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オートグラフにフォノグラフ・・・シュテフィ・グラフ? んなアホな

-graphは グラフ
中学生なら「折れ線グラフ」とか「円グラフ」を知っている。

語源はギリシャ語の graphein 「書く」に由来する言葉だそうだ(研究社 新英和中辞典より)
頭の名詞と連結して「・・・を書く」「・・・を描く」「・・・を記録する」という意味で用いられることが多い

オーディオ界のグラフのスターは「Autograph」にトドメを刺すかな?
もちろん英国はTannoy社の大型スピーカーの名称だけれど、本邦では剣豪文学の五味康祐さんの格闘記で有名になった。
ただし、これは別にスピーカーの名称ではなくて「作者署名」「自筆サイン」という意味の一般名詞。
Tannoy社の社長(製鉄所「タン・アロイ」のオヤジさんだけど)ファウンテンさんがサインをしましたよ。という意味になる

A3363_I3.jpg

これのことね
つまり、このプレートには「Autograph」と書いてあるんじゃなくて(「サイン」と書いてあったら大笑い)「ガイ・R・ファウンテン」とオヤジさんの名前が書いてある。
余談だけれど、JBLの「シグネイチャー」シリーズもあるよ。

一般世間でのグラフの代表格は「photograph」だろう、見えるものの記録=写真と訳していいと思う。
これと横並びの意味で「phono」を「graph」するものと考えるとレコード=録音機を表しているんだと妙に合点がいくなあ、なんてそんなことばかり考えていた学生時代だった。


長い前置きにお付き合いいただき恐縮です

FM放送を録音したいんだけれど、我が家で録音機はTelefunkien M15とM15aしかありません

PICT1025.jpg

半速で回しても90分で1万円近いコストがかかります。
FM放送にとてもそこまでのことはできません。もし今年もバイロイトの生放送でもあれば考えますが、ティーレマンはもう振らないんだよねえ。

それでは、もう少し現実的な手法を考えなければなりません。

カセットテープは以前に書いたように少々容量不足は否めません。
DATはどうだろう?テープの入手、コスト、加えてメカニズムの保守に未来が見えないので早々に脱落。

そんなことを考えながら堂々巡りを繰り返していたある日
閃いちゃいました。
全くのノーマークから、突然!

CDに焼くならブランクディスクは激安だよねえ。デジタルならMPX出しっぱなしでいいから高い方もいけるでしょう。
どうだ、この考えは???

早速お嫁さん候補を探しました。
候補の条件は600Ωラインで入出力できることと、AES入力があること・・・あったけど・・・
Studer・・・死ぬほど高いじゃん

その後紆余曲折があって、結局これに落ち着きました

PICT3343.jpg

マランツの業務用です。
一番新しい世代のベルギー製、アメリカのマランツ・プロフェッショナルで昨年オーバーホールされている
そして何より激安!!

当初はこれで録音したらファイナライズをしてEMT-981で再生するといいかな?って思っていた。
しかし、理由はわからないけれど自己録再のほうがいいみたい。
昔のカセットデッキじゃあるまいし、自己録再がいいなんてねえ、ププッ
この辺りはもう少し突っ込んで理由を探さないといけないな


さてさて、相変わらず音については言及しません、
そんな独りよがりな事を言っても皆さんには関係ないし。
それでも、友人知人関係には思いの外好評だったので、そうだねえ、これでよかったね。と思っています。



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正しい過程を歩むと正しい結果にたどり着く・・・のかな?

今回は録音機について話そうと思ったのだけれど、リアルの時間は前後しますがチューナーに動きがあったので順番を入れ替えてそちらを先にします。


A・B2機種(どちらもファンの多い人気機種であり使用者も多いと思うので匿名とします)のチューナーを使ってどんどん聞いたり録ったりしました。
自分の中ではそれぞれの用途を決め始めた頃、一方の機種にNHKだけノイズが乗っているのが明白になりました。

もう一方のチューナーでは聞こえませんから、個体の問題です。
アンテナを調整したり、もう一度調整のやり直しをしてかなりいい処まで追い込めたと思いました。

しかし、クラシックの場合は無音に近い場面も多くそんな時にはノイズを意識します。
回路を追っていくとモノラルの時には問題無し、ステレオで発生しますからMPXデコーダー周辺だろうと当たりを付けて確認を始めました。

