スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


マッキントッシュ MC240 メンテ その3

ノイズにまみれていたMC240の再生音は再び美声を取り戻しました。

117vのAC入力ポジションに115vを投入した際に、回路図中430vの出力管プレート電圧は417vとなりました。
このまま2日ほど通電して後、各部品の検査を行いました。

コンデンサーを結線した状態では正しい容量を測り難いので、半田を抜いてスタンドアローンとし、容量チェックと絶縁の簡易チェック(アナログテスターの針の振れを利用した例のヤツです)を進めて行きます。

MC240は直結の結合段があり、コンデンサの絶縁に頼らない反面、真空管の性能に頼る面が多い回路と言えましょう。
それでも、製造後50年近く経っていますから各コンデンサーの寿命は気に掛かるところです。

しかし、これらは次々と検査をクリア!文句の無い結果を示しました。

続いて、過去のメンテの経験から、最も部品交換の確率が高いカソードのバイパス(電解)コンデンサーを調べます。

その結果やや怪しいのがこれ、部品本来の規格は 100μFとなっていますが・・・
7.jpg
片チャンネルの容量が75μF以下になっています。
ちなみに反対側の物は150μF以上の値を示しています。

これは交換かなと思っていたのですがメタボパパさんの何とか救えませんかとのご要望があり、少し刺激を与えてみると、表向きの計測値は増えたように見えました。
これは一時的な現象だとは思いますが、以下に記するとおり今回は保留事項を残して、時間をかけて復元する事になりました。

その後、抵抗器の測定を行い2,3の容認しがたい値のズレを確認しましたが、アンプの動作そのものには致命的では無いと判断しましたのでこちらも保留としています。

各真空管単位のチェックを行い、入出力特性と周波数特性を図りメーカー製アンプの底力を再確認したのです。
グラフにすると定規で直線を引くだけのような、広帯域でフラットネスな性能を保持しています。


さらに音楽再生によるヒアリングを重ねました。
DSC03336.jpg

ノイズ、音質などは申し分ありません。
しかし、モノラル音源を用いた極めて意地の悪い聴き方をした場合、音楽の集中力に欠けるきらいがあります。
これは左右のチャンネルのアンプでホンの僅かな音の差(測定器には到底表れない)による可能性も有ります。


しかしながら、ここで性急に結論を求めるのは得策で無いと判断いたしました。
何故なら、左右チャンネルの僅かな音の違いは、本アンプ以外の拙宅の機材や室内音響に起因する可能性もあります。
よって、アンプの調整を完成させるには、実際にメタボパパさんの家でお使いの装置に繋いで鳴らす必要ありと判断しました。


また、ヴォーカルなどのセンター定位の感じ方も少なからず個人差がありますね。

同好のマニアのお宅を訪ねて「いつもヴォーカルが左に寄ってるなー、この御宅は」と感じる事がありますでしょう。
私自身のセンターが人類の標準だと断言できる自信はとても持てるものではありません。

そんなこともあって、メタボパパさんのお部屋のリフォームが住んで機材がセットされるまでの時間にすこしづつ保守部品を集めて、現場で音を聴いてから改めて最終復元の続きを実施しましょう。と決めたのです。


追伸
少し前に、編集中のをエントリーしてしまったようです。
mamboさんからコメントを頂きましたが、記事を消したらコメントも消えてしまいました。ご心配をお掛けしました。


私を含め、現在95件のピュアオーディオ・ブログが参加している、ブログ村オーディオカテゴリーへのリンクです。
是非覗いてみてください。ウエスタンや自作アンプ、自作スピーカーの情報が盛りだくさんです
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

同じく、現在315件のクラシック音楽ブログが参加しているリンクです。歴史的名盤から、ニューリリースの感想まで、私もレコード探しの参考にさせて頂いています。
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

スポンサーサイト


コメント
こんばんは

電解コンデンサーの件は、完全にこちらが勘違いしてしまい、
見当違いのことを申したにも係わらず、応急処置まで施して
下さり、ありがとうございました。
今月は無理そうなので、出来れば来月の半ばまでにお邪魔し
たく思っております。
オートグラフの修理完了までは先が長いのですが、今後とも
宜しくお願い致します。
2011/02/15(火) 21:51 | URL | メタボパパ #-[ 編集]
おはようございます。

そう言えばマッキントッシュは直結回路が多いですよね
其の為に時定数が減って音にも影響しているのでしょうが
直結回路で痛い目に有って居ますので
今は寿命を延ばす回路に専念しています(^_-)-☆
2011/02/16(水) 09:43 | URL | altum #VQ8ezY4k[ 編集]
メタボパパさん、こんにちは

了解しました。
もう此処まで来たら急ぐ事はありませんので、じっくり腰を
据えて行きましょう。
2011/02/16(水) 10:40 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
altumさん こんにちは。

三極管の時代からアンプを弄っている先達はグリッドリークの低さに泣かされて
いましたね。そこで直結ですがロフチンなんて如何にも怖そうで・・・

見方によっては現代こそ三極管全盛のようですが、今の人たちも前段のプレート負荷
とグリッドリークのせめぎあいをしているのでしょうか?
2011/02/16(水) 10:59 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
こんばんは~。

私の300Bsアンプは6FQ7のSRPPで
インピーダンスを下げて接続していますよ(^_-)-☆
2011/02/16(水) 19:30 | URL | altum #VQ8ezY4k[ 編集]
にゃーる!その手がありましたか。

業務機でカソードから取り出す回路は幾つか経験しましたが、SRPPは
まだ未体験ゾーンです。
奥深いですねー真空管アンプ。
2011/02/17(木) 10:51 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
http://kaorin27.blog67.fc2.com/tb.php/240-338bb5bc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。