プリ(EQ)  その4

前回の最後に写真の出たRIAA-EQをご紹介します。

Neumann WV-Ⅰ
DSC01268.jpg

エテルナ考の記事で「人類最高のオーディオ機材」と紹介しました、Neumannのカッティングレース「AM-32」システムに附属するモノラル用プレイバックアンプになります。

RIAA-EQを設計したことのある方ならお解かり頂けると思いますが、0.05mVレベルの信号を正にジェットコースターの如くに上げたり、下げたりするEQアンプは幾つもの相反する要素を持った技術的難関を抱えています。

その一つにヘッドマージンを十分に確保するという問題があります。Neumannはここでも、ドイツ人の面目躍如たる「当たり前」の手法で回答を用意しておりました。
DSC01270.jpg

中央の菱形マークの部品がその答えです。

なんと、「充電池」・・・
 

そうです、+Bを十分な低電圧で動作でき、かつ、安定してカソードに深いバイアスを掛けてヘッドマージンを確保する方法として直流発生装置「電池」を回路中にぶち込んだのです。
動作中はカソードに流れる電流で充電しています。
勿論、部品の寿命は「永久」くらいの意気込みで造られており、実際60年以上経た現在も律儀に 1.41Vを発生させています。

次に、全体のコンストラクションをご覧下さい。
DSC01277.jpg

有る意味病気ですね。控えめに申しても病的です。 たかが・・・モノラルのEQです。

この状態で、ハムやノイズは皆無といって差し支えなし。と申し上げておきます。

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コメント
こんばんは。どれも、超弩級のものばかりで、、すごいなあ、と思ってみさせていただいています。

部品の取り付け、自作でついすべて最短配線、抵抗なども短く、などと思ってしまいますが、拝見すると皆、独特の取り付け方ですね!この、折り曲げ方にもきっと意味があるのでしょうね?
2009/04/15(水) 00:12 | URL | marco #U4rnU3TI[ 編集]
marcoさん

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
パーツの足を”くねっ”てさせているのは、このアンプを譲り受けたドイツ人の話では・・・
①ハンダ付けの時の熱対策
②振動対策
③保守の際に切ってもまた繋げる
こんな感じでしたが、実際はどうなんでしょうか。

個人的には、設計、製造の段階で(少なくとも日本のマニア的な)音の良さを狙っていることは無いと思っています。
そこのとこ結構大切なので根拠を挙げて順次書いてみたいと思っています。
また、是非訪問してくださいね。
2009/04/15(水) 10:06 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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