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新しいツィーターが届きました。もちろん中古だけど

我が家の「広帯域化計画」はいったいどこへ向かってしまうんだろう。
焦燥の中で最後の頼みの綱である「ツィーター」が昨日、税関でしっかりと消費税を徴収されつつ我が家に届けられました。

早速、昨夜から設置の準備を始め、昼前に音だしまで漕ぎ着けたところです。
PICT2109.jpg

ウラ面で失礼!表もデザインは全く同じです。
ESSのハイル・ドライバーの初号機です。
写真で見て想像はしていたけれど、実物はなかなかの大きさで迫力があります。しかも重い。

広い世の中には優秀なツィーターは沢山ありましょうが、手の出る価格の範疇から選ぶとなるとそれなりに絞られてくるのは当然です。
そうした状況で選択理由をあげておきます。

1、発音体が「メンブレン」であってEuropaのドライバーのそれに似ている!もしかしたら発音が近いかも。
  言ってみれば薄い金属膜ですね、Klangfilmではより優雅に「ブラッドハーラー=木の葉」と読んでいますが。

2、この機種はデータが少なく難儀したが、特に初期型は能率が高い・・・らしい。

3、インピーダンスが4Ωだったので、今使っているネットワークの部品が流用できる。

4、メンブレンは部品として新品で入手可能。ずっと使えるね。

番外、ハイルさんてドイツ人・・・らしい。(そんなことはどうでもいい!)


結局、リボン系のツィーターを探して一番安くて、一番能率が高い奴になったってことです。


まあまあ (つ´∀`)つ マァマァ

取り敢えず木製のアングルを組んでネットワークを移設しましたん。
PICT2110.jpg
教科書通りの12dB/oct 15kHz
Europaのドライバーの高音限界の上を”そっと”足してあげる感じで。ドライバーにコイルが入らない+2つのユニットがダブらない使い方を目指します。

木の板からパーツからコードから、なんでも休眠部材の在庫整理です。


そして、第一声を聴いてみました。

「地味な音です。そして能率が高いような感じが全くしない」・・・合格ですね。

ヴァイオリンやソプラノの出方は歪みっぽさが払拭されて耳につかないようになりました。
音圧は感じなくともクオリティによって能率の高さ、つまり「苦し紛れじゃない感」は伝わりました。
だいたいこの高さで音圧を感じる方がおかしいよねえ、7kHzで-12dBだもの。

そして何より・・・わずか聴いただけでこれ以上決め付けるのは止しましょう。あとで、自分を否定する状況になった時に辛いから。

近々追報します。





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オーディオの難しさを痛感する今日このごろ

現代のオーディオでは、帯域幅が20Hz-20kHzなどというのはごく当たり前の話で話題にもならないでしょう。
しかし自分的にはオーディオを初めて30年でやっと到達した新境地なので思い通りにならないことが沢山あるんです。

その兆候は広帯域化したAD-1ppパワーアンプを初めて聴いた時から感じていたのです。
音楽を聴くと「全てにおいて抜けきらない」という具体的な不満は確かにあるのだけれど、それが低音がだぶつくせいなのか、高音が不足している為なのか、はたまた全然別の問題なのか?サッパリ分からなくなった。

我が家のオーディオの30年間はほぼ60Hz-15kHzの歴史でした。モノラルからステレオ初期の録音が圧倒的に多かったので「広帯域」なんて装置はむしろ嫌っていたのです。
この長さ(60Hz-15kHz)のシーソーのバランスをとるのなら過去の経験から多少の事態に対処できるようになったつもりでした。
でも今は支点から力点・作用点の距離がもう少し長いシーソーの水平を取ろうと右往左往しているわけです。これまでの経験や知識では到底追いつかなくなってしまったのでしょう。

PICT2105.jpg
こうして1枚のグラフに並べると違いは歴然。


この騒動が完結したらまとめて記事にしたいと考えていますが、耳では聞こえない程の高い周波数でもレスポンスが落ちると「低音のもたつき」として我々の脳は認識してしまうようです。
現状はスピーカーの15kHz以上の音圧が足りないのは明白なので、輸送中の新しいツィーターを付けた後に結論を出そうと考えています。

それまでは、我が家には幸いにして色々なソースを使って音を出せるのでどの辺が原因なのかアタリをつけておくことにしましょう。

そんなわけで詳細の報告はもう少し先になりそうです。



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EMT-139 イコライザーの音が出た

当初片側だけ音が出なんだり、その内全く音が消えてしまったり紆余曲折はあったけれど何とかステレオで聞けるようになりました。
これを買ったのももう10年以上前だしステレオ用にと2台揃ったのも随分と昔のことになってしまっていた。
そう言った意味ではステレオで音が出たときには若干感慨深いものがあったけれど、機械にとってはそんな感傷もお構いなく、初聴きはまあどれも同じだろうがひどい音からのスタートになった。