しかし、特に問題はなさそうです。
途方に暮れかけたけれど、一念発起して手持ちの部品を使って電解コンデンサーだけ交換しようと。なにせ30年選手だからね。

実は我が家ではラジアルのコンデンサーの在庫なんて皆無だったのに、幸いTelefunken M15のアンプを修理した際に残ったブツが幾つかあったので「ものは試し」とある物から交換を始めました。

PICT3352.jpg
えんじ色に見えるのがEORやSIEMENSの部品です。

これがなんと、ひじょーによろしい。
ノイズばかりでなく、音自体も別物になってきました(当たり前です)

それで調子に乗って追加手配しました

PICT3355.jpg

黒や水色もあるので分かりづらいですが、これで、7割以上はドイツ製のコンデンサに置き換わった事になります(音声回路だけ)
その上、カップリングに使われていた双極性(無極性?)の電解の手持ちが無かったのでアキシャルの大きなフィルムコンをぶら下げています(恥)

更にさらに調子に乗って、デエンファシス回路やフィルター回路のフィルムコンデンサも発注しました。
この時点で部品代は本体の購入価格に並びました、すなわち「大戸屋4回分」のチューナーに晴れて昇格したという次第です。




ときに、電解の不始末(いろいろある)を嫌って相当数をフィルムコンデンサやタンタルに置き換える方法もあると思いますが、ずいぶんこの手の実験をした結果現状は電解にも活躍してもらっています。

チューナーに限らずオリジナルで使われている部品を仔細に見ていくと、それぞれで意図を持って使い分けをして設計されているのが分かります。
適材適所を見極める「伝統芸」にはまだ見所があると思っているからです。



こうした葛藤は、コンデンサの種類に限ったことだけではありません。

一例として、古典アンプの回路には
日本の指南書などでは「発信防止のためにグリッドに近接して5kΩ程度の抵抗が入っている。しかし、現代のアンプでは必ずしも必要なものではない」という記載が沢山あります。

PICT3358.jpg
高名なWestrex London LTDのアンプです。公知の図面なので出してもいいでしょう。
出力管のグリッドに入る2.2kΩがそれです。

恥を忍んで告白すると
AD-1ppアンプを作るときに、オリジナル回路では記載のあったこの種の抵抗を「部品が少ない方が音がいいだろう」と色気を出して省いていたのです。

制作から数年ののちに、メンテの機会にそれでもと思ってオリジナル回路に戻して聴いてみました。驚愕しました。
自分の不明と失われた数年間を後悔しました。

フィルムやタンタルを多用した回路も同様で、確かに単音や電子楽器音を聞くと鮮度の高い音のように感じるのです。
しかし、こと楽曲になるとシンプル&ダイレクト&高性能部品を採用しただけでは「これで音楽として成立しているのだろうか」と思いを逡巡させられること頻繁なので困ってしまうのです。

オーディオや音楽に求めるものの違いと言って仕舞えばそれまでなんですが、趣味の問題ですからどんなアプローチでも結構だと思います。
どちらも価値のあることに些かの疑問もありませんが、自分としては・・・

自分のオーディオは「音の追求」ではなく、その生涯を音楽に捧げると宣誓したあの日(笑)から
何よりも「音楽は人間の営み」であることを感じられることを第一義に掲げるものであります(笑2)

お後がよろしいようで・・・








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機械は正しく使ってナンボ

私がこれまで使ってきたオーディオ機器というのは、第二次世界大戦(「この前の戦争」というセリフを使いたいのだけれど、以前に京都の人に聞いたら「この前の戦争=応仁の乱」ということなので、ここでは第二次世界大戦とします(笑)どうやら、連合軍は京都への空襲を配慮したので京都の街が燃えるほどの戦は、戦国でもなくって維新でも回避して、結局応仁の乱以来無しということらしい)を挟んだ時代の物が中心だったので製造後70年は経つものが多い。

そんなだから当然全てバラバラにしてから部品単位で確認しながらレストアしてから使うのがあたりまえの事と考えてきた。
対して、今回購入したFMチューナーは1980年代半ばの製造だから30年前のお品・・・新しい様でもやっぱり大ベテランだから、このまま使うわけにゃあいかないよね



さて、SANSUIのは、受信はするんだけれど感度が低い、ステレオで音はするんだけれどステレオ・ランプが点かない、ナドナド不審な点の百貨店やあ〜

さあ困った、チューナーどころかラジオだって触ったことはないしなあ、幸いにしてジャンクじゃ無いのを買ってきたからレシートを持っていけば返金してくれるとレジで言われていた。・・・・さあ困った

でもなんとなく予感はしてたんだ(この「予感」こそが古い機械をいじる時に最も大切にしていること)
壊れてはいないなと。
そこから、識者に聞いたり調べたり、とりあえず手持ちの測定器やテスターでできるところまで調整してみようということになった

PICT3334.jpg

まあご覧くださいな
ブラジルの方にあるという巨大アリ塚みたいじゃない?


