高音は低音だ! (前の記事とは逆)

我が家のEuropaは広帯域化を目指して、新しいアンプとスーパー・ツィーターを加え70年ぶりとも言えそうな新たな息吹を吹き込まれ、それなりに四苦八苦して音楽を奏で始めようとしています。

前回は
低域にバランスが寄ってきたようなので、高域を量的に増やして全体を「締めよう」と試みた。

その記事の最後に「少し挑戦的だ」と書いたけれど、やはりどうも収まりが悪い。

本来ひな壇の上段にいるべき金管類が旋律のパートになると共に前後関係を無視して「前にまえに」出てこようとするし全体にも輪郭が強く暑苦しい。

まずツィーターのトランスのタップを元の状態に戻し、今回は別のアプローチを行いました。



現在Europaのバフル(形式上はウィングとでも呼ぶのか)は両翼に突き出した片持ち支持で固定されています。

DSC02178.jpg

このように本体の金属製のやぐらの両端に1枚につきM8ボルト6本で止めています。

バフル1枚は高さ1600x幅600x厚21ほどのフィンランドバーチ材の表面に突き板を貼ってからフレンチ・ポリッシュ仕上げをしてもらっています。つまり、かなり重い!
その上日常的に振動を与えていますので少しづつネジが緩んでしまい、結果低域の緩みの原因を作る可能性があります。

これまでも幾度かネジの締め増しを行ってきました。
ただ、お恥ずかしい事にルーティンにするまでは管理出来ておらず、「なんかちょっと下が緩いな」と気づいた時々で処置をしてきたのです。
今回もこれはもしかしたら?と思って早速6本x4枚で合計24本のボルトの締め増しを行いました。

PICT2345.jpg

処置後すぐのパッと聞きですが
低域はむしろ不足するくらいまで締まりました。
まあ、毎回締め増しをした直後はこうして行き過ぎるのは歓迎で、この後音楽を聞くと共に落ち着いてきて所定の位置に収まる事を期待しています。



こんな手間が必要になるのもネジやクギを多用する古い機械ならではですね。
現行スピーカーの接着剤による成形なら締め直すネジすらないので品質の管理という面では格段に進歩したと言えます。

結果的に個体として調整余地のない現代スピーカーにおいてはケーブルやインシュによる外的な変化要素を加える調整の仕方になるのだろうと思います。(プリアンプも同様に調整余地が減っている)
その辺りの時代の変化も興味深い話です。

穿った見方で作り手の立場を代弁すると・・・
調整余地のために、アテネーターや抵抗を入れたら入れたで、「やれその部品が悪い」だの「必要ない」だのと意見が出るのは見えているし、しかも省けばコストも抑えられる。
あとは、完全にフィッティング済みだからいじるな!とか、ピュアな音を追求してムダを排した。とか文学能力の勝負になる訳です。

その上、個人の家庭内に持ち込んだら「メーカーの調整室」とは同じOUTPUTにはなるはずが無いのがスピーカーと言う代物で、再び個人的調整のためにケーブル類も沢山売れるようになると。いい事ずくめですからね。

過去記事を読んでいただくと解る通り、これはちょこまかと変な調整をしてきてしまった自分への自戒の念であります。
今回のネジ締めも含め、一喜一憂しながらどんどん時間がかかるのがオーディオ遊びですが、自分をしっかり持って本質に切り込んで行きたいものと切望しています。




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