こりゃあ、発売禁止でしょう!という音

それなりに面倒は見てるけど、このところ全くコストをかけていないEuropaですが、然したる文句も言わずひとり黙々と成長を続けているようです。


クラシックの音楽と言うのはもともと西洋の文化ですから、私達東洋人が聞いても如何様にも理解のしがたい(ピンと来ない)表現の箇所がありますね。
以前にも、WagnerのLohengrinで「パイプオルガン」のような響きの箇所があるとお伝えしました。

逆の見方をすれば、「ずいずいずっころばし」に代表される日本音階や、これは中国っぽいなあと思えるメロディーを聞けば、西洋人もムズムズすることもあるのでしょう。

メロディーや音階でしたら明瞭に聞こえるのですが、和声、和音ともなるとこれは再生装置の力量に左右される事が多くなるのは致し方ないことでしょう。
テレビで聞いた事のある曲も、演奏会や十全に行き届いたオーディオで聴くと新たな発見があるものです。


さて、Europaの最近のご機嫌によって、幾つか興味深いレコードをディスカバーする事が出来たようです。
今日は極めて解りやすいこのレコードです。

DSC02302.jpg
NILSSON SOLTI  R/Strauss  「ELEKTRA」 DECCA

いわゆる「エレクトラ」ですね。
まあ、R・シュトラウスとホフマンシュタールの「どう考えてもオカルトチック」なサイコオペラと言っても良いでしょう。

先発の「サロメ」でのサイコ具合に飽き足らず、更なる刺激を求めて、オケのパートはあの「神々の黄昏」を上回る規模に膨れ上がっています。

DSC02304.jpg
人生には、「癒し」とか「ココロ休まる」なんてヌルイ事ばかりがあるわけじゃないと声高に叫んでいるような作品です。


では、この曲の何処が「発売禁止」相当なのでしょう。

モチロン!
冒頭のエレクトラが亡き父の名を叫びながら、裏切った母とその愛人への復習を叫んでいる場面です。

今でも、家人が家の中に居る時は聴くことが憚れます。
いつ、「どうしたんだ!」と部屋に乗り込まれるのではないかと、心配になる。

クラシックの声楽の中には、色っぽい内容や、多少エロティックな歌唱のものも沢山有りますが、このエレクトラの冒頭での叫びほど「迫真に迫る」ものはありません。

歌詞の内容は「恨み、辛み」でしょうが、音だけ聞いているとあらぬ誤解を受けかねないほどストレートな表現です。


このレコードは、随分以前に求めた物ですが、「サロメ」ほどロマンティックなオーケストレーションでもなく聞き辛い感じがしてご無沙汰していた1組です。

しかし、オーディオ(スピーカー)の成長は、なんでもない1枚のレコードを「トンでもない1枚」に化けさせる力があるようです。

これも、「オーディオにできる事」の大きな要素ですね。



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