一段落(^o^) どこの話じゃねー!メンテに関するお願い

Westrexのアンプ群がご帰還されたのは先週の火曜のこと。

少し部屋の中がすっきりして気持ちも一段落と思ったのも束の間。
・・・・・・束の間過ぎるだろー、これが翌水曜日の午後
PICT1928.jpg
撮影の為にちょっと盛って、広げてみました。


以前に139Aのメンテをさせて頂いた県内のIさんから、930本体をまとめて2台メンテのご依頼である。

こちらの930は中々の強者で恐らくはアメリカの局でプレイバックとして使われていたようでこれまで目にしてきた欧州仕様とは異なる点も数多い。



また、この内の一台は技術も知識も道具も無い業者によって、膨大な金額をフンダクラレタ上に徹底的に痛めつけられた可哀想な機械なのである。

この個体を知ってから全国の同好の士に各地のEMTのメンテ・修理状況を相当数聞いて廻るきっかけとなった。

その結果はあくまで推測に過ぎないが・・・・
国内ではEMTをきちんとメンテできる人はかなり少ないと思ってしまう現実と直面した。

元々、このブログでメンテの記事を書き始めたのは、多くのEMT所有の方がメンテせずにノイズに悩まされながらやがて廃棄を待つだけの現状を憂慮したためで、少しでも多くの方がメンテの必要性に気づいて頂き、然るべき業者さんに依頼して頂ければ望外の幸せと思っていた。
ところが、その紹介すべき業者さんが見当たらないという現実に突き当たってしまった訳です。

もう一点・EMTだけはガラードやトーレンスと同じ感覚で素人が手を触れてはいけないとも確信するに至った。
自分に取っては辛い現実で、このブログを見て自分で分解したという方からメールや電話を頂くことがあるけれど、専用の調整機材とデータがなくてはこのモーターの調整はできないという事実をお伝えすることしかできない。

PICT1858.jpg悪い業者の見分け方の典型。
ビニールテープとロックタイを多用するところには近づくなかれ。



このような事情があり、最近は分解写真やメンテの詳細を記事にするのを止めているし、過去記事も削除や見直しをする時期がきたように考えている。



最後に、このブログを(不幸にも)ご覧になった当事者の方々に是非お願いしたいことがある。

僕などはメンテをお受けする際には必ず、
「自分の手に負えない場合は然るべき人を紹介するから途中下車も許して頂きたい」と申し上げる。

そう、自分に出来ないことはお受けしないで頂きたい。
できないことを断る勇気が無い人は、機械や文明に対する冒涜であると心に刻んで頂きたいと思う。

バラバラになったまま返されたという事態や。
二度と復帰できない傷を付けられた事例を沢山見聞きしてきた。


数少ない歴史的名器の存在は、僕ら人間のくだらないプライドや不浄なお金よりよっぽど大切だということを忘れずに自身の専門の自信のある分野に限っての活躍をお願いしたい。

PICT1857.jpg
意味不明にぶら下がったコンデンサー。シルクド・ソレイユばりにぶらんぶらんしている。
本当に不思議なことに、オリジナル回路ではこの場所にコンデンサーがない!  何の為に?









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