さあやってみた
これが酷いもんだ、ありとあらゆる箇所がズレまくっていて、よくぞこの状態で受信していたものだ、という感じ。
日本の優秀な家電品だって、30年もすれば調整はずれる、という単純なことを再確認した。

改めて聞いてみた
QUAD ESLにつなぐとそこそこの音がすると思う。
しかし、 Klangfilmに入れると、ペラッペラの音と馬脚を表してしまう。でも、これは織り込み済み。
なんといったって、定食屋2回分だからね、文句を言ってはいけない。

これは最初に導入を決めた時から目算があった、チューナーの出力規格をみて行ける!と踏んでいたからね
カタログスペックというのは実に役に立つもんですよ。


PICT3332.jpg

もう一度この写真
鋭い人はもうお分かりになるかな?



前回の記事を上げてから何人の人からか
「チューナーはやっぱりバリコンのが音がいいだろう」
「◯◯の#7(言ってる!)以外はだめだ、まして真空管じゃなきゃ」という話が出た
前回少し書いたけれど、80MHzだのという高周波の処理、検波やMPXの戻しを真空管でやるメリットはなんだ?
という思いに至っていたし、子どもの頃買ってもらったトリオのバリコンチューナーを実家から持ってきて比較はしてあったから自分なりの結論はでていたので、みなさんごめんなさい。

いつも自分に言い聞かせているのだけれど、現物で経験したことのない妄想でオーディオを語ってはいけないと。それでは科学技術の道を歩けない。
オーディオってのは正真正銘科学技術の産物だからね、音がどうとか音楽性が・・・とかいうのはキチンとした性能があってその先の話。

で、今回のチューナーをFM検波のフロントエンドと考えて導入した。
とりあえず音声信号までを正確に取り出してくれれば、あとはこちらでいくらでも良いように処理しまっせ。というわけだ。
高周波の処理に音色や音質はという観念を求めるのではなく、処理の精度とシャープな肩特性のフィルター性能を求めた結果なのです。

続いて観念に左右される音声信号の増幅に関しては、世界に冠たるNeumannのラインアンプが控えているという寸法だ。価格差実に80倍!!
そして2台目のチューナーを買った理由もここにあって、1台は内蔵された送り出しのアンプ(もちろんトランジスタ)やMPX信号フィルターをバイパスさせてそのあとにKlangfilmのマイクアンプを繋げようと狙っている(虎視眈々)

だからね、FM受信のフロント側だけが優秀な国産バブリー・チューナーが一番目的にあった。ということなんです。


さて、とんでもない音のチューナーは手に入った、次は録音装置をどうするか?

試験的に我が家で唯一の録音機Telefunken M15AでNeumannの出力を録音してみた(もったいないから19cm)
パリ・オペラ座のライブ録音で「椿姫」やらN響の生中継など
演奏は別にしてもこれは凄いなあ、と

しかし、open reelでずっと録る訳にもいかない、ランニング・コストがえらいことになるから。
お気軽にスタートしたFM受信作戦だったけれど、ここに来てあらたな局面を迎えたようだ

実家に置きっぱなしになっていたNakamichiのカセットデッキを持ってきて繋いで聞いてみた。
だめだ、カセットでは保存できない音が入力してることに間違いない(M15で聞いちゃったのがまずったかな)

ここに至って録音機を探す長い旅に出る覚悟はできていた・・・・しかし案外短い旅だった・・・・

つづく




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突然 FM放送受信に邁進す (人生2度目)

前にも書いたかもしれませんが・・・
あなたは
「FMレコパル」
「週刊fmファン」(こっちのfmは小文字でしょ!やっぱり)
どちら派でしたか?

