Klangfilm Europa Jr. Klarton 10年目の奇跡

現在使っているオイロパ・スピーカーも早いもので買ってから10年になるみたい。
当初の4年ほどは横浜に住んでいたのでほとんど聞いていないから実質は6年くらい使っただろうか。

シリアルから推察するに1930年代の半ばの製造だからもう80歳になるおばあちゃん
(ドイツ語では機械ものは女性名詞なのでおじいちゃんではない!)

当然「家庭でステレオ・オーディオ」なんて概念すら無い時代の製造だから、21世紀に2台購入したところで特性が揃っているなんて夢のまた夢だ。
しかし我が家に来たのも何かのご縁と、自分としては一生懸命メンテ(介護?笑)をしてお世話してきた積もりだ。
実際、購入当初から比べると、見違える様に揃ってきたが、それでも多少の差異があったことは否めない。過去記事でも何度かメンテの様子とその度に特性を出して来た通りです。



うだるような暑さのある日、パッと頭に浮かんだ事がありました。
「いままで、ドライバーのエッジを締める様なセッティングにしてきたけれど、一度どフリーで動かせたらどうだろうか?」

さっそくドライバーを取り外し、振動板の付け方を微妙に手直ししてみました。
各部が乾燥するまで丸一日エアコンをつけっぱなしのまま落ち着かせてからドライバーを組み込んで、いよいよ測定です。(PCを追い出したので簡易測定のみ)
PICT2481.jpg
測定は、いつも聞いている頭(耳)の位置に(結構正確に)FFTのマイクを設置して・・・



まずは、導入以来変わらず優秀な成績を発揮して、最近はさらに磨きがかかり凄みすら感じさせるようになったもう一方の個体の特性を測って基準を記録しておく。
PICT2485.jpg
テストトーンがピンクノイズなのでグラフは多少ピコピコ動くけれどほれぼれする成績。


続いて、今回メンテした方の個体を測る。ヒナの巣立ちを見守る親鳥のような心境だ。
でもね、ホントは戦う前から勝利は見えていたんだ。何年もピンクノイズの音を聞いていると耳だけでもおよその周波数分布は分かってしまうもの。

PICT2490.jpg
(いま気づいたけれど、こちらはツイーター付けた際の写真だった。よって16kHzと20kHzのレスポンスが高いけどそれはさっ引いて見て下さい)

この画面が出た時には、正直涙もでましたよ。
もうこれで何も気兼ねなく音楽に没頭できるんだって考えたら、うれしくて。

詳細に見ていくと、2kHzあたりに少し盛り上がりがでているが、もう一方のスピーカーにも始めはあった特徴で次第にこの山は潰れて高い方に吸収されていったので今後に期待したいと思う。秋口くらいに再確認です。

また、125Hz前後の山は我が家の特徴的な特性で、スピーカー周りの床と天井との間に出来るオーディオマニアの天敵「定在波」ですが、以前の記事にも書いた通りここは意図的に残しています。

一時期、この辺りを吸音した事もあったけれどチェロバスのブーミー感がなくなってしまうと悲惨な目にあうのでこれは音楽鑑賞の大きなポイントになっています。


つづいて音楽を聴いてみました。

もう。言葉もありません。
「そこに人が居て、なんか楽器やってる感」というと理想的すぎるけど
手前にいる演者さんと奥の演者さんの関係がこれほどまでに鮮明になったことはありません。

もう、高音も低音もなくただ音楽を楽しませてもらいました。
ありがとう、僕のおばあちゃん!




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コメント
こんにちは。

関東では悪友まで格下げになりましたakahanamizukiです。

我が家のSigD嬢も左右で特性が違うと思われます。
今度いらしていただいたときは特性を測ってもらいたいです。
その節はヨロシク。
2013/08/06(火) 12:54 | URL | akahanamizuki #-[ 編集]
こんばんは。

「悪友」いいじゃないですか、そこまで突っ込まれたわけですから。
そちらの日記も先日拝見しました。
バリバリのセレブのお嬢様でもそんなことがあるんですねえ。
うちのババなら見た目が矍鑠としていてもさすがに寄る年波であちこち不具合があるのは分かるんですがねえ。

ご案内の通りWinPCが崩壊したのでこの記事のような簡易測定でご勘弁下さい。
ついては一件事前準備をお願いします。
NET上で検索して「ピンクノイズ」をダウンロードしておいて下さい。
そのとき間違っても「ホワイトノイズ」に近づいてはいけません。お嬢様ではひとたまりも
ありません毒ですからよろしくお願いします。
2013/08/06(火) 20:01 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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