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帝王はお嫌いですか? 知りませんか?

Herbert von Karajan

音楽を好きと公言する人で、例えジャンルが違えども、この名を聞いたことも無いという人は極々少ないだろう。
Jazzの世界でいうと、どうでしょう、コルトレーンかベイシーか?

一時期(今でも?)余りに売れすぎて、また、尊大な振る舞いをしたとかの情報が氾濫して「アンチ・カラヤン」を標榜することがクラシック好きのある意味「深さ」を誇示するかのような風潮がありました。
だいたい、「帝王」なんて称号はゴルフのジャック・ニクラウスか北斗の拳以外ではあまり聞いたことのないくらい立派なものだから、抵抗も大きかったのでしょう。


いらんカミングアウトをすると、自身もクラシックを聞き始めた中高生の頃は、国内最大の権威である「レコ芸」の受け売りを周りに垂れ流しており、
やれ、カラヤンは表面だけキレイで中身が無い。だの、精神の高揚が無いだの・・・宇野先生、お元気ですか?

これこそ、正に「目で聞くクラシック」ですわな。いや、お恥ずかしい。


カラヤン先生(だけでなく)をやっとこ耳で聞けるようになったのは、本格的にオーディオを始めてからですし、更に古いレコードを集めるようになってからです。
いやー、オーディオって本当に素晴らしいものですね。
あのまま、オーディオと音楽をくっ付けずに、「歩くレコ芸」なんて言われていたらと思うと背筋が寒くなります。


DSC03025.jpg
左 英)Decca SET209-11  VERDI  OTELLO
右 独)DGG  SLPM139 205-7 MASCAGNI  Cavalleria Rusticana 他

オテロは、カルショウによるとパイプオルガンの無かったゾフェインザールで録った為、冒頭のオルガンパートを入れるのに大変苦労したそうです。

始めて聴いたときには、Deccaお得意の盤面波打ちプレスが原因で、超低周波のノイズが出ていると勘違いした逸品。
とにかく、冒頭直ぐ~約8分間は荒れ狂うオケの背後で「ごーーーーーーーー」というオルガンの持続音がすざましい。
大きな声では言えないけれど・・・
あるオーディオ店でレコード棚にこれ(といっても国内盤)があり、「1面ノイズ」って付箋がしてあって、言うべきか、言うまいか死ぬほど迷った。

でも、そんなのはまだまだ青臭い音ですよ。この盤はそんなもんじゃあない!
終曲近く「Willow song」が終わり、遠く窓の外から大砲の音が聞こえてくる。
すると、上手奥のドアを3回強くノックする人が居る。

たまたま、我が家には右側のスピーカーの横にドアがあるものだから・・・
冗談じゃなく、そのドアをノックされたかと思い、ドアを開けに行った。
懲りずに3,4回はドアを開けに立ったよ。全く「リアリズム」にもほどがあるってもんでしょ。Deccaさん。

演奏は、録音に輪をかけて超絶。こんな演奏をナマで聴けたら凄いだろうなー、と、ただただお口あんぐり。
カラヤン先生のディスコグラフィーの中でも、最高の輝きを放つ1枚。

カヴァレリアは1曲で一番種類を多く持っているレコード。
なかでも、ここぞって言う時には真っ先に手が伸びるのがカラヤン先生のこのレコード。

スカラ座らしく、狭そうな舞台の雰囲気が良く出ていて、DGGの帝王になってからのカラヤン先生では一番のお気に入りです。


DSC03028.jpg
左 英)COLUMBIA SAX2404 Philharmonia Promenade Concerto
右 英)COLUMBIA 33CX1327 Operatic Ballet Music

僕がカラヤン先生を見直し始めたきっかけは、実は先生、若い頃は地方の小劇場で大変ご苦労された苦労人と分かった時。
その時の、鍛錬の成果が後年実を結び、複雑な構成のオペラでも自由自在にコントロールできるようになったそうです。 
そんな優秀な地方青年が、ナチ問題でくすぶっていた時に声を掛けてくれたのが、EMIのレッグ翁。
なんと自費で(本当らしい)オーケストラを編成し青年カラヤンに世に出るチャンスを与えたそうな。

その当時のカラヤン青年のレコードは、のべつ素晴らしい。
何よりも、成功したいという、意欲に駆り立てられたかのように疾走する強靭な意志と、極上のエレガンスが同時に存在するという類稀な芸術的成果を感じます。
その中でも、小曲をやらせたら天下一品だったという具体的な証明例を2枚。

プロムナード・コンサートの1曲目なんか「スケーターズ・ワルツ」ですぜ。だんな!
しかも、凡百の指揮者が振る、××交響曲なぞよりも、とんでもないものを聴いたなあ。という充実感たっぷりの演奏。

また、バレエ音楽も、アタマの「GIOCONDA」で泣いて、「Tannhauser」で腰を抜かすこと請け合い。
ああ、オーケストラの指揮ってこうゆう風にやるんだ。
と、目から鱗が何百枚も落ちます。


ざっと、カラヤン先生のレコードを紹介しました、先生は大変な権力と財力を手にしましたが、実際にはどれだけの人がその演奏そのものに心を動かされての帝王即位だったのでしょうか?

他に例の無いほどの強い光を放った故に、下からは眩しすぎてその実像がハッキリと見えず、羨望と嫉妬と誤解の中にあったような気がしてなりません。



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コメント
カラヤンのオテロすばらしいですよね。小生の持っている数少ないED1なのにー!でも、ノックの音、「分かる、分かる」って笑っちゃいました。若き日のカラヤン大好きなので、私も負けないように頑張って紹介していきます。
2010/03/13(土) 22:45 | URL | メタボパパ #-[ 編集]
カラヤンの話題でしたので思わずコメントです。
私はずっとカラヤンファンを公言してました笑。
その凄さは、最近の指揮者を聞くとよく分かりますね。
奇をてらったりせず、作品の本来持つ魅力を最大限に引き出そうとした指揮者だったと思います。
誰も真似できません。

カラヤンの話題ありがとうございました。


2010/03/14(日) 01:11 | URL | らくぼう #tTIb2RQ.[ 編集]
コメントありがとうございます。

そうですか、Deccaは責任感?を感じていたので・・・
貴重な1組を先取りしてしまってすみませんでした(笑)

これからも、楽しみにしています。
2010/03/14(日) 20:52 | URL | kaorin27 #qJTEhbLw[ 編集]
らくぼうさん
コメントありがとうございます。

カラヤン先生の場合は情報が多すぎて大変ですが、真っ白なアタマで聴くと
素晴らしい演奏が本当に多いですね。

レコードの記事は反応が悪いブログですので、コメント頂き嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
2010/03/14(日) 20:54 | URL | kaorin27 #qJTEhbLw[ 編集]
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