FMの番組といえば音楽をフルコーラスで流す、しゃべりを被せ無いといった印象があってレコードが買えない学生の身にとっては貴重な音源であり毎日堪能しておりました。しかし、いつの頃からか音楽を流す時間よりおしゃべりの時間が多くなった気がして(おしゃべりならAM聞くでしょ)また働き始めると少しずつレコードを買うことができるようになっていつの間にか離れてしまいました
大きな8素子のアンテナを東京に向けて遠距離受信を目指したのも今は昔、手持ちには何もありません



年末も押し迫ったある日、突然「もう一度FMを聞こう」と自分の中で盛り上がってしまったのです。こうなるともう止められません。

まずは、必要な物資のリストアップですが、はっきり言って何もありませんから一からの出発です

・当然チューナー
・当たり前にアンテナ
・アンテナケーブルをどうやって部屋に引き込むか?
・ブースターとかいるのかしら?

善(?)は急げとばかりに早速近所のYAMADAへ突撃・・・そして衝撃の真実を知る
FM関連のアンテナなんてものは皆無と言っていい、そうか!時代はそうなんだな。
ネットラジオで世界の音楽をご自宅にとか言っているこのご時世に屋根の上にアンテナ立ててチューナーで拾うなんてガラパゴスなんだと。

ヨシわかった、ならばこちらもイグアナになってやろうじゃないか!
と、訳のわからない気合が入って、帰宅後ヨドバシ.comで4素子アンテナをゲット。とりあえず部屋の前に仮設置して感度を調べるぞ。と

同時にチューナーを物色
確かに市場の人気は無いようで、一部高級機を除くと顔見知りの名機たちも涙を誘うような廉価で入手できそう。
自分が今求めるものと、予想されるコストの相関関係を整理してみた。

1、メインのラインに入れるならROHDE&SCHWARZしかありませんが、本当にこれで行けるのかわからないまま巨大な投資(普通自家用車1台分)をするわけにもいかず、当然却下

2、少し現実的にSTUDERの業務用ならば選択肢に入るんだけれど、これが困ったことに全てシンセ方式。欧州と日本は放送のバンドが異なるので断念。バリコンなら幾らでも変更できるのにとほぞを噛む

3、ならばバリコン式の名器と言われる民生機、代表格はMarantz #10や同郷のセクエラ、マッキンの60シリーズか?
すごく高額の印象だが上手に買えばかなり安くなるかも、でもやはり高価すぎと思う

4、よっしゃ分かった、同時代で音も分かっている(昔使っていた)QUADのFM1(なぜかMPXデコーダーだけは持っている)もしくは FM2なら文句はあるまい。
文句ないんだけれど、同調や検波などの高周波処理って真空管にこだわる必要あるんだっけ?と
そもそもな疑問が噴出

少し勉強したら別の答えが出たので
結局、かなり安価で入手できる往年の名器を手始めに導入してみてFM放送そのものの必要性(クオリティ)を確認しようと決めました。

それで最初に買ったのがこれ

kt-v990.jpg

KENWOODの KT−V990
TVチューナーも着いた汎用品、もちろんアナログ放送はとっくに停止済みだからTVは無用の長物だけれどね

「整備済み」というので、相場よりちょい高めで購入。真空管アンプならまだしもこのような石の塊でしかもチューナー。とくればこちらは門外漢なのでわかる人に調整しておいてもらったほうが無難と思って。
なにせ、30年も前の製造なんでそのまま使えるはずはないだろうと。

とりあえず仮設置のアンテナをつけて聞いてみて、ちょっとビックリ。
SN比はいいし流石にスタジオ収録のナレーションなんかは特段に抜けがいい。

オーケストラのような編成の大きな音楽はさすがに無理を言えない感じだけれど、POPSなどは悪くないんじゃない。と、本格的に屋根の上へアンテナを移設決定!



そいでもって、
買い物に出たついでに近所のHard Offに入ったらSANSUIの一台のチューナーがあった
SANSUIのチューナーって、あんまりピンとこないなあ???って印象なんだけど、そいつの作り込みの良さとか佇まいがなんとも気になったので(安いことも大いに気になった)一旦帰宅してネットで調べたら・・・Hard Offへとんぼ返りしてすぐにゲット。

PICT3332.jpg

TU-S707X
「動作良好」とのふれ込みで通常販売品(ジャンクじゃないよ)として購入。それでも定食屋の2食分!!

さあさあ、と勇んで電源投入・・・OK よーしいい子だ
続いてチューニング・・・よーし、音が出た・・・・・あれ?・・・・・あれ?

