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ヴィンテージ・オーディオの醍醐味か?

人の好きずきではあるが古いもの、懐かしい物にある種の郷愁を感じる方もおられる。
しかし、その古さの認識は些か曖昧なものでオーディオの世界でも最近随分と新しい機械もヴィンテージの仲間入りをするようになり、3~40年ほど前に作られた物も「古い機械」として扱われているらしい。

前回から取り上げている「Westrex London LTD」の劇場用アンプも正にこの時代、1970年前後に作られたものと思う。
これを縁あってメンテする機会に恵まれ、不動状態から何とか音の出るように修理をし、第一声を聴くまでにたどり着いた辺りが前回の記事だが、その音たるや世にも恐ろしげなものでモコモコ言っているだけで音楽にならない。
簡単に音出し前の状況を取り上げておくと・・・

・周波数特性を測ると高域は充分実用。しかし低域が薄くてこれでは使えない。(下図中上側のグラフ参照)
・そこで入力側にネットワークを入れて低域上昇⇒フラット・レスポンスを確保。
こうして静特性上ではフラットにしたのだが、全く音に成らないとは、如何なる訳ぞや??

原因1

上述したように、1970年代のアンプであるので、如何にWestrexであろうと如何に劇場用途であろうとも負荷インピーダンスは8Ω程度だろうと踏んで、とりあえずお試しのスピーカーは実家でカラオケ用に使っている6Ωの10cmくらいのフルレンジを使用してみた。8Ωのスピーカーは手元になかったのだけれど自分の知る限りトランジスタアンプは6Ωでも8Ωでも、よしんば16Ωだって音の変化は無いとの認識だったから良かろうとの判断。その結果が上記のモコモコ音。

特性上は問題が無いのに・・・何故?と途方にくれていたとき
以前に使っていた「Vitavox」社の可搬用モニターはスピーカーシステムとしては15Ωだが、トランスを使って100Ωの受けにされていたのを思い出した。
DCP_0407_convert_20090630094106.jpg

マッチング・トランスを引っ張り出してきて100Ω相当の負荷を無理やり作ってみた。
PICT1556.jpg

未だトランジスタアンプなら負荷インピーダンスで特性が変わるなんて考えてなかったので、実は少し訝しげな気持ちのまま再度音出し。

おやまあ!というほどあっさりフラット・レスポンス。(下側のグラフ参照。これは200Ωの固定抵抗を負荷)
苦労して設定した低域増強用のネットワークはもちろん全て外しての測定。
PICT1567.jpg

これでホッと安堵の胸を撫で下ろした訳だが、改めて思い返せばただ幸運に守られて薄氷を渡るような結果であり、随分お待たせして申し訳ない上にギプアップ寸前だったわけで冷や汗ものだった。


とりあえず。
これでやっと音楽を聴く事ができるぞ。  で、以下も続く。





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