イコライザーアンプとしての必須事項である
1、ノイズ
2、ゲイン
3、RIAA偏差

に関しては1、2は合格。

ただし元々モノラルOFD用のゲイン設定なので、そのままでは20dBほど低かったので要らない回路をパスしたり古典的NF回路を実用的なものにしたり・・・etc 何とかギリだけど実用ラインまで引き上げることが出来たと思う。


3の偏差に関してはNF型の経験が少ないから、計算上の変化と仕上がり特性や聴いた感じとの相関が今ひとつ掴みきれていないというか自分のしている事に自信が持てないなあ。

勿論電気的な特性は合わせたがカートリッジの出力(インピーダンス)の場合、発信機のように単純ではないかも知れない。
テストレコードの出力と発信機の結果を比較して計算値と実効値との偏差も蓄積していく必要があるでしょうね。


PICT2091.jpg

まだまだ調整が続くので置き場所は間借り状態。
930の下のレコードを入れてあるスペースの上部に高さ18cm程のスキマがあるので、そこに押し込む予定。
おかげでPSUも薄型に作り変えなきゃ。ゲンナリ。


夜中は通電し続けて今日で3日目に突入した。
当初のバラバラな感じが少しづつ、本当に少しづつまとまりを見せて今晩はちょっとは音楽らしくなって来たかな。
不思議と作りたてはどの機械も同じなんだけど、音像が浮ついて地に足が付いていない感じがする。
ヴォーカルを聞くときにホーンの開口とウーハーの間辺りから聴こえたらまだまだってことでしょうか。

オーディオの書物などを読んでいると、音像が下過ぎるから上にあげたい。いった記述もあるが多分表現が違うだけで現象は同じことを言っているような気がする。実際の音を聞きながら話をしないと言葉だけで音を表現するのはとても危険じゃないかと思う今日このごろです。

それと自分の立場からは確かに音は変化したと思うんだけれど、もしかしたらコチラの耳が変わる(慣れる)だけなんじゃないだろうか。機械側からすると「やっとチミも分かってきたかね」と思われているかもしれないぞ。
鶏が先か?卵が先か?と同じくらい僕にとっては壮大な設問だ。


さて、まだ少しこの状態で時間が必要だろうな。
注文したツィーターは飛行機に乗ったらしいのでそれが着いたら最終的な調整をして棚の隙間に押し込むとしよう。
それまではしばし測定とヒアリングのサンドイッチ状態が続くわけですね。




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最新ステレオ用のプリアンプを作るぞ!EMT-139

前回まで現在進行形のラインナップをまとめましたが、まだ製作途中で音の出ていないラインも幾つかあります。

その中で今はEMT-139Aアンプをモディファイしてステレオ用に改修しています。
対象のEMT-139Aは1950年代の初頭に設計されたEMTのプレーヤーにセットされる一体式のイコライザーのユニットアンプでモノラル方式でしかもRIAAカーヴに統一される以前の製品です。

このアンプで1945年~50年代のモノラルレコードを聴くと含蓄のある他ではちょっと得難い独特のプレイバックを味わえます。
回路的には時代を反映していてかなり苦労(当時の人はそれが当たり前だから苦労とは思っていないでしょうね、今から見ると工夫が凝らしてあるという意味です)した跡が見えますし、特性も現代の感覚からすると「古い」ものに映ります。それが返って素晴らしい音楽を奏でる要因となっているのは間違いありません。
しかし今回はステレオでしかも新しい時代の録音用というターゲットですからまずRIAAカーブに合わせ、かつ十分な帯域幅とフラットネスを確保する必要があります。



モディファイをするに当たって、いつも通りの原則としてたちどころにオリジナル状態に戻せるように気をつけながら進めます。
まず、プレーヤーには1台しかセットできませんから2台ステレオとして使うためには本体から取り出し独立した電源を供給しなければいけません。

実は以前にこのセットの為の電源供給ユニット(PSU)を作ったのですが、今回はレコード収納の空いた狭いスペースに押し込む為にこの部分もやり直しになります。
自分としては「またPSUかいっ!」という気分で、いったいこれまでに何個PSUを作って来たのか。常に何らかのPSUを作っていたような感じ。

