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ETERNA プレス考(2)

さて、ETERNA考の続きです。

まずは、各レコードの個体識別番号をまとめてみます。多くの著書やHP上ではマトリクスNoと書かれていますが、本来マトリクスNoとは原典番号(この時代では2chのマスターテープに対応するでしょう)のことです。
本ブログでは内周の無音部分に刻印される個体識別番号について下記の通り、表記を決めておきます。

カタログNo: 実際にジャケットやレーベルに記されている番号。

刻印カタログNo:レーベルやジャケットに記されるはずの番号ですが、スタンパーの消耗具合により不揃いの場合もある。また、再販や全集物、企画物では初版時の番号と違う物も存在する。

刻印マトリクスNo:マスターテープの番号、同一テイクには1つの番号が割り当てられる。

これ以外に恐らくは、スタンパーNo等も刻印されていますが検証の仕方がありませんので今回は無視します。

限られた手持ちの中ではありますが、ETERNAステレオレーベルについて、およそ1970年代前半までを初期とすると各レコードの刻印は以下のような状況で存在しています。
最初のリリースは第一番&第八番の1枚でカタログNo825 100からスタートしています。

V字ステレオ 1965年頃 (ベートーヴェンジャケ)
カタログNo:825 100~
刻印カタログNo:825 100~
刻印マトリクスNo:STで始まるNoあり

ETERNA STEREO 黒/銀 1966年頃~1967年頃(ベートーヴェンジャケあり)
カタログNo:825 411~再発時に番号を変更
刻印カタログNo:825 100~
刻印マトリクスNo:STで始まるNoあり
マスターがまだ使える状態のうちにレーベル自体の在庫が終了した盤については、レーベルのみを変更したものと考えられます。

ETERNA STEREO 黒/銀 1967年頃
カタログNo:825 411~
刻印カタログNo:825 100~で下3桁にXXXの消し込み。 横に小さい文字で411の刻印あり
刻印マトリクスNo:STで始まるNoあり

**この辺りで、何かが大きく変わった感じがする**

ETERNA STEREO 黒/銀 1968年頃~1969年頃(68年頃ミケランジェロジャケに変更)
カタログNo:825 411~
刻印カタログNo:825 411~
刻印マトリクスNo:STで始まるNoあり

ETERNA STEREO 黒/銀 1969年頃~1970年頃(ベートーヴェン作品分類コード消えてゆく)
カタログNo:825 411~
刻印カタログNo:825 411~
刻印マトリクスNo:無し

ETERNA STEREO 黒/銀 1971年頃以降(作品分類コード無)
カタログNo:825 411~
刻印カタログNo:825 411~ とても小さい文字サイズ
刻印マトリクスNo:無し

徳間音工にいらしたS氏始め関係者のお話を総合すると、ETERNAのステレオスカッター導入は1964年ころ。
1回のプレスは注文数だけ行うので(売れ残り無し!)次回プレスはジャケット等が変わることが普通。だそうです。それで短期間に仕様変更が続くのですね。

以上の年代と分類は全く大雑把な参考資料ですから例外も沢山あります。曲によって切り替わる時期が違いますし、中には存在しないバージョンの曲もあるかも知れません。
例えば、人気盤(プレス数が多い)の第五は初期ステレオ盤がなぜか少ないです。
スタンパーやジャケットの消費が早く、ドンドン更新されたのでしょうか。第五では1969年リリースの物ですら、結構なお宝感があります。

同じ理由で不人気盤はジャケットが新しくても旧カッティングの盤が入っていて、お得な「当たり」盤があります。
我が家の大当たりは、第一&第八で68年のMジャケですが③の盤が入っていました

次回はいよいよ、聴こえる音についてそれぞれの特徴と考察をします。

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