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ニアフィールドオーディオ  強引にまとめます!

矢張りというか、平地の狭い日本では住宅事情がままならない訳で、増してオーディオを聴ける部屋ともなると皆さんご苦労をされておられるようです。
こちらの想像を超えるご感想・ご意見を頂いきました。


当方も随分と表現方法を検討していたのですが、どうにも全てを上手に伝えようが無いことに行き着いてしまいます。
3日くらい泊り込み合宿でもして話しを差し上げなければならない感じ。

そうともいかず、概要の体裁を整える程度ですが何卒ご了承下さい。



少し、文脈を整理しますと・・・

1.以前に使っていた6畳とか9畳の部屋で「天使の音」と名付けたトランス状態の音を再三経験した。

2.今はそこそこ大きな部屋に移ったが、空気の総量も増えたので音を纏めるのが大変そうだ。「天使」出現率も低い。

3.我が家より、更に大きな部屋で聞く機会があるがやはり難しいように感じる。

4.今使っているスピーカーの用途からすると、50畳でも60畳でもどの道ニアフィールドには変わりない。


此処までの仮説:大きな部屋に憧れはあっても実際は苦労も多い。 
          小さな部屋には、また別のオーディオ的な面白さがあるのではないか。

そこで、前回はオーケストラの横幅と距離感から割り出した「視野角」について話をしました。
図を再掲しておきます。
44_convert_20110427015344.jpg

私のようにクラシックを専門に聴いている者にとっては、オーケストラの音像イメージは20m以上離れた場所に定位して欲しいので、自分とスピーカーとの距離はどれ程でも関係ありません。どうせ25m離れる訳ではないので。

(図の中では視野角を算出する為に現状の寸法を書いてありますが、角度が同じならスピーカーは近くても、遠くても関係ないという意味です。どっちみちオーケストラは遥か向こうにあるのですから)

実際に9畳間で聴いていた時は、Eurodynと自分との距離は3mも無かったと思いますし、
6畳間でLowtherのPW-2(下の写真の左右)を聴いていた時は、目と鼻の先でした。

それでも、現在の部屋で聴くことのできるオーケストラの位置よりも、遥か彼方前方にそれはありました。


何れの部屋も幸いに安普請で低域が抜けてくれたので良かったかもしれません。現在、引っ越されたメタボパパさんが取り組んでいるような状況はまた一工夫必要かも知れませんね、ガンバ!
DSC01998.jpgWE 728Bは手を伸ばせば届く位置にありました。



ただし、スピーカーと言うかオーディオセットとは思い通りには行かないもので、どのスピーカーも設置してから数年は「天使」を連れて来てはくれませんでした。

酷いときは7年と言う長い時間を必要としました。
しかしこれだけは肝に命じて下さい。

オーディオ装置をチューニングしたり調節して「良い音」にできるものではありません。
作り手の魂が入る余地のない工業生産品は別として、天才達の英知と途方も無いコストを投じて創られたスピーカーは、使い手の覚悟が揺ぎ無いかを厳しく審査してくるものです。

我々に出来ることは少ないのです。その多くはひたすら良い音楽を聴くことに当てられるべきです。


さて、思い出話をしていても埒が明かないので良いスピーカーの話をして、ニアフィールドの項は一回終わりにしましょう。


1200人程度の座席規模の映画館で、映画が上映されている時のことを想像してみて下さい。
最前列の観客はステージから数mの処に座っています。
また、天井桟敷席の人は30m以上離れているのです。

いま、夜の公園で恋人同士がささやきあっている場面です。非常に小さい音量の場面です。

この時は、最後尾の桟敷席の人にも小さい音量だが明瞭に言葉が聞き取れるヴォリューム設定が求められます。


次の瞬間、夜の闇を切り裂くように革命軍が大砲を発射しました。もの凄い爆音です。
しかし、この爆音で最前列の人の鼓膜を破る訳にはいきません。

一般家庭の部屋では、これは大きな問題になりません。
常に数mからせいぜい7,8mだけ離れた一人に対して聞かせれば事足りるからです。
中庸な音量設定をしておけば、ささやきも大砲も明瞭に聞く事ができます。

