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ふたたび歩み始めた UESUGI研究所 

1971年創業なので、今年は創業41年になるそうだ。

堅実な部品の選定、高信頼の設計、極めて実質的な価格設定と充実したアフターサービスをもって、正に日本を代表する真空管アンプメーカーのひとつである。

その名門の領主たる創業者の上杉佳朗氏は40周年を目前にした2010年12月9日に逝去された。
たくさんの関係者やユーザー、ファンの方の惜念の想いと共に今後の事も心配された方も多かっただろう。

そして翌2011年に、上杉氏が生前から後継者と請うておられた藤原伸夫氏が正式に開発の責任を受け継ぎ事業の継続が決まった。
こうして多くのUESUGIユーザー、ファンの方々は修理体制が再構築されたことと、新たな商品への期待と合いまりほっと胸を撫で下ろされたことだろうと思う。



さて、先頃のある日その藤原氏から突然ご連絡を頂き近々に長野で仕事の折に・・・との事で我があばら家に起こし頂いたのが昨日のことである。

私の方は雑誌の記事などで当然存じ上げていたし、その記事から以前務めていた会社の先輩である事も知っていたが在籍中は仕事上の繋がりが無かったから少々驚きつつ、こちらこそ是非にとお出で頂くことをお願いしたのです。

いよいよお見えになってそんな事をお伝えするとお互いに懐かしさもあり昔話に花が咲き、またオーディオ全般の造詣の深さと情熱をお持ちの方で貴重なお話を沢山聞かせて頂いた。

PICT1509.jpg
上記の詳細は「ステレオ・サウンド誌 No180」に詳しい。写真は抜粋した冊子より。



実の処、在職中は評論家の高名な先生たちと仕事をさせていただく機会があっても「仕事」だからと特に緊張も感じずにご一緒していたけれど、今回のように自宅に起こし頂いたら当然音もお聞き頂いて・・・と思うとこの一週間ほどは柄に無く部屋の掃除を何時もより念入りにしたりコネクタの接点を拭ったりと緊張した日々を過ごした。

まあ、皆さんご期待の通り大変に気さくな方であったばかりでなく、時に踏み込んだお話になった際にも寛大にご意見を述べて頂けたように思い感謝に絶えません。

残念ながら、技術的な面や事業的な面の内容の全てをブログ上で詳らかにする事は出来ないが、これからも折につけその主旨や想いをここでお伝えできれば良いと思っています。今日は備忘も兼ねて箇条書きに書き留めて置きたい。


・UESUGI研究所については、いちオーディオ好きとして長年伺いたかった質問をして丁寧にお答え頂いた。
オーディオ雑誌の記事を書くライターとしては上出来な仕事かもしれないが、私の立場では過ぎるほどお伺いすることができたし、生意気にも私の想いというか願いのようなものも聞いて頂き幸せでした。


・UESUGI製品は創業以来1万台以上の商品を販売されているが、その殆どが現存しており更に大変丁寧に扱われていてキレイな状態で使われているそうです。
確かにアンプ群の外見からもそうした付き合い方をしたくなる品であると思えるし、ユーザーとなる方たちに共通な性格の細やかさがあるのではないかと思った次第。


・全く別の海外メーカーだが、ある機器の可変要素の詳細なデータを頂いた。これは全く貴重なもので20年以上も前にこのような方法が存在することだけをウワサで聞いた事があったけれど現物が目の前に現れるとは夢にも思っていなかったものだ。感謝。感謝です。


・その他オーディオ全般に渡ってご教授頂いたが、
演奏者が二人、三人・・・と増えて行くときに音量の変化ではなくエントロピーが増していく。だからフルオーケストラやオペラといった演者の多い楽曲の再生はオーディオ機器にとって厳しい条件になっていくんだ。

この点は私たち二人の意見が正にシンクロした点で、前回の記事に書いた「音響の総エネルギー」という単語をお使いになったのでビックリした。
しかも私は面積でと表現したのに対して、特にスピーカーでは立方体の「体積で」と表現されていたのが印象的だった。ファクターを一つ多く捉えているようで参考にさせて頂こうと思った。


・藤原氏の全身から醸し出される雰囲気はとても「技術者」とは思えなかった。増して、使いこなしとか音の変化の理屈のようなマニアックな話も主体的には皆無だったように思う。

昔にBMWのテレビ広告で「当社の最高経営者は全て技術畑出身です」というのがあったが、そんなフレーズを思い出したことを告白したい。
秘めたヴァイタリティ、渉外能力に長けた趣味人。故上杉氏はそんな方に船頭を渡したかったのだろうなあ?などと出しゃばったことを考えた一日となりました。


まま、このようには全て書ききれないので、少しづつでも書き綴って行こうと思う。

次回は横浜にお邪魔させて頂くように予定いたします。今後ともよろしくお願いします。






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