まあそう愚痴っていても前へ進めないので手始めにPSUとアンプを接続し、かつ信号の入出力をコネクトする為のターミナルBOXを作りました。

PICT2082.jpg

狭い所へ入れるための窮余の策です。
昔の細長いシャーシの使い回しなので穴だらけですが、普段は見えませんのでこれでいいでしょう。

PICT2083.jpg

EMTは言わばモジュールユニットアンプなので、一つのコネクターでヒーターから+Bから入出力まで全部集中して「ガチャン」と差し込めるようになっています。そこで写真のようなドックを作って単体で作動できるように必要な電源などを一括供給してあげます。

PICT2089.jpg

完成予想図・・・・こんなの作っても、音が出るまでにはまだまだ遠い道のり・・・・続く





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CDを聴くためのシステム

現在CDを聴いているスピーカーは昨年購入したQUADのESL型です。

ESLを買う以前はEuropa1台だけだったのでCDも繋いでいました。購入後聴いてみて、これならいいだろうとCDは現在のラインに独立させました。

皆さんご存知の通り、QUADの創業者であるピーター・ウォーカーさんは1950年ころ、当時のスピーカーに満足せず密かに?静電型スピーカーを開発してこのESLを商品化し、合わせてこれに組み合わせるアンプを刷新しました。
QC-Ⅱ型プリアンプとⅡ型パワーアンプです。時は未だモノラル時代でした。

ESLを使うなら本来フィッティングされたⅡ型アンプであれば文句なしですが、先立つものも寂しい状況です。
しかし自分としてはESLの購入を検討した段階でZeissのアンプを使うと決めていました。むしろ、手元にこのアンプがあったからESLを買う決断をしたと言えます。
と言うのもZeissのアンプがⅡ型アンプと近しい特徴を持ち合わせていたからです。

その結果は大変に満足しています。1950年代の大英帝国の威光は減じたかもしれませんが広いレンジとダイナミズムを獲得しより広範囲なソースに対応できるように思います。

PICT2077_convert_20130214164518.jpg

少し脇にそれますが、ESLに関する世評は賛美と否定が相半ばのように感じます。

古い世代の英国のスピーカーは全ての音をはっきり、くっきり描くことは苦手と言っていいでしょう。
楽器で言うと現代ギターの音ではなくリュートのようにくすんだ表現を得意とします。

そんな癖?特徴?美点?をどのように感じるかで賛否相分かれるということでしょうね。

PICT2078_convert_20130214164617.jpg


CDPは変わりなく
EMT 981
外部クロックはMUTECだったと思います。

981の出力は600Ωなので、ZeissIkonのフェーダーでゲインをセットした後、Zeissと同郷のVBEの入力トランスでステップアップした信号をパワーアンプに入れています。

今後はLP再生も視野に入れてQC-Ⅱプリアンプを2台買ってあります。前後してDeccaの針とGarrardも来ましたので順次組み上げて行こうと考えて居るところです。




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我が家のラインナップ 中間まとめ 最新ステレオ

5)1970年以降のLP

ここまで我が家では1台のスピーカーでカートリッジやアンプを替え、ツィーターを足すことで(今日のを加え)四種類のラインナップを稼働させているとお伝えしてきました。「おかしな奴だ」と思われる方も見えるかもしれませんので、簡単に背景を述べます。


まず最初の動機は前回申し上げた通り

「レコードに入っている音は年代によってずいぶんと違うよね、これを一つの装置で聴くのではその時代毎の良さを十分に出しにくいのじゃないかしら」という単純な想いでした。
その気持ちを支えた物理的根拠はEMT社製カートリッジの針先の種類の多さです。(EMTはレコード会社の原盤試聴用として作られたので、カッティング・ニードルの太さと同じ形状の針先をラインナップする必要があるのだろう)

ざっくり挙げても
TSD-15SFL  針先曲率半径 6μm 一番新しい製品、各社現行機もこの曲率に準じている。
この上の15μm ステレオ初期 OrtofonのSPUやシュアーのV15のオリジナル等もこれに近い値。
モノラルLP時代は 25μm 米ではバリレラの1mil(千分の1インチ=25.4μm相当)もこれに準じる。
SP用には数種類あると思う 65μmが電気吹き込み時代のSPレコード用。80μmは機械吹き込み時代。       
小さい針の方が新しい時代のもので、より細かい彫刻=より高い周波数=を刻むことができるからです。
時代を追って1/15程の太さになってきました。

PICT2073.jpg
あまりいい出来ではないが、試しに爪楊枝を置いてSPレコードのグルーブを撮ってみた。
ご自身で爪楊枝をしみじみ見てもらうと、いかにこの溝が太いかがお分かりいただけると思う。


record_groove.jpg

こちらは数年前に話題になったアメリカのサイトから(無断)借用。

これは新しいLPだろう。下に「50μm」のスケールがあることに注目されたい。この谷の底を6μmの針が走っていくことになる。
渓谷のように左右にウネっているのが低音の信号で、谷の斜面がさわさわと波打っているのが高域の振動。
モノラル針の25μm(50μmスケールの半分の太さ!)の太い針だと波の頂点から頂点へ滑ってしまいそうなのがよくわかる写真。

