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訪問記 なんてのも書いてみる

お荷物の整理がつかず部屋の中は相変わらず音楽を聴けるような状態ではないのですが

我が家では音楽も聞けない今だからこそ人様のお宅へ訪問した記事をあげておきましょう

image1_convert_20160323120836.jpg


そうです
わたしが組ませてもらった、英国はパラマウント映画社のアンプとアビーロード・スタジオからぶんどってきたLOCKWOODモニター(15インチ Tannoy monitor RED入り)の組み合わせを使っているTさんのお宅へ行ってきました

まず何より、何より素晴らしいのが・・・お分かりでしょうか?

パキスタン製のハンドメイド絨毯ですよねー、アンプよりお高いでしょうねえ、お父上経由で買えたそうです
実物を見ると写真の10倍は見事な質感です、素晴らしい素材と織りの技術。
模様のエッジが立っていて何一つ迷いがありません




はっきり申し上げてわたくし、オーディオマニアさんのお宅へお邪魔するの苦手です

「音さえよければ、見た目なんて関係ねえ」ってお宅に限ってもれなく聞き続けるのに努力を要します


もともと西洋のある種の音楽(クラシックのことね)は、多くの部分で次のような環境の中で育まれてきました
中央集権でなきゃ、ベルサイユ宮殿なんかの豪勢な建物やクラシック音楽が発達するわきゃないよね
文化は国の強さの象徴ですから

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ピアノの前に座っているのはシューベルトさんです
音楽が野に下ったのはベートーベンの頃という説もありますが、作曲家にとっては演奏会での興行収入はまだまだわずかなもので、楽譜の売り上げと教師の収入それらよりもパトロンからの援助が大きかったはずです


だってそうでしょう、演奏会なんて博打を打たなくとも援助の方がずっと安定している(笑)
結局、大衆の耳に音楽が届いたのは貴族の力が弱まっていく逆らえない時代の流れのせいであって、嫌々だったでしょうね芸術家からしたら

パリのバスティーユ牢獄襲撃が1789年〜ナポレオンによるクーデターが1799年
ベートーベンが 1827年没ですか、激動の世紀末ですねえ

しかし、世の中が安定するとまたショパンやリストのように時代が下ってもサロンで活躍した音楽家はたくさんいます
西洋は階級社会根強いねえ


そしてこちらは、つい先日の写真です  現代のサロン調の音楽と言っても良いかしら

image.jpg

現役のウィーン・フィルのメンバーの私邸(ご自宅)に日本からの参加者を募ってサロンコンサートを開催している様子です

音楽の都では王様から選挙で選ばれた代表者に政治の実権が渡った現代でも(聴衆の方がどうなのかは別にして)音楽のなんたるかを分かっている芸術家がまだちゃんと居る証拠の写真です



Tさんのお宅でラヴェルを聴きながらこんなことを思っていました

この部屋の特徴は20畳を超えるスペースながら、立方体の形状です
オーディオマニアからは嫌われる形ですね、我が家も同じく立方体です

だからこその素晴らしいプレイバックだと思います、詳しくはまた別の機会にあげますが、変形の部屋は言うに及ばず、斜めの天井や壁は少なくともホールでセッション録音されたクラシックの再生としてはどうなのでしょうか

さらにもう一点、こちらのシステムは極めてシンプルです

CDプレーヤー・フェーダー・パワーアンプ・スピーカー・・・・これだけです
アンプの配線とケーブル類は同時代の英国製を主に使いました

電源改良だの、あーすが何おーむだの、インシュレーターの振動がどうしたの、ケーブルを変えてだの、球を差し替えるだの、その他アクセサリーがかゆいだの痛いだの
全くしてません



音の印象を言葉で表すのは、これまで書いてきた通りピントはずれなことだと思うのでしませんが
一つ感じたのが
「音楽が清潔だな」という思いです。もちろんただの言葉遊びですが、以下の文との私自身の中での対比の感想です

私自身がこれまで体験してきた
良い音、鮮度のある音、色付けのない音を標榜し、たくさんの「オーディオ的対策(自称)」を施したお宅の音を聞いた際の印象がなんと言いますか「音楽の騒々しさ」であったことを思い出すと、今回受けた印象は正反対だったのです

奇しくも実体験で教えられました

「新鮮な刺身」を食べようとして、お魚に長時間触りすぎて鮮度を落としているオーディオがいかに多いか
はじめは上手く感じるけれど、終曲頃には「早く終わらねえかな」と思う腕自慢の若い演奏家諸君のコンサートだったり
一口目は美味く感じるけれど、食べ終わる頃には飽きている流行りの進化系ラーメンのようにです

