訪問記 なんてのも書いてみる

お荷物の整理がつかず部屋の中は相変わらず音楽を聴けるような状態ではないのですが

我が家では音楽も聞けない今だからこそ人様のお宅へ訪問した記事をあげておきましょう

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そうです
わたしが組ませてもらった、英国はパラマウント映画社のアンプとアビーロード・スタジオからぶんどってきたLOCKWOODモニター(15インチ Tannoy monitor RED入り)の組み合わせを使っているTさんのお宅へ行ってきました

まず何より、何より素晴らしいのが・・・お分かりでしょうか?

パキスタン製のハンドメイド絨毯ですよねー、アンプよりお高いでしょうねえ、お父上経由で買えたそうです
実物を見ると写真の10倍は見事な質感です、素晴らしい素材と織りの技術。
模様のエッジが立っていて何一つ迷いがありません




はっきり申し上げてわたくし、オーディオマニアさんのお宅へお邪魔するの苦手です

「音さえよければ、見た目なんて関係ねえ」ってお宅に限ってもれなく聞き続けるのに努力を要します


もともと西洋のある種の音楽(クラシックのことね)は、多くの部分で次のような環境の中で育まれてきました
中央集権でなきゃ、ベルサイユ宮殿なんかの豪勢な建物やクラシック音楽が発達するわきゃないよね
文化は国の強さの象徴ですから

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ピアノの前に座っているのはシューベルトさんです
音楽が野に下ったのはベートーベンの頃という説もありますが、作曲家にとっては演奏会での興行収入はまだまだわずかなもので、楽譜の売り上げと教師の収入それらよりもパトロンからの援助が大きかったはずです


だってそうでしょう、演奏会なんて博打を打たなくとも援助の方がずっと安定している(笑)
結局、大衆の耳に音楽が届いたのは貴族の力が弱まっていく逆らえない時代の流れのせいであって、嫌々だったでしょうね芸術家からしたら

パリのバスティーユ牢獄襲撃が1789年〜ナポレオンによるクーデターが1799年
ベートーベンが 1827年没ですか、激動の世紀末ですねえ

しかし、世の中が安定するとまたショパンやリストのように時代が下ってもサロンで活躍した音楽家はたくさんいます
西洋は階級社会根強いねえ


そしてこちらは、つい先日の写真です  現代のサロン調の音楽と言っても良いかしら

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現役のウィーン・フィルのメンバーの私邸(ご自宅)に日本からの参加者を募ってサロンコンサートを開催している様子です

音楽の都では王様から選挙で選ばれた代表者に政治の実権が渡った現代でも(聴衆の方がどうなのかは別にして)音楽のなんたるかを分かっている芸術家がまだちゃんと居る証拠の写真です



Tさんのお宅でラヴェルを聴きながらこんなことを思っていました

この部屋の特徴は20畳を超えるスペースながら、立方体の形状です
オーディオマニアからは嫌われる形ですね、我が家も同じく立方体です

だからこその素晴らしいプレイバックだと思います、詳しくはまた別の機会にあげますが、変形の部屋は言うに及ばず、斜めの天井や壁は少なくともホールでセッション録音されたクラシックの再生としてはどうなのでしょうか

さらにもう一点、こちらのシステムは極めてシンプルです

CDプレーヤー・フェーダー・パワーアンプ・スピーカー・・・・これだけです
アンプの配線とケーブル類は同時代の英国製を主に使いました

電源改良だの、あーすが何おーむだの、インシュレーターの振動がどうしたの、ケーブルを変えてだの、球を差し替えるだの、その他アクセサリーがかゆいだの痛いだの
全くしてません



音の印象を言葉で表すのは、これまで書いてきた通りピントはずれなことだと思うのでしませんが
一つ感じたのが
「音楽が清潔だな」という思いです。もちろんただの言葉遊びですが、以下の文との私自身の中での対比の感想です

私自身がこれまで体験してきた
良い音、鮮度のある音、色付けのない音を標榜し、たくさんの「オーディオ的対策(自称)」を施したお宅の音を聞いた際の印象がなんと言いますか「音楽の騒々しさ」であったことを思い出すと、今回受けた印象は正反対だったのです

奇しくも実体験で教えられました

「新鮮な刺身」を食べようとして、お魚に長時間触りすぎて鮮度を落としているオーディオがいかに多いか
はじめは上手く感じるけれど、終曲頃には「早く終わらねえかな」と思う腕自慢の若い演奏家諸君のコンサートだったり
一口目は美味く感じるけれど、食べ終わる頃には飽きている流行りの進化系ラーメンのようにです

