一番重要なコンポーネントの具体例 (音源 LPレコード編)
現在登録している「ブログ村」ではクラシック鑑賞というカテゴリーにも一応イスがあるのですが、あまり音楽の記事を書いていませんでした。
ところが、先日覗いてみたらなんと10位前後をうろちょろしています。やっばー!
ということで、音楽とオーディオを繋ぐ記事を書いて罪滅ぼしをしようと思い立ったのが昨日のエントリーでした。
まあ、たいしたことも書いてないので、とりあえず序章ということでした。
「さて、一番大切なコンポーネントはレコードです」なんてぶち上げちゃったので幾許かの責任を感じて、音楽好きな人には録音のよさで、オーディオ好きな人には内容で好まれそうなレコードを選んで挙げてみたいと思います。
でも、そこはそれへそ曲がりの私の事ですから、オーディオ雑誌やレコ芸の名盤100選なんかには出てきそうも無い埋もれた(初版でも値段が安いという意)名演、名録音を出来るだけ探して書きますのでご笑読あれ。
まずは、泣く子も黙る最高録音&最高価格、DeccaのSXL2000番ですが、不人気のハイライト版の為ED1でも激安のこちら
Decca SXL-2230 Highlights from Das Rheingold and Die Walkure Solti VPO (1950年代後半)
リングの第一夜ラインの黄金と、先立ってパイロット版として録られたワルキューレ3幕からのカップリング。
ラインの黄金は金床の大合奏(カルショウがここをきちんと再生できなければオーディオセットの買い替え時だと、挑戦的なことをぬかしたことでも有名)他、派手な効果音でドキモを抜いた録音。
ワルキューレは有名なワルキューレの騎行ありですが、ショルティさんVPOを前にブルってる感ありで、後の全曲盤には敵わないか。
しかし、白眉はラインの黄金の終曲ちょっと前、「雲よ去れ」の辺りから、まるで部屋に日が射し込み明るくなったんじゃないかと思えるオーケストレーションの凄さとそれを録りきった録音の凄さ。そして、バルハラへの入城におけるVPO渾身のコーダへ・・・
さらに、この盤のもう一つの楽しみはゾフェインザールとムジクフェラインのソノリティの違いを聴けることです。
もひとつオーケストラを、
EMI ASD-269 Holst The Planets Sir Malcom Sargent BBC SO (1958)
有名なのはメータのだけど、下っぷくれなメータ盤に対していかにも痩身な英国紳士を感じるサージェント卿の名演と思います。
録音は超絶奥行きステージ30メートル以上! 遥か、遥か彼方から木管が聴こえて来てビックリする事請け合い!
名曲の名演、名録音なのに白金レーベル(初版)でも何故かお安く買えます。ビバ不人気盤!

次はピアノで1枚
Decca SXL-6756 Schumann Fantasia List Sonata B minor Alicia De Larrocha (1975)
個人的に一番かっこいい交響曲は?と聞かれたらシューマンの4番なんです。同じくピアノ曲はベートーヴェンの109か111と並んでシューマンのファンタジアが有力候補。
作曲技法では色々言われちゃうシューマンだけど、しろーとの私には難しいこと分からないから理屈抜きでいい曲だよねえと思える。
Deccaらしい艶っけのある音+フレームの唸りまで聴こえてきそう?
ホントは多分、ペダル開放時の周りの弦の共鳴音でしょうが、迫真の録音と気合のこもった演奏で、ちょっと恐怖すら覚える。ラローチャの盤は数枚あって何れも良いものです。どれもED4(初版)でお安く買えます。
今日の最後もピアノ曲をモノラルで
RCA LM-1902 Horowitz plays Clementi Sonatas (1955)
お年を召しても切れ味は抜群だったホロヴィッツ先生。55年の演奏はジャケット写真の通りA・ホプキンス演ずるレクター博士バリの才気溢れまくり、キレキレまくりのど迫力。
ベートーヴェン世代のイタリアの巨匠クレメンティはオーディオマニアにはさっぱりのネームバリューだけど、この記事を読んで聞いたら僕に感謝する人が2人くらいはいるのじゃないかしら?
録音は上のラローチャを軽く凌駕するほど。先生のドライブしまくるNYスタインウェイが唸りをあげます。
初版(シャドードドック)でもたいした事ないお値段。一般にモノラルは事情の無い限り、廉価で名盤の宝庫ですね。
知り合いのオーディオマニアの人に、良いレコードにすれば装置のグレード上がるのと同じだよ。と話しても
「初期盤はなー、高くて手が出ないなー」 と答える人多いです。
でもねー、今、君が買おうとしているケーブルの金額あれば、上の4枚を全部買ってもお釣りがくるよ。って言いたい。
私を含め、現在95件のピュアオーディオ・ブログが参加している、ブログ村オーディオカテゴリーへのリンクです。
是非覗いてみてください。ウエスタンや自作アンプ、自作スピーカーの情報が盛りだくさんです

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同じく、現在315件のクラシック音楽ブログが参加しているリンクです。歴史的名盤から、ニューリリースの感想まで、私もレコード探しの参考にさせて頂いています。

