ニアフィールドで留意していることは

「実は我が家はニアフィールドモニターなんです」とカミングアウトしてから随分と時間が経ってしまいました。
仕事で泊りがけで出かけたりしましたが、どのように表現したら伝える事が出来るのかと、考えあくねていたのです。

伝えたい事を満足に表現できるかは甚だ疑問ですが、とりあえずニュアンスだけでも記事に挙げられるように悪あがきをしてみましたので、まずは下の図をご覧下さい。
44_convert_20110427015344.jpg
上部には我が家の聴取位置と、スピーカーの位置。そして、音楽を聴いている時の音像イメージとの関係図を描いています。

2台のスピーカーの間隔 約3.5m
頭の位置からスピーカー前面まで 約4.6m の二等辺三角形の頂点で聴いています。

音像イメージは奥行き25m先にオーケストラを感じる事が理想ですが、これを出来るのは「天使の音」になった時ですね。つまりそれ以外の時にあっては目標図です。
しかし、常に「天使の音」を望んでいますので、目標値から逆算して現在の位置に収まっているのは言うまでもありません。



次に、どこのホールで聴くことを想定するかで図中の各寸法は大きく変わってきますので、一番好きなドレスデンのゼンパーオーペルとして下にゼンパーの寸法図を挙げておきます。

ただし、頻繁にはゼンパーで聴くイメージを持ってオーディオの音を評価する訳にも行かないので、便宜上「松本市民芸術館」を実際のモデルとしています。
ここの実寸図はHP上にあります。


決定している数字の確認ですが、オーケストラの幅はピット(或いはステージ幅)に規制されますので、ここでは15mとします。

もう一点、ゼンパーの二階席中央(ロイヤルBOXかな)からピットの前縁までを25mとしておきます。



では、実際に音を聴きながら、スピーカー位置や角度の微調整や足(インシュレーター的なやつ)を始め我が家のオーディオ機器の森羅万象を決める為の要素について記しておきます。

1.音量 ・25m離れたホールの中ではどれ程の音量感があるか?

2.解像度 ・同じく各楽器はどのように分離/融合して聴こえるか?

3.視野角 ・25m離れた場所に存在する幅15mのオーケストラはどれくらいの大きさに見えるのか?


以上、大約して上記3点ですが、其々は独立して考える事でなく市民芸術館などで聴いた印象を元に一括で捉えています。

結果的に、これらの要素が矛盾無く整っているとホールの席に座っているときの「あの感じ」を感じ易いようですし、逆にバラバラの状態で鳴っているときは「再生音」を聴いている感が強く残るような気がします。

自分的には、極力3点が矛盾しないように心掛けている心算ですが、イメージや聴感だけに頼らず、できる限り数値化したいと考えています。
そこで、各種測定や空間メジャーを利用して数値化し再現性を高めようとするのが、今のところ追いかけている試みです。


これは、18世紀にウィーンの森の風景に身を置いて、何らかの「感興」を感じた作曲家がその「曲想」を楽譜と言う共通言語に置き換えることで作曲を完結し、

後世の演奏家が楽譜を読む事で、作曲家が感じた「感興」を想起する行為と同じ事だろうと捉えています。

「のだめ」がコンセルバトワールで目を廻したことで有名になった「アナリーゼ」そのものですね。
音楽を再生する為の「オーディオのアナリーゼ」の心算で行っています。


次回は、もう少し各々の要素について考察してみようと思います。




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コメント
おはようございます。

家の今使っている部屋は江戸間の10畳で部屋の構造上
最初建てる時に隣のダイニングと一緒にすれば18畳になるので
そうしてくれ!・・・と、言ったのですが強度と
ダイニングと一緒にすると料理の油煙などで汚れますよ!で
諦めました(^_-)

