これでもW.E? ボロくない?

ずいぶん長い事放置プレイをしてきましたが、先日の日記と同様、涼しくなる前に自分の仕事を追い込んできます。


WE14A

一言でいえば、有名なW.E7Aアンプと W.E527Wマグネチック・ドライバー(いわばスピーカー)と木製ホーンを組み合わせた、「パワード・スピーカー」みたいな製品です。
製造は1930年より前だそうですから、やっぱりSPレコードを鳴らすのが一番しっくり来そうですね。


W.E(ウエスターン・エレクトリック)は現代でも「オーディオの元祖」として広く知られてますが、その信仰の対称はある程度の再生周波数帯域を獲得した1935年ころを境にした新しい時代の商品群でありましょう。
今のソースも含めてステレオ音楽を楽しむとなれば新しい機械がマッチするのも当然の事と思います。

いきおいこの14Aや7Aアンプは元祖・家元W,Eの中でもさらに「骨董品」の扱いになっていて、オーディオの範疇ではなくて、電蓄の分類になっちゃうんでしょうね(笑)

「これをW.Eと言われてもねえ。困っちゃうよねえ」という声が聞こえて来そうです(汗)



さて、これがアンプボードです。その名の通り、木の板に部品が立ち並んでいます。
PICT2599.jpg

回路図をみればなんてことはないんですが、初めての人にはちょっとした衝撃映像ですよね。

そうなんです。アンプの中に「抵抗」も「コンデンサ」も一つも使われていないんです。
まま、確かに真空管増幅の理屈でいえばその通りなんですがそれにしても奇怪な映像です。

これだけを見ても、ここから15年程の間に音響機器というのは本当に急速に近代化、広帯域化が進んだということですね。
PICT2580.jpg

これは、真空管のソケットです。
写真では細部は分かりませんが、とてつもない材質と頭脳がつぎ込まれています。
このすぐ後に実用化された「UF」や「US」ソケットと比べると見た目は大きく違いますね。

このように生まれた時代の空気をたっぷりと吸って造られていますので、もの言わぬ機械であっても大きなリスペクトを感じながら作業をさせてもらっています。

PICT2594.jpg

この部品は何と言ったら良いのかな・・・「中間開閉器」?
ロータリー式に近いですが、ただ捻ればON-OFFするというものではありません。

強いバネが仕込まれていて、勢い良く「バッチン」と回転するんです。
同じ機能の部品を探すならパーツ店で80円くらいで幾らでも買えるでしょう。

しかし、スイッチが何の為にそこに有るのか?といって本質を突き詰めたらこんなの作っちゃったんでしょうね。どうしてこれを「やり過ぎ」って思わなかったんでしょうね?それこそが時代の空気なんでしょうか。

これこそW.Eって仕事がしてあります。




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