しかし、席の前後で大きな距離のある劇場では切実な問題ですから、特にスピーカーには家庭用に無い特殊な性能が求められてしかるべきです。

◇110dB/m/wのスピーカーに8wのアンプ
◆85dB/m/wのスピーカーに200wのアンプを繋いで得られる音量は、必要なだけヴォリュームを捻ると変わりありませんが・・・

小音量で明瞭かつ大音量で鼓膜を裂かない、動作状態でのダイナミックレンジとでも言うのでしょうか、この辺りの性能がべらぼうに異なるものです。
その秘密は、振動板のストロークの大小にあることは言を待ちません。



私たちが普段家庭でクラシック音楽を聴くという環境は、劇場の最前列で映画を見るという状態に似ていなくもありません。

そう考えると、劇場用のステージスピーカーで悪いはずがないじゃないですか。
むしろ、これ程の近距離で聴かざるを得ないのだから、高効率で反応の早い(つまり磁気回路が強くてショートストロークの)スピーカーはむしろ「必要条件」と言って良いと思います。

なにも劇場用スピーカーは全て良いという意味ではありません。念のため。Lowtherは家庭用の最たるものです。




スピーカーとの距離は音像定位に関係がないことが分かった後は比較的簡単でした。
待ち続けていれば、必ず天使は来ると信じることができたから。

部屋の大小や、スピーカーとの距離に関係なく「オーケストラは一定の距離に離れて聴こえる。(ハズだ)」
という事がオーディオに多少のお金が掛かっても、自分で劇場を建てて運営するよりは安上がりだ。とウソぶる最大の言い訳になっています。




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コメント
こんばんは

毎晩毎晩あーでもない、こーでもないと無意味な行動を
実施し、落胆し続けの毎日です。
大きな音が出せないおかげで、夜な夜な小音量で明瞭に
なるように心がけているとたまに「いいじゃん!」って
感じになることもあり、6畳間オーディオを楽しむよう
になりました。
今回の記事には勇気付けられました。
天使が舞い降りるにはもっと時間が必要なのでしょうが
kaorin27さんにお越し頂けるよう頑張ります。
2011/05/13(金) 23:34 | URL | メタボパパ #-[ 編集]
おはようございます。

マァ、今持って居るメインのA7・・・現在は
ウーファはガウスの5640が入ってますが(^_-)
当時の購入価格(35年前中古品です)で、もう買えないな!と
いう諦めな気持ちとビンテージ物を手に入れたと言う満足感!
後は鳴らし込んで鳴らして行くしかないんだろうな!?
ほんと、手に入れた当初はホーンの音が左右に散らばって
安心して聴いて居られない(^_-)
大体の人がこの状態で放出するのでしょうね
偶に感じる・・・今の音は・・・この音が常に出てくれれば
と思いながら・・・今まで付き合って来ましたよ
其れなりに練れた音になった!と、思って居ます(^_-)-☆
2011/05/14(土) 11:07 | URL | altum #VQ8ezY4k[ 編集]
メタボパパさん こんばんは。

良くなる過程に突入したら、いやでも良くなりますから・・・
「子供も水を飲んでも大きくなる」って時期があるでしょう、
大リーグボール養成ギブスを使うと基礎体力が付かないのではないか?
と思っています。(ヒウマも後年は体力の無さに苦しんだようにって、
世代が違いますか)

お伺いできる日を楽しみにしております。
2011/05/15(日) 02:32 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
altumさん、こんばんは。

35年付き合えば、「物体」でも伴侶ですよね。
人生では淋しい想いをすることもあるでしょうけれど、
こんな長い時間を供に過ごす事ができた人も物も、使い捨て上等!
と叫んでとっかえひっかえている人々と比べて、真の幸せ者だと思います。

我が家で一番の付き合いはなんだろうと思い返したら、蓄音器でした。
それでも25年ほど。まだまだ修行が足りませんね。勉強させていただきます。
2011/05/15(日) 02:40 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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