スピーカーは両サイドにほぼへばり付いています中心で2m(^_-)
後ろ側とサイド側に隙間が10~15cm在るか無いかと行った所
少し内振りを付けています、聴取位置はスピーカーから
2.5mほどで後方は約1mで大きなガラス戸となって
隣家との間の防音室?・・・熱帯魚用の温室が在ります
横の方は色々物を音の乱反射&吸収を期待して置いています
カーペットはカビが生えて来そうなので敷いて居ません
大きな音にした時に唯一床の振動が気になります(^_-)-☆
2011/04/30(土) 08:28 | URL | altum #VQ8ezY4k[ 編集]
altumさん、詳細にありがとうございます。

実は、そーでもないんですよー。って言うのがオチだったのです。
記事中、図の寸法は今の部屋の設置状況を測ったものですが、リスナーと
スピーカーで作られる二等辺三角形の大きさは定位の奥行き感とは無関係
だと思っています。
図中の角度を守れば、どの位置でも良いということです。

むしろ、大きい部屋は、より大量の空気を動かさなければならないので
装置にとっては厳しい条件となるように感じます、
実際のところ、6畳間や9畳間で聴いていた時の方が「天使の音」に近かったように
思うのです。

その辺りのことを上手く書けたらと思っています。 あまり自信はありませんが・・・

2011/04/30(土) 17:33 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
管理人様

突然の書き込み失礼します。
「星々の音楽隊」と申します。

私たちはクラシックのプロアーティストが中心になり
「"Keep our Hope Alive!!" by 星々の音楽隊」として
東日本大震災で被災された方々の為の
第二回チャリティーコンサートを新宿で開催します。
管理人様もよろしかったら、ぜひお越しください。

ロシア国立マリインスキー劇場の専属研修生だった
ソプラノ歌手中村初惠も出演いたします。

日時:  2011年5月3日(火,祝) PM14:00~16:15
場所:  新宿文化センター小ホール
入場料: 無料(事前予約不要,お子様も歓迎)
プログラム: (司会:落語家 桂扇生)、日本の歌
       オペラ、ミュージカルより
       ケーナ&アルパなどの民族楽器の演奏 ほか

詳しくは、
主宰者:Soprano♪中村初惠のHP
http://www.hatsue-music.jp/

(有)プラネット・ワイ
TEL 03-5988-9316(平日11~18 時
FAX 03-5988-9319(24 時間受付)
までお問い合わせください。

**** 募金がチャリティーとなります。会場費を除き、全額を寄附いたします。
**** 賛同者の皆さまは出演者・協力者ともに全員がボランティアです。
**** 2011年6月12日(日) PM15:00~に The Artcomplex Center of Tokyo にて第三回チャリティーコンサートを開催します。
2011/05/01(日) 17:27 | URL | 星々の音楽隊 #mQop/nM.[ 編集]
こんばんは

昨日、この記事を目にし、なるほど!と思い、昨日、
今日と色々試したのですが、ウチの場合、両サイドの
スピーカーの音が目立ち、どうしてもステージがスピ
ーカー間の線上に来て、その奥に人がいる感じがして、
もっと奥にステージがある感じがしません。
やはり広い部屋(スピーカーとの距離がある)の方が
いいのではないでしょうか?
2011/05/01(日) 23:28 | URL | メタボパパ #-[ 編集]
コメントありがとうございます。

お気持ち察するに余りあるという想いです。
スピーカーからの直接音は腹立たしいものですね。

とは申しても、オートグラフを使った経験がないので軽々にはいえませんが
メタボパパさんは、お父上の大きな部屋スタートとすると、現在の部屋の
広さは初でしょうか?
私などは、子供部屋の6畳スタートでしたから狭い空間向けのノウハウが満載で・・・

また、他の方はあまり言及されませんが、スピーカーが部屋のエアヴォリュームを
覚えるのと同様か、それ以上に人の耳がエアヴォリュームに慣れるのに時間が
掛かるように思います。(それこそがエイジングの正体だとも)

最初のWE728Bで7年掛かりました。現在のEuropaも5年目ですがエアヴォリュームが
以前より多いのでまだまだの感を拭い切れません。
やはり時間は必要のようですから、長いスパンで途中経過を楽しまれるのも良いかと。
2011/05/02(月) 09:36 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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