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to be or not to be 為すべきか 為さざるべきか それが問題だ

ずっと書きたかったけれど、テーマが大きすぎていかようにも書ききれなかったことがありました。


自宅のラインの引き回しは、200Ωまたは600Ωのトランスを介して全てバランスラインで繋がっています。

それらをつなぎ合わせるのに用いるコネクターは基本的にXLR端子を使用しますが、他にもバリアターミタルであったり、アンフェノール・ソケット、ドイツ端子など多義に渡っています。

アース配線後


何を使いたい、とか、音がいいからなどというコダワリはまったくありません。
たまたまそれが「付いていたから」と言う理由だけで使っているにすぎません。

もし私がオーディオ製品を商売にして人様にお譲りするのであれば機器の端子からリードで引き出し適当なBOXでも増設してXLR端子に変換するかもしれません。
そのように手の込んだことをするのならまだ良し、とんだ乱暴者ならばバランス回路の「コールド」と「グランド」をショートさせてRCAピンジャックを備えるなどという不届き者なヤカラもおるかもしれません。

自宅の中に限ってしまえば受けるも渡すもお互いにバランスなので、こうしたカオス(本人的には至って明快)なんら不自由を感じません。

しかし、一旦ここに民生機(アンバランス)を挿入しようとすると・・・
やれ「端子がない」「コードがない」「外付できるトランスはどこいった?」と上へ下への一大騒動と合いなるのです。

こうした事情があって、これまでも幾つか譲ってくれとか修理してくれなどのご希望やご依頼はあったのですが、
こうした声には無力ながらご辞退をしてきたのです。




そんな折、2年ほど前のことでした
自宅のラインナップが固まってきたこともあり、部屋の整理のため昔に買っておいた機器をいくばくかオークションに出品をしました

その中の一つに、Klanfilm中期の傑作ラインアンプ「Kl-V004」2台とオリジナル電源付きのセットがありました

PICT2661.jpg


このアンプは本来大きなコンソールの中に7台〜14台・・・と用途に応じてキャビネットに組み込まれるユニットアンプの一つで、同じ大きさで色々な機能違いの兄弟がたくさんいます

1_a59eef1e2306cf642c740689352e57db.jpg


その中で「004」はマイクアンプになります。
現代では優秀なNF(望むならCRでも)RIAA-EQのベースとして使うことができますし、2段目を使うとこれまた絶品のラインアンプ+出力トランスの送り出しが可能です。



先ほど「民生機の中に業務機を入れることは難しい」と書きながら、なぜ多くの人の目に触れるオークションに出したのか?という疑問がありますが、

「004」の最大の特徴がここにあるんです。
戦前や戦後すぐの機械ならハナから無理な話なのです。しかし、この時代の出力トランスは設計変更があった後のシリーズなので十分に配慮して使うと、10kΩ以上の負荷に耐えるように作られています。

それに、CDなどのライン入力ならば、2段目から受けるのでここをアンバランス入力としても問題ありません(というより、アンバランスでしか使えません)ので、これぞ正に民生機に合わせるには申し分ない特徴を持ったアンプだったのです

PICT2666.jpg

専用電源も専用ラックもついて文句なし!



そしてそのとき、出品にあたり私は一つの大きな決意を持っていました。
出品は物販だけでなく「その御宅の装置にフィットさせて組んでからお渡し」という形態を選んだので以下のような問題が発生するであろうことを想定していたためです。

これまでは他人に渡すにも修理を受けるにしても、あくまで製造元の指定する用法を尊重してきました。

しかし相手は名うてのオーディオマニア諸氏ですから、明らかに誤認とはいえ自分のやり方を主張をされる方もありました。
その際には一生懸命説得するか、どうしても聞き入れて頂けない場合は残念ですがお断りしてきました。
依頼を受ける方が「我」を通すのはおかしいと言われる方もありましたが、別に私に「我」なんてものは全くないんです。

作ったメーカーが「ダメだよ」と言っていることをあえて行えば、悪い結果になることは火を見るよりも明らかなんです。
自分がその行いに加担するわけにはいきません。それだけのことです。


さて、出品に当たっての「決意」とは

オークションに出して、不特定多数(これまではごく近い知人だけ)の人を相手にするのだから、まず民生機に繋ぐことになるだろう。

おそらく「ドイツの古い劇場用」といったセリフに憧れてスピーカーなどを一つだけ揃えてアンプやプレーヤーは民生機を使われているような場所に納めることになるだろうと予想していました。

デザインや入出力の数(たとえアンバラであっても)出来るだけご依頼者の意向を組んでみよう、と。

私にとっては、新たな世界に足を踏み出す試金石と思って、大げさに言えばそんな気持ちで取り組もうと覚悟を決めていたのです。


以下つづく・・・






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