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デジタルオーディオはどうする?どうするー?

CDはダメなの?  とか
PCオーディオはやらないのお?

とか、意見をもらう機会が多くなってきたし、中には「オマエには最新技術の凄さが判らないだろう」なんて武道派も居るので一旦整理しておきたいと思う。
ただし以前に書いた「いくつの良い音を持っていますか」って記事だけは事前に読んで頂きたい。



SP盤やモノラル録音、1960年前後のステレオ録音までが主たる守備範囲なんで、ハッキリ言えばそれらを聴くことに限定すると蓄音器や戦前のWEや今使っているEuropaは最新ハイエンドの機械よりも明らかに「マッチしている」と思っているから使っているだけだ。

絶対的な音質(周波数特性とかS/N比とか試聴結果)は新しい機械の方が良いってのはサルでも判る話。
今後聴く音楽の趣味が変わって新しい録音をメインに聴くようになったら新しい装置に切り替えるのは自明の事で何度もそのように書いてきた。

そんな現在の僕に、良い音はこの世に一つしか無いそれは最新の技術だ。なんて論点を突きつけられても、
「ここでは貴方のお国よりもうちょっと人生が複雑なの」と紅の豚にでてきたジーナの銘台詞でもお返しするしかないので、カーチス君ももうそろそろ分かってくれよ。というのが本音。

ここまでは「聴きたい音楽があるからオーディオを選ぶし、所有する」
良い音なのは否定しないけど、その「音」を聞くために、好きでもない最新、優秀録音の演奏を聞く様な本末転倒な事はしたくない。というのが今日の一つ目の答え。



さて、次はハードウェアのハナシ。
私は長いこと家電AVメーカーで販売促進、マーケといった仕事をしてきた。ほんの数年前には32インチの液晶TVを298,000円で売っていた業界だ。「やりました!1インチ1万円を切りました」ってね。

それがどうだ、土曜日の新聞チラシをみれば、3万円台で売ってるじゃないか! 1インチ1000円だよ。十分の一!!

でもこれは勘違いしないで欲しいのだが、家電業界やソフト技術が詐欺だとかボッタクリ(でました)だとか言っているのではない。その時点では最善の技術と価格を提供していただけだ。
技術の進歩は、性能だけでなく低価格化、小型化を進めるという事実を具象化しただけのこと。

デジタル技術全体がまだ発展途上で未成熟なだけなんだ。
今現在のデジタル技術の成熟度を百年後に振り返ってみたらどの辺りだろう?
小学生?高校生くらいにはなった?どうだろうか。成長分野には多額の投資がされるし優秀な頭脳も集まるから今後も伸び代は大きい。

今の段階では、今日の最先端も明日には最後尾になるって現実を個々のユーザーがどう捉えるかだと思う。
新商品をチェックして、ソフトウェアの更新に目を光らせて、自身でも実験を繰り返してその結果を情報発信する。
NET時代では企業の研究室だけでなく一緒に走ってくれるそんなユーザーも沢山必要だ。

一方、普通のおじさんオーディオマニアがハードウェアスペックだけにほだされて手を出すと、数年前に買った35万円のSACDプレーヤーも今日買える39800円のユニバーサルプレーヤーに劣りはしないかと震えて過ごすことになる。結局はハードに先んじて聞きたいソースがあるかどうかに帰結する問題だと思う。(新し物好きの人や買い物フェチのお金持ちは除く)

今の自分にはありがたいことにどうしてもハイレゾやCDでなきゃ聞けないソースってのが極少ないから静観して賢い人達にお任せしているって寸法だ。

PICT00.jpg

こんな他人行儀な発言をする僕だって、ヴィヴァルディの四季の新解釈は何種類もCDで買っているし、未発表の放送用クラシック音源だけでなくシンディ・ローパーやケイト・ブッシュもCDで沢山持っている。




ここまで書き終えてから思ったのだけれど・・・

デジタル技術が日一日と進歩してゆくのは間違いないけれど、技術の進歩が音質の向上に繋がって行くと考えるのは、子供ながら高度成長時代を生きてこれた幸せボケのおっさんの発想じゃないだろうか、と思った。

現状の経済状況のままだとその技術進歩も低価格化や小型化に大きくシフトしてHi-Fiは取り残されるかもしれない。

質の高い文化の趨勢はグローバルなマクロ経済の成長と密接に関係するから、何よりも景気回復が最優先なのだろう。
若い人たちは大変だろうけれど頑張ってもらうしかないね。音を良くするために。

でもミクロで考えればどの時代でも等しくチャンスはあるのだから全く悲観することはないよね。




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コメント
一つ前のエントリーへの私のコメントでは、極く一部の古い機械について、ただのガラクタだとも、素晴らしい価値があるとも、どっち付かずの言いっぱなしだった訳ですが、このエントリーでは、両義的などと言う言い訳に頼らず見事にふたつの事実が説明された様に感じました。
2011/10/24(月) 23:45 | URL | kawa #EnGitwzo[ 編集]
PCオーディオそのものは、それが広く認知される
前からMac+iTunes→AirMac→AirMac Expressで
DACに飛ばして使ってますが、あくまでもリビング
での利便性故の利用^^;;

何時の日かHolographic displayと合体した形での
ビジュアル&ピュアオーディオの時代が来る予感は
有るものの、現時点では真面目に音を聴く対象には
なり得てません^^