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ところが、先日覗いてみたらなんと10位前後をうろちょろしています。やっばー!
ということで、音楽とオーディオを繋ぐ記事を書いて罪滅ぼしをしようと思い立ったのが昨日のエントリーでした。
まあ、たいしたことも書いてないので、とりあえず序章ということでした。
「さて、一番大切なコンポーネントはレコードです」なんてぶち上げちゃったので幾許かの責任を感じて、音楽好きな人には録音のよさで、オーディオ好きな人には内容で好まれそうなレコードを選んで挙げてみたいと思います。
でも、そこはそれへそ曲がりの私の事ですから、オーディオ雑誌やレコ芸の名盤100選なんかには出てきそうも無い埋もれた(初版でも値段が安いという意)名演、名録音を出来るだけ探して書きますのでご笑読あれ。
まずは、泣く子も黙る最高録音&最高価格、DeccaのSXL2000番ですが、不人気のハイライト版の為ED1でも激安のこちら
Decca SXL-2230 Highlights from Das Rheingold and Die Walkure Solti VPO (1950年代後半)
リングの第一夜ラインの黄金と、先立ってパイロット版として録られたワルキューレ3幕からのカップリング。
ラインの黄金は金床の大合奏(カルショウがここをきちんと再生できなければオーディオセットの買い替え時だと、挑戦的なことをぬかしたことでも有名)他、派手な効果音でドキモを抜いた録音。
ワルキューレは有名なワルキューレの騎行ありですが、ショルティさんVPOを前にブルってる感ありで、後の全曲盤には敵わないか。
しかし、白眉はラインの黄金の終曲ちょっと前、「雲よ去れ」の辺りから、まるで部屋に日が射し込み明るくなったんじゃないかと思えるオーケストレーションの凄さとそれを録りきった録音の凄さ。そして、バルハラへの入城におけるVPO渾身のコーダへ・・・
さらに、この盤のもう一つの楽しみはゾフェインザールとムジクフェラインのソノリティの違いを聴けることです。
もひとつオーケストラを、
EMI ASD-269 Holst The Planets Sir Malcom Sargent BBC SO (1958)
有名なのはメータのだけど、下っぷくれなメータ盤に対していかにも痩身な英国紳士を感じるサージェント卿の名演と思います。
録音は超絶奥行きステージ30メートル以上! 遥か、遥か彼方から木管が聴こえて来てビックリする事請け合い!
名曲の名演、名録音なのに白金レーベル(初版)でも何故かお安く買えます。ビバ不人気盤!

次はピアノで1枚
Decca SXL-6756 Schumann Fantasia List Sonata B minor Alicia De Larrocha (1975)
個人的に一番かっこいい交響曲は?と聞かれたらシューマンの4番なんです。同じくピアノ曲はベートーヴェンの109か111と並んでシューマンのファンタジアが有力候補。
作曲技法では色々言われちゃうシューマンだけど、しろーとの私には難しいこと分からないから理屈抜きでいい曲だよねえと思える。
Deccaらしい艶っけのある音+フレームの唸りまで聴こえてきそう?
ホントは多分、ペダル開放時の周りの弦の共鳴音でしょうが、迫真の録音と気合のこもった演奏で、ちょっと恐怖すら覚える。ラローチャの盤は数枚あって何れも良いものです。どれもED4(初版)でお安く買えます。
今日の最後もピアノ曲をモノラルで
RCA LM-1902 Horowitz plays Clementi Sonatas (1955)
お年を召しても切れ味は抜群だったホロヴィッツ先生。55年の演奏はジャケット写真の通りA・ホプキンス演ずるレクター博士バリの才気溢れまくり、キレキレまくりのど迫力。
ベートーヴェン世代のイタリアの巨匠クレメンティはオーディオマニアにはさっぱりのネームバリューだけど、この記事を読んで聞いたら僕に感謝する人が2人くらいはいるのじゃないかしら?
録音は上のラローチャを軽く凌駕するほど。先生のドライブしまくるNYスタインウェイが唸りをあげます。
初版(シャドードドック)でもたいした事ないお値段。一般にモノラルは事情の無い限り、廉価で名盤の宝庫ですね。
知り合いのオーディオマニアの人に、良いレコードにすれば装置のグレード上がるのと同じだよ。と話しても
「初期盤はなー、高くて手が出ないなー」 と答える人多いです。
でもねー、今、君が買おうとしているケーブルの金額あれば、上の4枚を全部買ってもお釣りがくるよ。って言いたい。
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是非覗いてみてください。ウエスタンや自作アンプ、自作スピーカーの情報が盛りだくさんです

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コメント
ラインの黄金。面白いですね。
カルーショーの意地と夢がいっぱい詰まっていて。
カルーショーの意地と夢がいっぱい詰まっていて。
始めまして、コメントありがとう御座います。
ほんとに、男と生まれて来たからには。っていう迫力がありますね。
これからも、よろしくお願いします。
ほんとに、男と生まれて来たからには。っていう迫力がありますね。
これからも、よろしくお願いします。
2010/02/01(月) 03:03 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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