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雪の中の湯治場  北信濃 山田温泉

メンテの記事の途中で、ぶらり旅を挟みますがご容赦下さい。

長野県は全国でも温泉地の多い地方だそうですが、草津、熱海や別府のように町全体が温泉を中心に生活してます!感がありません。温泉街では勿論そうでしょうが、その一つひとつは山間に点在する小規模な温泉街が多いのです。

実際に利用する時のことを思うと、
車に乗れば、小さい温泉場だったら10~15分もあれば着いてしまうので、漂泊の想いは浮かびません。

また、オーディオの友人だけを見ても各温泉地に居られますから、遊びに行くときは家のお風呂を借りるのと同意で温泉に入れてもらえます。
したがって、都会で暮らした頃の、ようやく予約を入れて汽車に乗り、高いお金を出して温泉に行ったことを思えば、今は温泉に入る事のありがたみが薄くなっているかもしれないのです。
でも本当は今の環境の方がよっぽどありがたいのですけれどね。


それでもこの週末は、家から30分も掛かる山田温泉まで出かけるという大イベントを実施しました。

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ロータリーの真ん中にある雪を湛えた「大湯」 外湯の公衆浴場です。
地元の人たちは道路の反対側にある通称「小湯」に入ります。そちらは町内会に配られる専用の「カギ」が必要です。
このロータリー内で商店をされている家の次男坊 K君がAltec A-7を使っています。


上記した通り信州には温泉地は事欠きませんが、野沢だ、浅間だ、白骨だといったメジャー処に比べると山田温泉は「知る人ぞ知る」に属するかも知れません。

一部の人がご存知なのは「藤井荘」という老舗旅館で、かつては森鴎外の定宿として中央にも名前が通っていたようです。
まあ、そこ以外はこじんまりとした正に「湯治場」然とした風景を残しています。

PICT0013.jpg
K君ちの三軒となりの山田館さんでもお世話になりました。



私も一応40年以上信州に暮らしていますので県内の各地の温泉は相当数お邪魔しました(それでも何十分の一ですが)

その中にあっても、この山田のお湯はいいですよーーー!

蒸留水のような透明度に、程よく湯の花が泳いで、
入った瞬間に、肌がツルツルに変わって行くのが実感できます。

山田温泉とさらに山手の五色、七味温泉からなるこの一帯は泉質において筆頭に数えられる物と思っています。

PICT0003po.jpg
特に華美や豪華な温泉地では無いし、くたびれた射的場もなければ、おばあちゃんの立つスナックも無い。

しかし、手入れの行き届いた器(建物)に野の花が迎えてくれる。
春や夏には向かいの斜面に、カモシカも挨拶に来てくれる。
立派な建物と喧騒が無い換わりに、自然に包まれたゆっくりとした時間の流れがここにはあるようです。

オーディオでも音楽でも、温泉でも神は常にマイナーな、そして細部に宿るんですよね。




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