JBL 初の体験記 昔の自分に出会う

今日で2週連続の訪問記の記事も最終回。

Mさんのお宅では引き続きWE-555を中心としたモノシステムを聞かせて頂いた。
やはりJazzだが米)コロムビアの六つ目や二つ目盤がかかる。

Jazzについては全くの門外漢だし、製作側の意図が予期できないので音の印象も掴み難いのだけれどさすがにソフトとハードの帯域がマッチしてか、実に地に足を付けたプレイバックだった。

装置の音がどうした、どうだったという話はあちこちに溢れているがハードとソフトとパックになって語られる事が少なく、せっかくの機会なのに単に音の印象、その大抵は高低のバランスのことのみが語られるだけであることを大変残念に思う。
そして、今回の感想も僕がJazzに不明な為に不甲斐ないレポートであって申し訳ない。高名なディスクを掛けてもらったのかもしれないがそれを理解できず活かせてもいないのだから。



さて、お邪魔した2件の経験から共通して感じたことを最後に挙げておこう。

Mさんのお宅では、JBLを使ったステレオシステムと555のモノラルシステムで相似形の音楽を奏でていた。
人間は機械に先んじると言う自身の理論に従えば、至極当然の因果だが改めて人さまの家で確認するとこれはちょっと感動的だった。
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時間を遡って1週間前。Yさんのお宅でのこと。

Yさんとは30年来のお付き合いだから、装置の変遷も音の変わりようも時系列で知っている。

しかし先週聞いた音は、30年前に聞いた当時のままの音楽を僕の頭の中に響かせてくれた。
あまりに懐かしくなって、その当時私たちの間で一押しのレコードだった「ボベスコの小品集」をお願いして聞かせて頂いた。

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ラフマニノフの「ヴォカリーズ」を始めて聞いた時の衝撃も、ほんの昨日のことのように思える。
フォーレの「アンダンテ」はより深く心に語りかけてくれた。
特段オリジナル盤とか高価な盤ではないが今でも大切な1枚。


その感動を伝えたくて「あの頃と音楽は一緒ですね、すごい事です」と言ってしまった。
Yさんはその台詞を聞いて、30年の期間に注いだエネルギーや掛けたコストをそんな一言で消し去られてはタマラン。といった様子で「それじゃ、実も蓋もないじゃない。音はずっと良くなってるでしょう?」と仰った。

それは勿論その通りです。とお答えした。
今日の音は素晴らしく間違いなく過去最高のプレイバックだと思った。
しかし、「音楽のカタチ」だけは30年前と些かも変わっていなかったことに感動したのは、これも偽りの無い事実なのだ。


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