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こんなのを使っています(モノラルカートリッジ編)

 少しづつですが、今現在使用中の機材を順次紹介してまいります。今日は第一回目としてモノラルに使っているカートリッジをご紹介します。
 私の装置の選択はレコードのグルーブ(溝)の太さに合わせて揃えています。
針先の太さや針圧によっては、大切なレコード自体を傷めてしまうこともあり(経験談)薄給の中ながら振り返ると数多くのカートリッジが集まってしまいました。
 下の1から順に古いレコードに対応して使っているものです。

1 EMT OFS-65 65μm SP再生用
2 Ortofon C-Type 25μm 針圧8g以上 モノラル初期再生用 主にSP復刻盤。EMT仕様に比べ出力インピーダンスが低い(Ortofon本来の)ため、S/N比等は同じEQでは条件が厳しくなるのですが中音の太さとスクラッチの目立たない特性は、SPの復刻盤には手放せない逸品です。
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3 EMT/Ortofon BC-25(通称ツノ付き) 25μm 針圧6g前後 モノラル初期再生用 Decca LXT2000番台、金文字のワルター/VPO大地の歌やDGフルトヴェングラー/BPOシューマンSymNo.4などお気に入りのオーケストラ物に使うと深々としたプレイバックが最高です。
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4 EMT OFD-25(OFシェル) 25μm 針圧5g 60年代後半までのプレスで5gまでの針圧に。あらゆる意味でスタンダードなプレイバックですね。
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5 EMT OFD-25(Tシェル) 25μm 針圧5g 普段使いにしています
6 EMT/Ortofon CA-12 Denmarks Radio 12.5μm 針圧5g やや鋭い音が欲しいとき
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7 EMT TMD-15 15μm 針圧2.5g 80年以降のプレス用 特に仏リファレンスなど。
こういったものを幾つかのイコライザー(次回以降ご案内)に組み合わせて使っています。

 ご存知の通り、近年のカッターヘッドは超マイクログルーブですので、1~5のような重針圧タイプのものでは滑ってしまうか、溝を潰してしまう恐れがあります。
 音味は初期のものほど高域に刺激感が少なくエネルギーのあるプレイバックが期待できるようです。
 出力インピーダンスはEMT仕様の方が高く24Ωが公表値ですがDCRを測ると(一般にはお勧めしません)11Ω~13Ω近辺に分布しています。Ortofonブランドの物はDC1~2Ωにありますので、本来の用法も異なるはずです。実際にはOrtofon製のプレイバックアンプにはご存知「JS」製のトランスがセットされていたようです。一方、EMTにはHafeの物が有名ですね。

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コメント
上記の「25mil」という記述なのですが、μmの誤りではないでしょうか?
2014/08/08(金) 20:54 | URL | つるるんぱ #mQop/nM.[ 編集]
ご指摘ありがとうございました。
記事中訂正しました。またよろしくお願いします。
2014/08/09(土) 01:45 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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