でも本当に恐ろしいのは、太く切られた溝に対して、細すぎる針で再生したら・・・溝の底に溜まったゴミを掻き出すだけでとてもノイジーな音になってしまうことだと思う。経験上そのような組み合わせは力のない痩せた音になりやすいので注意が必要かも。


以上のような考えに至ったのはオリジナル・プレスのレコードを少しずつ買えるようになってから。
レコードの製造年代によるグルーブの変化に気づいて、物理的な「グルーブの谷と針先の曲率」との整合性を担保しようとしたことがラインナップを増やすきっかけになっていった。

結果的にオーディオの歴史は録音・再生帯域拡大の歴史であると再確認し自分の部屋でその検証をする羽目になってしまった。


では、70年代以降の新しいレコード再生のラインナップをあげていきましょう。

EMT TSD-15SFL  上述したように6μmの超々マイクログルーヴ対応です。
EMT930  我が家の930は本来モノラル時代の旧型なのでアームを載せ替えました。
EMT-229
EMT 139Ax2台  これは元々OFD専用なのでTSDに使うには厳しかった。また時代的にRIAAカーヴは付いていない。これをモディファイした様子は順次記事にします。

AD-1pp このアンプが新型のLPで成果を上げられると良いのですが。
そして、勿論ツィーターを足しています。



余計な話題で長くなってしまったので、CD編は改めて・・・





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我が家のラインナップ 中間まとめ ステレオ

3)ステレオLP 初期(1957年-1963年ころ)

レコードのステレオ事始めは(門外漢の私に詳しくは言えないが)米RCAのLSC-1800番台に数タイトルあって何れも最初にして最高の評価があるけれど、高額すぎてオークションで連敗中なので未だに手にしたことはない。だから音も知らん!!
それらは1956年頃の録音だったと思う。

特に工業生産品は創業当時の初代製品には「作り手の想い」がより濃厚に込められているような感があるのは分かるように思えるし、カメラでも車でもそしてオーディオでもできるだけ初期のモノを求める数寄者は沢山見える。
有名なプリアンプのマランツ#7がいい例で、シリアル1万番の前の方だとそれ以降の物より50%近く高額で取引きされているらしい。

レコードもこの頃の録音は「気合」が入っていて大好きだし、モノラル時代のヴィルトーソ気分の残り香があって実に濃い録音が多いと思う。
英)コロムビア、Decca録音などの到達した成果こそ正に「最初にして最高」という逸品揃いでしょう。

Neumann DST 白  後の黒や62よりも帯域狭く、さすがにこの時代のレコードにジャストフィット!これが初期型で希少品だから使うってのは馬鹿げた話だと思うし「音がいい」という表現も違うと思っている。
今の世の中、超広帯域のいい音のピックアップは沢山あるが、狭いものは探しても無いから仕方あるめえということだ。
Neumann Z-25
PRESTO 64    人生初めてのダブル・アーム。奥のが使いづらいのでリフター使用。
LCRイコライザー 以前WV-Ⅱを使ったが長続きせず、現在LCRで鋭意組み上げ中 近日公開予定
KL-32611

PICT0992.jpg
ワルター先生最晩年に隠居中のところ、担ぎ上げられてしぶしぶ?セッションを再開。おかげで「トンデモない」名演の数々をレコードで聴くことができるようになりました。幸せなことです。
プレイバック・モニターは明らかに「ALTEC 銀箱」。おそらく604が入っていたことでしょう。
ALTECではクラシックが鳴らない。なんて可笑しな風評にピシッと突き付けたありがたい一枚。



4)ステレオLP 中期 (1964年-1969年ころ)

この頃から録音、編集、カッティング装置の広帯域化が一挙に進んだように感じている。
例えば、Deccaの有名なリングでは1957年の「ラインの黄金」と66年の「ワルキューレ」の音響の違いは明らかだと思う。

Deccaはリングシリーズに先立ち2種類のワルキューレ(一幕と三幕のみ)を50年代に録っているが、それと10年後に録られたこの全曲盤の音味の違いは衝撃的だった。善し悪しではない、時代の空気や技術・周辺機器の違いだろう、実際にDeccaは63年にウィーンのコンソールを一新して新型を採用している。これらを同じオーディオで聴いては遺憾と思った。

