タンノイ Tannoy Monitor RED

私が学生時代のことです

知り合いのレコード店さんがオーディオの販売を始めました。
元々クラシックのレコードを専門に扱っていたお店だったので、時勢に沿ってその販売品目の中に多くにタンノイ・スピーカーが含まれていました。

店主さんは東京育ちのクラシック好き、今ならさしずめ趣味引きこもりで自動車免許を持たず大人になったから、オーディオの取り扱いに至って困ったことが起きました。そう、配達ができません。

そこで、その当時お店に入り浸っていた何人かの暇人が上手いこと都合をつけ、配達の為に車を出して駆けつけていました。
その中でも半田ごてを使えて多少のトラブルならその場で解決できるなど使い勝手が良い為か、最も頻繁にお手伝いに馳せ参じたのが当時学生だった私ではなかったかと思います。





今となっては信じがたいことですが、
15インチのモニター・ブラック(初号機)は何時でも欲しいと思えば買うことができたし、
モニター・シルバーやレッドはオリジナルボックス入りで当たり前に買うことができました
当地では有名な陶芸家のアトリエにオリジナルGRFレッド入りを配達した際の顛末も今では楽しい思い出として胸の奥に大切に仕舞ってあります。


ところが、いとも簡単に手が届いたのはタンノイばかりではなかったのです。
上記のレコード屋さんに品物を卸してくださっていた方のところにお邪魔すると・・・

WE4181が幾つも床に転がっている
WE594もステレオ用に選んで持って行っていいよ
WE91アンプは「91」だから91万円ね
WE555なんぞは、じゃがいもか何かのようにゴロゴロと重なって置いてありました

もちろん、いくら当時のことと言え、その場所だけが特別であったのは当然なのです。
しかし、それまで聞いたことも見たことも触れたことも無いウエスタンのスピーカーだったので、あの状態が当たり前のように思い込んでいたのですね。

そんな環境に身を置いていた21歳の若造が初めて手にしたスピーカーが「これ」だったのですから、いかに異常な世界の中で生活していたのかを今になるとよくわかります。

DSC01998.jpg

タンノイとはこうした若い時代にあまりにもまみれ過ぎて仕舞ったからでしょうか
その後はタンノイ社のスピーカーを一心不乱にしゃぶり尽くすといった機会を得ずに長い時を来てしまいました。

でも、ある日(オーディオとは関係の無い)考え事をしていたらオートグラフの正しい使い方に開眼してしまって。このことは未だ誰にも詳細には伝えてい無いのでここでも書きませんが、なんとなーくですがタンノイに対する遠かった距離感はもう密着状態になっていました。
もちろんオートグラフどころかずっと小さいスピーカーだって使ったことがありません。しかし「大丈夫」と言う確信は十分にありました。

そんな勝手な確信から2年ほど過ぎたある日、上越のKさんがついにB&Wのスーパー限定高額スピーカーを諦めヴィンテージのスピーカーを購入したいと意思表明されました。

けれども、ヴィンテージのスピーカーなんて何処でどんなものが売っているかも知ら無いし、何を選んでいいのかも分から無い。
早晩こちらに相談があったわけです。

実は私には、随分と前からそんな相談があるだろうと思っていましたしそれに対する答えも用意していたのです。

そこから実際の導入までの顛末は、それだけで長尺の物語になるのですが今回は主旨では無いので詳細は割愛しますが、奇跡のような出会いのお話です。

そうですねえ、戦争で別れ離れになってしまった兄弟がそうとは知らずに同じ会社で何年も働き、
あるきっかけで兄弟であることを知る。
なんて感じのね。

では、変更前のK氏邸を再掲して、(改易という単語も悪い意味ばかりじゃ無いけれど一般的な意味をとって)

PICT2365.jpg


この続きは次回に



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