今日造った物

スピーカーの後面をカーテンで覆ったことは以前報告した通りです。

その後、トータルの響きを確認する上で、室内の残響時間の測定に勤しんでいました。
DSC02502.jpg
125Hz から倍音で上げて10kHzまでとピンクノイズの7ポイントです。

室内の3箇所で測定し(スピーカーを前後に変えて合計6箇所)その平均的結果が下記です。

125Hz....0.34 sec
250Hz....0.44
500Hz....0.51
1kHz.......0.49
2kHz.......0.39
5kHz.......0.46
10kHz.....0.45
P/N.........0.46

総合的には0.46sec程でややデット気味ですが、狙いどうりに行っていると思っています。
しかし、カーテンの大面積が利いたのか2k-5kHzの辺りをもう少し持ちげたい気持ちでもあります。

単純にカーテンの開き具合を調整すると変化は見せますが、そればかりでは意匠的にも気に食わないし、再び平行面を増やすことに逆戻りするので何か良い解決策は無いかと模索しておりました。

現在、オーディオ関係の唯一と言って良いほどの愛読書、「コンサートホールとオペラハウス」という世界各地のホールの環境を網羅した学術書的なアツイ本を読んでいましたら、「グレア」防止の方法が具体的に記載されていました。
(グレアとは写真や映像の用語で、眩しすぎ!って意味でしょうね)

その一つの方法として「QRD拡散体」があり、構造と周波数への影響の相関関係が解説されていましたので、早速2kHzをターゲットとしたQRDの試作に取り掛かってみました。

実際学術書なので小難しい書き方ですが、オーディオアクセサリ-メーカー各社から製品として発売もされていますから珍しいものではありません。
しかし、基本的には、あてずっぽうで大金を払い「こいつはいい!」だとか「ぼったくりだ!」と他人を崇めたり、恨むのがオーディオアクセサリーの特徴です。
幸い、私はお金が有りませんので、ターゲットに対するアクションは全て自分でしなければならないのです。

結局、ターゲットの具体性がアクセサリー導入の成功、不成功を分つと思います。



さて、拡散周波数の最低値と最高値を溝の深さと幅で決めて、買出しに向かいました。

まず、ベースとなるボードですが、田舎町のことですから、シナ合板(中身はラワンでシナの化粧貼)が買えれば良しとしようと思って出かけました。
しかし、高いぞ!シナ合板!!

ちょっと凹んで、ブラブラしていたら、なんとー「針葉樹合板」なんてのがあるじゃないですか。
これはとよく見たら、節だらけの北米松合板です。(しっかり中身まで松)

表面はどうせ溝を作るんだしと、900mmx300mmに4枚をカットしてもらって、たったの750円。ヤッター

そして、溝用の無垢細切りを900mmにカットしてもらって材料は予定より安く良いものが手に入りました。
DSC02503.jpg
溝の幅と深さを3mmの倍数でズラシながらランダムに、しかしかっこよくなるように板の上に並べてみます。
配列が決まったら組立ては、時間が掛かるけれどC型クランプを必死に付けて接着だけで行います。

速乾性の木工ボンドのおかげで思ったより作業性は良かったですが、Zeissのアンプを重石にしたり、自分が乗ったりしながら密着させてゆきます。
DSC02508.jpg世界に冠たるZeissのアンプも今日はただの重し

約2時間かけてとりあえず1枚が完成。
明日には測定をして動作を確認してみたいものですが、きちんと数値に表れるでしょうか?

狙いどうりなら、いざ、量産体制に!と行きたいところですが、こんなに時間が掛かって疲れるのでは量産は無理。
どう見てもたいした材料費じゃ無さそうなのに完成品は高いわけだ。

DSC02504.jpg
おおー!
いつもの通り、正面からフラッシュどっかん焚きなのに光が拡散して確かに「グレア」が防止されているぞ。これは期待できそうだ。

ちなみに、山谷はこんな感じ
DSC02510.jpg
調整の可能性も考慮して、ちょっと少なめにした・・・
本当は、空腹の為調整余地にかこつけて本日終了。




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コメント
おお、ベラネークの「コンサートホールとオペラハウス」ですか、ボクの本棚にもなぜか立ってます、貰ったのです(笑)。
しかし、この本を読んでQRD拡散体を自作しようというエネルギーには感服いたしました。
2009/11/24(火) 20:09 | URL | ibotarow #iaNYWVsc[ 編集]
本当に、よくぞあそこまで調査しましたね。
名だたる指揮者や歌手の印象面を、後半できちんと定量的に裏付けている論法は凄いと思います。
オーディオとの付き合い方は、どうにもファンタジーだけが先行しているようで反省しています。

さて、先生にSPのご教授を賜りたいと思っておりますが間抜けなことを言ってはいけないと思い。
自宅のレコードのリストなどを作っております。
近々ご連絡申し上げますので、よろしくお願いします。
2009/11/25(水) 18:49 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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