前項3)の年代のレコードではオイローパの高域限界15kHz程度で不満がなかった。
しかし、この時代のレコードをそのまま聴くとヴァイオリンがキツく飽和したような悲鳴をあげる場面が多くなる。確かに録音の帯域が広がっているようだ。
そこで、これ以降のレコードを聴くときにはツィーターを足している。

Neumann DST-62 トーションバーを柔らかくして可動域を広げ、広帯域化を図ったマイナーチェンジ版。
EMT RF-297
EMT 927Ast
Klangfilm 6SELA-2145 1950年代の総合プリアンプ CR-EQを組み込んである (最近30Hz-20kHzまで拡大した)
AD-1pp 現在一所懸命取り組んでいる。

ツィーター
現状はTelefunkenのホーン型、以前はSiemensのコーン型だった。
しかしながら、オイローパに比べて20dB近く能率が低くく、とても十分な役割を果たしているとは言えず、最近新しいツィーターを購入(輸入中)したので順次実験したい。


今回の3)と4)に関しては時代が近く、レコードの個体差やレーベルの特徴(主に設備投資に対するコスト力)によって使用機器が前後する場合もあるのでケースバイケースと思って頂くと幸いです。



次回は最新ステレオとデジタルについてです。



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我が家のラインナップ 中間まとめ

3年来の課題であった「広帯域システム(スピーカーは1台で)」を作ろう作戦も少しづつ形が見えてきたかなと思えるようになった。

新システムへの想いは「レコードの音って、録音された時代によって随分違うのだから再生する装置も同じじゃおかしいよね」という当たり前の感想からスタートしている。
(改めて書くと重複するので「この記事」を参照されたし。なお、今回は過去記事へのリンク多数=アンダーラインの単語はクリックで直リンクです)

あまり賛同を得られない話だけれど、
マジコQ5とかノーチラスとかとにかく最新・最高の装置は現代最高の音を出せる可能性を秘めた機械に間違いはないけれど、それらで1925年に録音された「SP録音のクライスラー」などをかけても最高のプレイバックになるのだろうか?

少なくとも僕はそうではなさそうだと思っている。
現代の優秀な機械で狭い帯域のレコードを掛けると上下端のノイズと真ん中のエネルギーとのバランスに苦慮すると思えるし、中音域のエネルギーはもっとガーンと来てくれって感じること多いから。





そんなことも踏まえて、アンプの話題が一旦収まったところで、広帯域化の為に考えているラインナップの軽まとめを入れておこうと・・・思いました。

1)SPレコード

先の戦争も欧州では39年頃には一応の決着がつき、人々の目は再び娯楽や余暇に向けられるようになった。
戦争という悲劇も、一方では科学技術に長足の進歩をもたらしレコードの分野でもそのフィードバック(ドイツのUボートのエンジン音を識別する為に高音質レコードを作った技術がDeccaのffrrというのは有名な話)が顕著で戦後のSPレコード(1940-1946年ころ)は今日聴いても信じられないような神がかった録音が多い。


オーディオを始めた頃は先達の影響もあってモノラル盤やSPの復刻レコードばかり聴いていた時期があった。
WE系の装置を揃え、多分にオーディオの音を聞くための音楽だったよな感があったことも否めない。

現在は少し立ち位置が変って、僕は西洋の古典的な音楽を聴きたいんだ!というある意味開き直りをして古い録音も「よく聴く音楽のカテゴリーの中の一つ」となりました。

あるとき、クレデンザを電動モーターにしてHMVの針を使うようになってSP時代の物は全て蓄音機で聞くようになり復刻レコードはほとんど手放してしまったし、WE555もずいぶん前に売ってしまった。

まあ、その代わりにオブジェと化していたアコースティック用蓄音機のHMV101(マイカ振動板)の活躍の機会も増えてめでたしめでたし。

PICT2062_convert_20130210142015.jpg

そんな事情でかつて使われたことのない「WE-9a」ピックアップ。
見た感じ未使用品のようだったし、何よりも写真の「1M」というスタンプが購入の決めてだった!
まだこれに着手できていないので確認はできてないが、もしかしたら希少種で望んでいた仕様かも知れない。

いつの日かこの機種の詳細と使った様子を記事にできればいいなあ、と思っている。


2)モノラルLP

実は、モノラルLPはわずか10年間程の短期間でその使命を終え、ステレオレコードに変わっていった。
しかし、この10年はなんという10年だったことだろう。
w1_convert_20130210152139.jpg

