言いようがありません。

レコード雑誌が新譜に点数を付けるとか、オーディオ雑誌が年末に順位付けをするとか、なんでもかんでも順位付けや、ランキングにするのは初心者の心の拠り所でしょうからそれを否定はしませんが、「どちらがいいか」的なご質問やご意見を私にされても適切な答えを持ちませんので、どうぞよろしくお願いします。





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今、一番注目のモノ 欲しいけれどちょっと課題が・・・ 

私がオーディオと係わって来て、最も自分と遠い位置にあるなあと思うのは、自身でメーカーになることです。

モチロン最大の要因はその才能が無いことに決まっていますが、もし良い物を作れたとしても「これでどうだ!」と世に問うプレッシャーにはとても耐えられそうにありません。

そんなこんなで市販されている商品の中に活路を見出すしかないのですが、ご存知の通り自宅の装置は古いものが多いので、これにマッチングしそうな物を探すのは至難の業になるのです。


さて、昨年の暮れに久方ぶりに「アナログ誌」を購入しました。
リンクをしていただいている、メタボパパさんのレポートなどを楽しみに読み進むうち、1本のトーンアームの記事のところでクギ付けになってしまったのです。

Rigid20Float.jpg
ViV Laboratory 社(神奈川県鎌倉市) Rigid Float (リジッド・フロート)   ショート/ロング あり
写真は下記HPからお借りしています。
詳細は
こちらのHP にて

なんとなくアームのイメージってのは・・・

発電装置であるカートリッジを所定の空間に正しくしかも結構強固にセットする物で、しかも固定ではなく上下左右に自由に動かさなければならん!(矛盾しているようですが、疑問に思う方はこちらの記事をどうぞ)

かなりムチャなお願いですね。
そして、どんなにがんばっても音声信号を「良化」できるわけもなく、如何にロス無く発電させるかだけが使命の損な仕事割の存在です。

しかも、水平だ、バランスだ、ラテラルだ、インサイドだ、トラッキングエラーだ、なんだかんだと厳しい条件に見舞われっぱなしと来てる。
これまでもリニアトラッキングアームのような形もあったりして、各メーカーの言い分も多義にわたっていますね。
それだけ「決定盤!」と言えるものが未だ存在しないカテゴリーなのかもしれません。

そんなアーム界の中にあって、こちらのリジッド・フロートという機種は、もし自分に物造りの才能があるならば是非造ってみたいアームのように思えました。

今のところ詳しくお勉強した訳ではないですが、頭を切ったピラミッド型の台座をターンテーブルの脇に距離を測ってポンと置けばいいだけじゃないかなあ?

その後は「セルフセンタリング」とでもいうのか、一人でピッタリの位置に着きそう。シャチッっとかいってね。
もしそうなら、夢のようなアームじゃないですか?

一つ確かめたいのは、上述した「結構強固」に保持できるかという点でEMTのTSD-15は別にしても、DSTなんてウルトラローコンプライアンスのカートリッジでアーム自体が振られないと良いのですが・・・


しかーし
その前に大きな問題があるのです。
カートリッジの出力端はコイルの巻き始めと巻き終わりをHOT、COLDとしているでしょう。
それを受けるトランスもコイルの両端で受けていますから、我が家のEQアンプまでのラインは片側をGRDラインに落とさない配線になっておる訳です。

これは私が決めた事ではなく、Klangfilmがそうしているので踏襲せざるを得ないのです。

現状、リジッド・フロートの出力はシングルエンドだけのようなので、世の中、なかなか思い通りには行かないなあ。とじれったい思いをしているところです。

以上の2点を確認&クリア出来たなら、今一番欲しい機械ですね。 ワクワク



一つ重大な問題を記載するのを忘れていました。

コネクターが違うので、我が家のどのカートリッジも現状では使えないんですね。

うるうる


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