つづきは明日の心だあ。
(引っ張るわけじゃないんです。これから出かけますので、失礼)






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変な物が付いた日

ナットドライバーが入らない狭い箇所に苦戦しながらなんとかかんとか、この物体を装着しました

PICT3220.jpg

はい、これはCDP(EMT-981)の出力をトランス出しとするためのステージ基盤だったのです。
真空管的な感覚だと、DC切りの「C」をちょこちょこっと調整して、Riから見当をつけた一次のトランスを入れたらはいおしまい。ってことになるんでしょうが、増築部分にもこんなに部品が並んでいて「大変なんだなあ」と。

EMTやSTUDERの出力アンプはもともと数Ω程度のインピーダンスで作られているので、200Ωや600Ωラインに乗せることはそれ程難しいことではありません。
実際にアンプ回路からバランス送り出しへと変換する回路が入っており立派にバランス出しとして稼働して何の不満もありませんでした

PICT3218.jpg

掲載が前後しましたが、「無し」の状態です




前回も書きましたが、
この緊急事態のような装着具合と共に、配線の乱暴さといったら・・・
これがあの「周到な」ドイツ人の仕事とは俄かに信じられないくらいのお粗末さです。
発売を開始してから、市場(といっても極狭いスタジオの中でしょうけれど)の声を無視できなくなって無理くりの後出しだったのでしょうか?

この想像の正否は別としてでてくる音は、流した汗の量(EMTも私も)に見合うものだったのでしょうか?

正直なところ・・・まだ分かりません・・・・・ガクっときちゃいましたかね?ゴメンm(._.)m
でもまあ、このブログでは「音を言葉に変換する」ことはしていないので、お察しの通りなのですが。
付けたのは昨年の10月ですからもうじき半年になります、その程度のお付き合いで音を云々していたらそんなオーディオは忙しくっていけません。本来はこんな作業したんだよ。という報告なので悪しからず。


それでも一応は、と・・・
付けての第一印象は
「トランス付いたなあ〜」でした。

・EMT981はトランスなけりゃ話にならん、という意見と
・やっぱトランスはダメだしょ(その根拠をきちんと聞いた記憶は皆無だが)・という意見を半々聞いてきました

個人的には自分で使ってみないと意見を持たないようにしているので、今回はまあ通過儀礼です。
現在のところ「それぞれ」が自分の意見で、もし経済的に許されるならば「あり」「なし」を一台づつ持ちたいですけど我が家でのCDPの使用頻度を考えると全く必要がないので、いずれ腹は決めましょうね。

以上、と言ってはあまりにも「塩対応=パルルは推します」なので

・マルチモノからの電気合わせステレオの録音には「なし」を
・空間にマイクをおっ立てたステレオ録音の場合は「あり」なんて感じかなあ、そうとだけも言えないかな?

ん〜〜ん、グタグタです。
何分相手様が音楽ですからね、何が何でも優劣をつける風潮はちょっと無理があるなあと思っているのでご了解ください。






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変な物を作る日々 

もしかしたら、お待ちの方があったかもしれないアキュフェーズの続編ですが・・・
さーすがアキュフェーズのフラッグシップ・プリアンプでした。
瞬く間もなく、新しいオーナー様が見つかり、我が家ではついに1音も奏でることが無く、電源すら入ることはありませんでした。失礼いたしました。




更新の間が空いてしまいましたが
ネタ切れでもなく、オーディオと無縁の生活だったというわけでもなく
むしろ、そっち方面が結構忙しくて記事を書くテンションにならなかったという感じです。


さて、
先秋になりますがこんな物を作っていました

PICT3212.jpg

これだけではさっぱり判りませんね。
ある部品を装着する為のL字アングルなんですが、全くもってスッキリしない形になってます。
既存の部品を避けるためにこのようなへんてこりんな形状をしています。ヤスリを駆使して仕上げている途中にパチリです。

こう見えてもヤスリ仕事は好きなので結構楽しみながらです。

装着する基盤につけてみました

PICT3216.jpg

ここまではまあまあですかね、問題はこれを本体に取り付ける時でしょうね

その取り付け方法はとんでもなくヒドイものです、機種完成して製造が始まってからユーザーの声が湧き上がってしまったのでしかなく(イヤイヤ)追加したという風情が丸出しですから

・近隣のネジ穴がここしかないので、取り付けアングルがこんな無様な形になった
・基盤のパターン上にこれを挿入するスペースがありません

おかげで、いま付いている部品を抜いたり、最悪なのはICのムカデ足に直接ハンダ付けをして、信号を横取りするような使い方になっています

その阿呆な機械の正体は、
すみません、今夜はもう一仕事あるので、次回に詳細を・・・・



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