Tさんのお宅は違いました
プレイエルかエレールか知らないけれど、モニク・アースの弾く軽妙洒脱で乾いたピアノの音がいつまでも耳の奥に残っています






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コメント
写真のお部屋、シンプルで良いですね(^^♪
雰囲気を作るのはとても大事なことだと思います。
今の時代、個人が有名な演奏家をプライベートサロンに呼んで演奏を聴くのはまず不可能に近いでしょう。
生の演奏者は呼べないとしても、「パラマウント」や「LOCKWOOD」などの優れた再生装置で音楽を聴くのもまた贅沢なもので羨ましいです。

私も「ALTEC」を使うようになってからは人様を読んだり人様の家に行って音を聴いたり一切なくなりました。
喫茶店や呑みやなどで友達とオーディオ話をするのは好きですが、相手の装置を前にオーディオ話をしたり招いて話をしたり、気が乗ればいいのですが、乗らないとこれほどつらいものはないです。
一曲だけ音を聴いて・・ハイ良かった喫茶店行こう・・なんて言えませんから(笑)
2016/03/25(金) 13:11 | URL | nyann #3CWxtMyM[ 編集]
こんにちは

外交手段(笑)として、友好な交流はあってもいいと思いますが、人様のお宅の音に意見を述べたりましてや手出しをするなんてことは絶対にしたくないですね
そのお宅の音はその方の専権事項ですから、内政干渉に繋がる不可侵条約は厳として遵守すべきと考えます

そうだ
信州蕎麦は基本的に気候が厳しい北信が中心でしょうね(蕎麦はお米の取れない寒冷地で代替えとして作られます、北海道が多いのはそのためです)
諏訪湖以南は温暖で湖もあるし蕎麦なんか作らなくても昔から食べ物はあったように思います(浜松に長いこといましたがあれほど食材の豊かな地域では蕎麦の必要は欠片もありませんから)南信で蕎麦をよく食べていたのは木曽谷や開田の方だと思います

北信に来られる機会がありましたらお蕎麦やさんをご紹介します、中信でしたら安曇野や大町以北に幾つかありますね
2016/03/27(日) 12:00 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
こんにちわ

昔オーディオ全盛の頃名立たるオーディオ評論家諸氏の関係みたいですね、お互いの記事に対して絶対に不可侵条約でした。
当時今のようなソーシャルメディアが発達していたら面白いことになったいただろうと思います。
私も若かりし頃はオーディオ界に君臨した長岡大帝国の親衛隊でした(笑)

最近相談に乗ってほしいと頼まれたのですが、
(私の音になるだけで、あなたの音にはならないですよ!もっとご自分を信じて頑張ってください・・)ってお断りしました。
一度聞きに行くと何かしら意見を言わなくてはならないしそれで解決するとは思えない、とても難儀なので。
昔も今もハイエンド系の機器を導入して悩んでいる方が多いようです。
大枚はたいて買った機械ですから気持ちは解らなくはないのですが、
収入の身の丈と感性の身の丈は必ずしもイコールではないのかなぁ!
ハイエンド機器は個々の機械の主張が大きいので、組み合わせて使いこなすのは大変そうです。

なるほど
北海道の生産が多いのは、そういう訳なのですね(^^♪
南信の「開田蕎麦」聞いたことがあります!有名みたいですね。

長野方面へ行くことがありますので、その際は是非ご紹介ください。
事前に連絡を入れますので、よろしくお願いします(^^♪
2016/03/28(月) 11:56 | URL | nyann #3CWxtMyM[ 編集]
そうですねえ

ひと様のお宅で何か行えばオーディオだから何をしても音の印象は変わるのは当然なのですがこれまた当たり前のことに、1週間も後に再訪すると見事に元の音に戻っているという体験を何度もしました
ご本人に聞いても「何もいじっていない」とおっしゃる、その通りだと思います。
だから、音は機械が出すのではなく、その人の音でしか鳴らないと思っているのです

若気の至りの頃、いらぬおせっかいをしてわかったことです

そういったことを踏まえて、その人の出す音を、音の個性を認めて楽しませて頂くのであれば交流もまた楽しからずやです
ささやかな経験ではご自身の音に信念をお持ちの方は他人家の音に対して決して悪く言いません
当然といえば当然ですが、その必要がないからです

2016/03/31(木) 01:11 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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