この有名な写真には1930というクレジットがある、その後全員が戦争を生き抜き1950年当時には巨匠として楽壇に君臨した。

LPモノ時代には神のごとき「良き曲、良き演奏、良き録音」のレコードが多数存在する。
いくつかは過去記事に書いたが
「ワルターの大地の歌 Decca盤」
「フルトヴェングラーのシューマンの4番ほか DGのセッション」
「ヌブーのシベリウスのVn協」は少し前の時代だったかしら。
とにかく大変な音源の宝庫だ。

EMT OFD-25 角
EMT RF-297
PRESTO 64
Neumann WV-Ⅰ
Klangfilm Kl-32611

あちこち建築中のカタルーニャの教会のような我が家の装置にあっては、一番の完成度を誇るライン。
何も文句を付ける要素が無いし、RIAAとNABカーヴが選択でき米Westminsterなどの素晴らしい演奏の数々をオリジナルカーヴで再生できるのもありがたい。



ステレオ以降は少しめんどうくさいので次回に分けます。



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AD-1ppアンプ 大した勘違い・・対策しました編

さてさて、とんでもない思い違いでえらい目に合ったのですが、数日後にはなんとか冷静さを取り戻し実務的な対策を講じました。

まず、今回このような痛い勘違いをした原因を考えます。
問題点は、「電気的な要因」と「物理的(振動)な要因」を混同してしまったことでしょう。

例えば
「低音がカブって高音で抜けない」という一つの症状が有るときに。
・電気系統(カートリッジからスピーカー)までが原因なのか?
・部屋を含めたアコースティックの問題なのか?
この2点を分けて考えられずに、ごっちゃにしていたからいけないんだ。

とうの昔に答えは出ていたのに・・・このグラフの通り
アンプのレスポンスは入力トランスの影響もあり、どう見たって低域端に向かって緩やかに下がっている。
つまり電気的には明確に低音かぶりなんかあるわけないのに
、コンデンサーや部品のせいにして暗闇のトンネルに突き進んでしまった(T_T)/~~

しかしこれで、すべき事は分かった。振動のモードを変えて盛り上がる周波数を少し外してあげればいいだろう。
(この時の対策でオーディオ的な嗜好が分かっておもしろいものですね。)

・吸音材を使う人。
・板材で斜めの面を作る人
・置き方を変える人  などなど

僕はこれまでにも書いてきた通りこれ以上吸音はしたくないのと壁に壁を付けるのは避けたいのでスピーカーの置き場所を探って見ることにした。(最も消極的な方針だけれど、これで済めばコスト的にも労力的にも万歳でしょう)

低域のカブリを減じるには左右・後ろの壁から離す。足を使って上げたり、中には硬めのインシュレーターを入れる人もいるだろう。


今回の原因は、これまでの検討で天井と床との間にある固有振動らしいと考えられるので、ウーハーの高さ位置を変えることを一番に試して見るべきだろうと思った。

PICT2050.jpg
近所の銘木屋さんでちょくちょく買い揃えていた端材のブロックを引っ張り出してきて、立てたり寝かしたりして高さは勿論、接置面積を変えながら変化のベクトルを探っていった。

また、写真のように少しの高さの違いを利用して仰角をつけたりもした。(斜めってると何となく定在波対策に良さそうでしょ?)


最終的には

・随分昔の記事にあげているが、石は高域の硬さが乗ってくるので不採用を再確認。
・仰角を付けると途端に定位があやふやになるのはどうした理由かは判らないが、これも不採用。

・これまでより高さを2cmほど上げて決着した。
木の材質は紫檀や花梨とかランダムに買っていたので木目を見ただけではもう分からない。
いずれにしても南洋の硬質な木材は上下ともキレイにすっきり伸びてよろしいようだ。(以上、我が家の現状での感想)

ただし、これから沢山のレコードを聴いて、もう少し試してみて。
もしかしたら、あらぬ疑いを掛けられて交換してしまったアンプの部品なんかも元に戻すかもしれない。



しかしまあ、目の前にある明確な測定結果を信じずに独りよがりな思い込みにどうして引っ張られたのかな??

TVの健康食品や安眠寝具の通販CMでよくあるでしょ。

「これは個人の感想です」って。
同じ薬だって効く人とそうでない人がいるし、同じ人だって病気によって必要な対処法は違う。原因と解決策が分かないままで処方すべきではないのは当然なのに。
そんな当たり前なことすら思い至らずに突っ走ってしまった自分が(/ω\)ハズカシーィ。




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AD-1ppアンプ 大した勘違い・・やっちまった編

さて、このアンプの記事も随分と今の時間に近づいて来ました。



何を勘違いしたかというと1月28日の記事の中で、高音が抜けきらない原因の一番目の仮説をこのように立てた。

>原因の仮説
1.50Hz以下の音はこれまで出したことが無く、室内の挙動も把握できていない。とんでもない定在波が発生しているのか?