オーディオって、音さえ聴ければ良いってもんでも
無い様な気がします♪
2011/10/25(火) 15:29 | URL | woo #-[ 編集]
kawaさん、こんにちは。

お礼を言われるなんてとてもとても。
自分の現状の立場を表明しただけで、それもピントハズレな
最新=最高推しの意見が出てこないようにする為の言い訳だ
ったりして。

蓋を開けてみたら、火中の栗を拾わない的な、漁夫の利的な
都合の良い立場がバレちゃいました。
2011/10/25(火) 19:11 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
Wooさんこんばんは。

そうですね、よくLPを掛けるお作法の手間を省けるから
CDに替えたって意見がありますが、音楽(芸事一般)は
それを言ってはイケナイ分野だと思うんです。

表千家の家元さんが、茶道は今後ペットボトルで
ラッパ飲みにします!って言い出したらやイヤだから。

2011/10/25(火) 19:19 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
意固地になっているだけにしか読めないのが何とも。
2011/10/26(水) 22:09 | URL | とりごん #GKosEEL2[ 編集]
kaorin27さん こんばんは。
 AとBの音。Aは、Bよりも明らかに物理特性が優秀。どっちが
生の音に近い音?という問いにたいして、100人が全員がAと答
える。それでも、一人の熱心な聴き手が「俺はBをとる。」と
いうことが有り得るし、それは少しも不思議なことではない。
何故ならば、涙一つこぼれない優秀な音は少なからずこの世
に存在し、又、物理特性は優秀ではないにもかかわらず、心
に訴える力を持つ音もまた存在するからだ。或る限られた時
代の録音を特別に美しく再生することを得意とする機器たち
とその音を愛することは、素晴らしいことだと思う。
 その苦労や手間、努力を想像すると、とても私などは、
ヴィンテージオーディオに手を出す気力・知識・器、そして
財力もありません…。でも身近にそういう方がおられ、身を
もってその音や文化に触れる機会があったら、私もその世界
に行っていたのかも知れません。
2011/10/28(金) 18:31 | URL | 芳賀 瞬 #-[ 編集]
カーチス君か、
通ってこなかったんだね。
2011/10/30(日) 02:34 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
こんばんは、ご無沙汰しています。

音や音楽の世界ですから、何が良いとか悪いとかは
私も芳賀さんももうご卒業で良いかもしれませんね。
現有装置になったのはそれぞれ理由があって今が
あるのですから、それをせいぜい愛でてやるという・・・

このところのフルトヴェングラーの復刻・再発連発!は
過熱ぎみの凄い盛り上がりですね。
古臭い演奏と言えばそうだし、勿論音だって悪い訳です。
でも
何かがあるんでしょうね。口では伝えられない何かが。
若い世代も買っているそうですから、年齢も関係なく
よい物が分かる人間は分かっているのでしょう。

100円ショップのお皿と、億を超える桃山陶のお皿を比べたら
趣味の無い人には、100円のお皿の方が綺麗で素敵なのです。
でも1億円のお皿にはその理由が何処かにあるんですよね。

その存在をご存知なのですから、知っていると言うだけで
充分なんだと思います。
機械なんて買うか買わないかは重要でなくて、脳が理解して
いれば修正して古い演奏も聴いていますよね。
2011/10/30(日) 03:46 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
デジタルオーディオは、自分には、まだ、不明な所が多く、なかなか、進みません。CDとSACDを同じプレイヤーで、再生すると、明らかに、SACDの方が良い音がします。しかし、自分の使用したプレイヤーのCD再生の音が別のCDプレイヤーより劣る場合、結局、良いと感じるCDプレイヤーの方を使います。それは、SACDを再生できません。EMT981は、とても古いCDプレイヤーなので、CD-Rも中々掛からないものもあります。話は、少しづれてゆきますが、EMT981の再生音とオルトフォンCA25Dの再生音が良く似ていることです。(ブルーノートのモノラル録音) とても不思議に感じています。それは、アンプ、スピーカーの特徴が、とても色濃く出ているとも言えますが。システム全体でトランスを4個使用していることも一因かもしれません。そして、それは、良いことだとも思っています。レコードの再生には、資金が掛かります。それを考えるとCDプレイヤーの投資は、CPは、とても高いと言えます。また、新しい作品は、CDしか発売されませんので、CDプレイヤーなしという訳には、いきません。パソコンによるオーディオは、メインとは、別の装置でやっていますが、思っていたより良い音のように思います。Macのソフトでの対応なので、もっと良くなる方法は、あるかと思いますが、進んでいません。DAコンバーターは、ソフトンの真空管タイプです。USBを同軸タイプに変換させて使用しています。アンプも真空管なので、それなりです。自分の考えですが、オーディオは、狭い帯域で、その中で、思いどうりの音を調整する、それが一番な気がします。1万Hzまでしか出ない装置で満足です。高い音が出ると弊害が多いと考えています。知り合いにパソコンオーディオに熱中している人がいるので、いろいろとお教え願って、新しい情報が、入ったら、また、コメントしたいと思います。
2011/12/02(金) 04:26 | URL | momomo #-[ 編集]
momomoさん、こんにちは

ディジタルに限らず、アナログもまだまだ底は見えませんね。
実際の処は、究極とか完成という表現になってしまったら頭打ちって
ことですからそんな心境になって堕落したくは無いものです。

しかし、ありがたいことに一流の製品であれば、レコード再生なんて
お気楽な遊びであっても、何処までも可能性があるのはありがたいことです。
2011/12/02(金) 20:23 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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