AD-1ppアンプ 取り敢えずできました

回路構成はシンプル。
シャーシは既存のものを使うから穴開けもほとんど無し。
アースライン始め主要なコードの引きまわしも随分と検討したけれど、変更の余地がないほど合理的に思えた。

そうした結果、予想したよりも随分あっさりと組み上げは完成した。

PICT1971.jpg
黒光りする2台の直立二足歩行型アンプが並び立つとたいした迫力だ。

前述したように、電源トランスの出力が320vx2だったので少し高いのではないかと案じていて、ドロッパー用にと低抵抗の巻線を幾つか用意していたが電源投入後手早くプレート(302v)とカソードに出るバイアス(49v)を測ってみるとオニのようにピッタリだったので少々面食らってしまった。

何故理論値を下回る電圧が掛かったを考えても、根拠の無い想像に過ぎないので虚しいが気持ち悪いので仮説を立てた。
恐らくOUTトランスのDCRが現代の常識より高いのだろう。
整流後に無闇に抵抗をかますのを良としない自分にとってはここも時代の神様に助けられた形になった。(感謝、感謝)

PICT1976.jpg
使用管のラインナップ
一番左の四角い箱は、オリジナルのKL-Z402というフィルター(またはイコライザー)で、装置を設置する劇場毎に
アコースティックコンディションが異なるので、それにフィットさせる為のもの。勿論いまは使ってない。

次の銀色のが入力トランス(多分Marotoki製造)トンでもない高性能ぶりで後々困ったトラブルを引き起こす。

黒くて背の低い「くらげ」な奴がエキサイターの「EF-12」
古典的な五極電圧増幅管だが、ここでは三結で使っている。

出力管は勿論「AD-1」のプッシュプル。
右端の整流管は「RGN-2004」ベースで。現在は動作確認中の為Valvoの「G-2004」を挿している。

DC,ACバランサーとも完備なので可変抵抗のシャフトが林立している。



さて、アンプ単体での周波数特性は既報の通りだが、入力トランスが無理やり広帯域にしているようで60kHzを超えてピークを作っている。

しかし、2個のトランスでピークの尖頭値に少々の差があったので「これは遺憾」となった。
帯域を伸ばすためのピークなんて、言ってみれば「共振」だもんであまり褒められたものじゃないでしょ。

そこで、トランスを一度バラして、コア・アースを付けたり、リードの引き出しなどを整理整頓して組み直したらピークの山が小さくなって2個が揃ってくれた。(ほっ)

改めて裸特性とトランスを含めた特性を測ってみた。
PICT2000.jpg

30Hzで-0.6dB、70kHzで+0.5dBと言う非常識な直熱三極管アンプが出来てしまった。

上記の通り現代電気回路の常識ではちょっとしたズルも入っているけれど、逆に現代アンプでは出来ない高性能な理由も沢山あるのです。

取り敢えずプレート・ロスも規格内に収まったし、各部電圧もまず設計通りだし、ノイズや特性の面でも予定を超える成果があった。

次回は、いよいよ・・・待望の・・・音だしです。




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