室内の響きと、「音楽」を整合させるのは難しい!のだよ諸君
僕が高校生から大学へ通っていた頃、日本のオーディオ界は我が世の春を謳歌していた。
雑誌のライターさんを見回しても、長岡鉄男さんなどはまだ若手で遠慮がちに評論していたことを昨日のように思い出す。
一方、当時から理論的なアプローチをしていた加銅鉄平さんのような僅かな人が、室内アコースティックについても語られており、僕らより少し年配のマニアの人たちには技術的な裏づけとして広く受け入れられたと思う。
勿論、加銅さん個人が云々ではなくて日本のオーディオ界の黎明期全般のことです。
そんな良き時代に信望された常識の一つに、
リスニングルーム内には、平行面が存在しない方が良い!!
ってのがありましたね。
このブログの常連さんなら気付いている人がいると思いますが、私自身のアプローチは1970年代日本オーディオの常識と正反対のことをすると「音が良くなった」という確認の歴史です。
その中でも最大級の一つが今回の話題、平行面の無い部屋についてです。
結論からいいます。
20歳過ぎのころ、仲良しだった近所のお兄ちゃんがリスニングルームを作りました。(彼のお父さん所有のビルの1室)
スピーカーはハーツフィールド(後にCN-191)
アンプはガレージメーカー製300B (シングルだったかな。一応「名門」と言われている)
C-36やEMGのある、立派な24畳ほどの広さのあるリスニングルームでした。
毎日のように夜中まで寄せてもらって、オーディオを教えてもらっていたのです。
しかし、出てくる音楽が何となくまとまりが悪いんだ。
キレイに広がるのかもしれないけれど、集中力が無いって言うか、響きが散漫になるというか・・・
実は、その部屋が、左右の壁と天井が傾斜壁になっている造りだったのです。
パッと見は普通なんですけれどね。おしゃれにジグザグにしてあった。
多分、その時のトラウマなだけで部屋の構造と私の印象は直接的には無関係かも知れませんが、それ以来、斜めの壁の部屋で「いい音楽を聴いたー」という感覚を持てていません。
完全に斜めではなくて、一部が並行面になっている場合は、良い感じに響くので・・・
難しい話はできませんが、ぼかあ「定在波」っていうのは音楽を鑑賞するのに不可欠な物じゃないかと思い始めています。
だって、「音の響きがいいなあ」と思うホールで他の人が少ない時に拍手を打ってご覧なさいな。
結構、いい感じで
「ぴゅーん、ピューーーーン」って鳴きますよ。
逆に鳴かないホールは(僕にとっては)淋しい響きなんだな。
そうやって遊んでいたら、ある疑問が氷解したのですよ・・・
世界中で名立たるホールの構造が、シューボックスだって言うことが理解できたっていうか。
そんな訳で、今回の大掃除では、基準の姿として、最初はスピーカー周りの壁面はむき出しにし、盛大な定在波を発生させています。
ウィーンのムジークフェラインのように、ここからどのように響きを「掻き回すか?」を考えればいいのじゃないかな。
この段階で、一ついいことがあったんですよ、

マイカ振動板で、か細い音しか出ないと思っていた HMV-101(グレー)が
2枚のバフルの扇の要の位置に置くと、クレデンザに負けない、繊細さと力強さでもって鳴ったよ。
やっぱり、響きは偉大です。
私を含め、現在95件のピュアオーディオ・ブログが参加している、ブログ村オーディオカテゴリーへのリンクです。
是非覗いてみてください。ウエスタンや自作アンプ、自作スピーカーの情報が盛りだくさんです

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同じく、現在315件のクラシック音楽ブログが参加しているリンクです。歴史的名盤から、ニューリリースの感想まで、私もレコード探しの参考にさせて頂いています。

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一方、当時から理論的なアプローチをしていた加銅鉄平さんのような僅かな人が、室内アコースティックについても語られており、僕らより少し年配のマニアの人たちには技術的な裏づけとして広く受け入れられたと思う。
勿論、加銅さん個人が云々ではなくて日本のオーディオ界の黎明期全般のことです。
そんな良き時代に信望された常識の一つに、
リスニングルーム内には、平行面が存在しない方が良い!!
ってのがありましたね。
このブログの常連さんなら気付いている人がいると思いますが、私自身のアプローチは1970年代日本オーディオの常識と正反対のことをすると「音が良くなった」という確認の歴史です。
その中でも最大級の一つが今回の話題、平行面の無い部屋についてです。
結論からいいます。
20歳過ぎのころ、仲良しだった近所のお兄ちゃんがリスニングルームを作りました。(彼のお父さん所有のビルの1室)
スピーカーはハーツフィールド(後にCN-191)
アンプはガレージメーカー製300B (シングルだったかな。一応「名門」と言われている)
C-36やEMGのある、立派な24畳ほどの広さのあるリスニングルームでした。
毎日のように夜中まで寄せてもらって、オーディオを教えてもらっていたのです。
しかし、出てくる音楽が何となくまとまりが悪いんだ。
キレイに広がるのかもしれないけれど、集中力が無いって言うか、響きが散漫になるというか・・・
実は、その部屋が、左右の壁と天井が傾斜壁になっている造りだったのです。
パッと見は普通なんですけれどね。おしゃれにジグザグにしてあった。
多分、その時のトラウマなだけで部屋の構造と私の印象は直接的には無関係かも知れませんが、それ以来、斜めの壁の部屋で「いい音楽を聴いたー」という感覚を持てていません。
完全に斜めではなくて、一部が並行面になっている場合は、良い感じに響くので・・・
難しい話はできませんが、ぼかあ「定在波」っていうのは音楽を鑑賞するのに不可欠な物じゃないかと思い始めています。
だって、「音の響きがいいなあ」と思うホールで他の人が少ない時に拍手を打ってご覧なさいな。
結構、いい感じで
「ぴゅーん、ピューーーーン」って鳴きますよ。
逆に鳴かないホールは(僕にとっては)淋しい響きなんだな。
そうやって遊んでいたら、ある疑問が氷解したのですよ・・・
世界中で名立たるホールの構造が、シューボックスだって言うことが理解できたっていうか。
そんな訳で、今回の大掃除では、基準の姿として、最初はスピーカー周りの壁面はむき出しにし、盛大な定在波を発生させています。
ウィーンのムジークフェラインのように、ここからどのように響きを「掻き回すか?」を考えればいいのじゃないかな。
この段階で、一ついいことがあったんですよ、

マイカ振動板で、か細い音しか出ないと思っていた HMV-101(グレー)が
2枚のバフルの扇の要の位置に置くと、クレデンザに負けない、繊細さと力強さでもって鳴ったよ。
やっぱり、響きは偉大です。
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