その反証というか否定として、
>1.に関してはSPの復刻盤など低音成分の含まれていない音源を聴いてすぐに否定できた。

と、のうのうとのたまわっていた。☆⌒(>。≪)

これって、痛いよねえ。
50Hz以下の残響の影響を知りたいのに、その周波数の入っていない信号を聴いて納得していたんだ。
指先をちょっと怪我した時に、カットバンで済むのに腕を切って怪我を無かったことにしたようなもの。


我ながら「下衆の極み」で恥ずかしくなり、当然の対応としてピンクノイズの特性を採ったのは当たり前のこと。
PICT2024.jpg
これはKl32611 オイローパ・アンプ

PICT2025.jpg
で、こっちが新しいAD-1ppの特性、スピーカーを左右に分けて繋いでいるので厳密にはスピーカーの個体差とか室内の影響も若干差はあるけれど、やはり50Hz以下のレベルは変わっている。

この後メーターを動かしたままで低音カブリが耳につく曲を幾つか再生してみた。
聴いてダメじゃんと感じる時にどの周波数帯の音圧が出ているのか調べるという、実に実践的でダイナミックな実験だ(笑)

そうしたところ、どうもよろしくないのが125Hz辺りの盛り上がりで、これは1枚目の写真でも既に存在するように我が家の天井高の半波長の定在波に依るものと考えている。

50Hz以下の信号と125Hz近辺は一見関係の無い様にも思えるが音の世界はちいと複雑で偶数倍とか、偶数分の一なんてところで悪さをしたりするもので。

PICT1729.jpg
ESLはこの位置に今はないけれど、オイローパの周辺はこの通り荒涼として定在波が好みそうな空間ではある。


さて、今度こそ犯人の尻尾は見えた。
だけれども、どうしたらキレイに捕まえることができるのか?

今日の自分が思いおこせば随分と馬鹿な回り道ばかりと思うけれど、その時点では大真面目にこんなことを考えていた。

対策1、アンプの入口に僅かなローカットフィルターを入れる。マジに計算を始めてた。(゚д゚lll)

対策2、RIAAカーブに少々手心を加える。ここまで来ると狂ってるね。

対策3、フェーダーを替えてみた。時代の新しい奴はちょこっと高音が伸びた気がした。
プリ-パワー間のコードを替えてみた。あまり変化はなかった、もともと200Ωとかだし。

etc,etc・・・

「音に不満がある」時ってのは色々と考えすぎちゃうんだなあ。
しゃんとしろよ、オレ! で、続く。







コンデンサーの音質比較 後篇・・・

では、後篇を続けます。

PICT1994.jpg

3)Siemens MPコンデンサー アルミキャン 写真左上 このサンプルは1973年1月製造

これは現在でも比較的NOSで入手し易いものです。
MP型で無極性に近く、写真の通り黒帯もあるが実器での使用例をみても極性に統一感はなく、実際に使った感じもそれを裏付けるもの。

さて、このコンデンサーの音についてはとても表現しにくい。
少なくとも信号の経路にシリーズに入れる様な使い方だと「パッとしない」印象しかない。

しかしながら旧式の「K-G帰還」に使って他を寄せ付けなような魅力的なアンプになった記憶もあり、このタイプは容量・耐圧の組み合わせが多義に渡り存在するので色々な選択肢がありそう。
その中でも、デカップリングやNF回路などで素敵だったというイメージかしら。


4)EROID系 下段の2種類の他にも夥しい種類が存在する。

後年のERO社に繋がるブランドと思うが「EROID」「EROFOL」「EROFOL2」「EROMAK」等々エロいネーミングの名前が列挙している(笑)

仕上げの外装や、恐らく内部構造も沢山あると思うけれど、使ってみて信頼の置ける・・・一概にドイツ製のコンデンサは単に電子部品として見ればアメリカ製や同時代の日本製に比べると神のごとき信頼感だがオーディオ部品として間違いない。という意味・・・2種類を取り上げてみたい。


左側の「燻し金」色のは、広い帯域に渡ってノーブルで正に間違いない音になる。
例えば三段アンプであれば片側にこれを使っておけば大崩れはしない。といった安心感があって心強い一本。

これも数百pFから存在するのでフィルター回路にも選択肢が多い。
そして何よりもこのシリーズの利点は製造後数十年経った現在でも表示の容量と実測値との誤差が驚く程少ないことだ。
当時のコンデンサーは大抵大きい方に誤差を持って作られているしそれがメーカーの良心だと思うけれど、ことフィルター回路に関しては精密な容量値は何よりも大切なのでこれに関しても極めて信頼できる優秀な部品だ。