Tさんのお宅は違いました
プレイエルかエレールか知らないけれど、モニク・アースの弾く軽妙洒脱で乾いたピアノの音がいつまでも耳の奥に残っています






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着いた荷物・・・その2

久しぶりにオーディオや音楽以外の記事になります

信濃の冬の寒さもやっと一段落でしょうかね
冬の間は活躍の場が狭くなっていたシクロ我が家のメンバーの再登場に備えて準備をしています

こちらは1974年頃に製造された PEUGEOTのシティサイクルです
日本で言うところの軽快車でしょうがドロップハンドルが付いていたので街乗り用途なのに妙に緊張感を強いられる姿勢になっていたのです

いつかきっちりとした本物の軽快車(笑=普通の人は今より高級な仕様にしたいと願うだろう)にしてやるぞ、と計画していました
春本番を前にいよいよ実行に移したのです
変更点の第一弾はプロムナードハンドルへの移行を果たしました

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ほぼすべてのパーツが仏製であった頃の製品だ、と言っても高級なスポーツサイクルではない
セレブのご子息の通学や、先進的なスローンレンジャーがピンストライプのスーツに身を包み、株や油を売るための会社へ乗り付けできるように作られたのでしょう、安価な実用車です

それゆえに
チェーンセットはシングルでカバー付き、SIMPLEX社製5段の変速機、前後のCIBIEランプとマットガード付き
リアキャリアとサドルにはバック用のフックを掛けるリングがありますのでご覧のような大型バックを携帯できます
華飾に過ぎず、かと言って不足することもない、ちょっと乗りとしては大満足な個体です

32サイズのタイヤと柔軟なクロモリフレームは路面の段差からのショックを絶妙にキャンセルするとともに少々の上り坂では後ろからお尻を押してくれるような反発でアシストしてくれます
作り手の叡智に支えられた絶妙なバランスの乗り心地ではないでしょうか、さすがに自転車文化の深みが違いますね





おフランスの規格なので地方都市では寸法の合うステムや形状の合うブレーキインナーが品薄です
少額な部品ばかりですけど、空輸で取り寄せました
第二弾はシフトレバーをハンドルに近づけたいですね、方法は幾つかあるのでじっくり検討しましょう

上品さの中に、春めいた華やかさも盛り込んでいたくご満悦です

そして大事な走行の結果は、やってよかった!

わずか数センチ、ただポジションを上げただけなのにまるで別世界のように見える風景が変わります

やっぱり道具は適材適所

ポカポカ陽気に誘われて乗ってきましたが、気持ち良さも手伝っていつもより距離を稼げました
ハンドルを変えただけでもうすでにウエストが細くなったような気になっています、現金なものです





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荷物が・・・えらいことに HMV

この世の中は

ない時はないし、ある時はある

今週だけで世界のあらゆる国と地域から(大げさ)あらゆる荷物がついて
部屋がえらいことになった


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まずはこれかな

HMV 163

腰板とおなじオークなので背景に溶け込んどる
表面の木質がカセて来ているので、急いでウッド・クリーニングとワックスがけ
それでダメなら削ってからステイン&フレンチPなんどろうがそこまでは行かずに復活できた。

忙しい時なので止めればいいのに、調子に乗ってtone armの分解&グリスアップ&清掃までやってもうた

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アームのメッキはひどく剥がれている個体が多いのですが、これは拭いてあげたらピッカピカになって嬉しい

サウンドボックスは聞きはじめではピアノの音が歪んで「どうしたものか」と思ってけれど
こちらも頑張ってメンテしたら復活!

これまで聞いたすべてのNo.5Aよりも深々とした低音と豊かな音量を持っている
これは当たりだな、大当たりだ

もう一点特筆すべきは、モーターの力強さ
2回転くらいで78rpmの定速に達しているよう
とてつもないスタートダッシュを切って、ピアノの高いロングトーンでも回転ムラを感じさせない・・・優秀な奴


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ネットも大丈夫、オリジナル
外見全体の見た目は、まあ綺麗な方かな、という感じだけれど

使用頻度が少ないことがはっきり分かる、おぼっちゃまくんでした

もう少し暖かくなったら、香箱のグリス入れ替えをしてあげよう
HMVならゼンマイもまだ入手可能だからありがたい
それだけ手をかけてあげる価値があるってことが何よりでした

ああ、忙しい・・・・自分、バカです




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