写真右側のクリーム色のは有名な「”K”」タイプで、時代的に少し古く古格のある風情がある。
電圧の箇所ばかりでなく電力の場所にも有用で、スピーカーネットワークに使うと落ち着いて滋味ある感じになると思う。

追記すると上のSiemensのMPもスピーカーネットワークだと癖を感じないので、高圧や電力に向いた形態というのがあるのかも知れないと思う次第。








コンデンサーの音質比較 中篇・・・

現在記事にしている本アンプの進捗は1月10日頃の状況で、今日は2月2日だから3週間ほど前のことになる。
実は前々回の記事を書いてからとんでもない勘違いをしていたことに気付き既に実験を行って別の結果が出ているのでその過ちを正したいのだけれど、ここはぐっと堪えてコンデンサーの続きに行きたいと思う。


PICT1994.jpg


1)SIEMENS他 ガラス管コンデンサー(写真右上) 多分MPタイプのフィルムが多いと思う。他社ブランド名のものある

写真にあるようにこのサンプルで1958年12月の製造だ。かなり古い、1949年というレタリングのものも普通にある。
恐らく戦前からあると思う。それくらいドイツのアンプでは長らく主役として使われてきたタイプと言える。

AD-1ppアンプでは当初0.1μFをカップリングに使っていた。オリジナルのKL-V401アンプのカップリングをそのまま流用したため。
KL-V401を購入した時に、店主さんが「このコンデンサーがドイツの音を出してんだよなあ」と言っていたのを良く覚えている。
「ドイツの音」という定義は僕にはよく判らないが、これを使うと何かしら特徴的な音の性格を感じることはある。

その一つが、コンサートグランド級の大型ピアノは、開放弦の際に金属的な、不協和音的な「ウネリ」を発することがあるけれどそうした「裏で鳴っているノイジーな音」をピアノに限らず他の楽器にあってもよく表現するように思っている。
もう一点、ドイツ語の発音の語尾に多い「tz やzu」といった擦れるような音も他のコンデンサーより顕著かもしれない。
反面、ピアノやバイオリンの最高音は伸びきらずメタリックでヒステリックな音に転びがちなようだ。
この辺りの特徴をして「ドイツ的」と思われているのだろう。ちょっとこじつけ感はあるけれど。

AD-1のシングルの時はこれをカップリングで使ったことにより、バイオリンの高域が長い間悩みの種だったことを思い出す。

そんなイメージを持っていたので今回のppアンプでも高音が抜けてくれない犯人に仕立てられ交換を余儀なくされて各種のコンデンサーを付け替えてみたりして、そのおかげでこの記事が生まれたという訳だ。


こうした功罪を併せ持つ(どの部品だって全てそうだ!)このコンデンサーは、一つの増幅系の中でアチコチに使いすぎると金属的に成りすぎるが、かと言って完全に外してしまうと物足りなくなってしまう。どこかに少しだけ使うと程よい金属感を楽しめるという具合に。その使い場所がキモになると思う。

長い付き合いの中でついに居場所を見つけた。
イコライザーのロールオフに使う!! 言うことなしのバッチリフィットだった。

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Ziessのアンプに多用されているガラス管コンデンサー。とてもドイツ的な音だろうか?そんなことも無いと思うけど・・・


2) WIMA Durolit 写真右列、中段 フィルムコンデンサー

続いても大変に有名なコンデンサーである。
時代的には上のガラス管の次の世代で60年後半から70年代に多用された。
一部では神格化されているNeumannのVGラックのアンプ=WV-1やLV-60の主力としても使われている。

新しい時代を反映して特に高い方向でワイドレンジを確保しているように感じる。ソプラノやバイオリンは随分と綺麗に伸びるようになったように思う。

しかし、この素晴らしい部品にも少々の不満が残るとすれば、中域から下がほんの少し「優しい」。
褒め言葉にすると「ピークが無く滑らかに下へ伸びる」と言えると思うが、意地悪に言うと「チェロバスのガリガリした荒さが出にくい」ことになる。
つまり1)のガラス管と対比するカラーを持つ。

最近の低能率ロールエッジのウーハーが発する滑らかな音を美点と捉えるか、綺麗なだけと嫌ってハードエッジの高効率ウーハーを取るか。使い手の感性が問われる難しい問題だが、このコンデンサーからも同質の設問を突きつけられる。

大変に優秀で支配力の強い部品なので、こちらもやはりバンドパスフィルターの箇所で使ってイイとこ取りにしている。


今日は代表的な2点だけで随分と長文になってしまったので・・続く。






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