Hi-Fiってなんだ?(解らないこと、1)

オーディオ界はレコード(CD)をかけて音が出る前に沢山の理論が存在する類稀な世界ですね。

私には分からない事柄や言葉が多すぎます。
普段、疑問に思っていることを書いてみますので、めんどくさかったら飛ばしてください。

初回は根源的なとこで「Hi-Fi」についてです。

「Hi-Fi(ハイ・フィデリティ)」は日本語に訳すと「忠実の度合いが高い」と言う意味(造語)だと思いますが、専門誌や巷の人の使い方を聞くと単に「良い音」や「クオリティの高い音」というニュアンスで使われることが多いように思います。

しかし、「忠実度」というからには、元の対象物が存在し、それを模倣したときに対象とどれだけ似ているか、あるいは違っているかという度合いでなければ言葉の意味をなしません。
例えば、描かれた絵を見て、デッサン力があるとか、全然似てない。とかの評価ですね。

桃山時代の備前花入れを模倣して、昨年焼いた花入れの習作。
DSC01571.jpg
「忠実度」低くー

多くの家庭のオーディオでは、LPやCDを購入して再生しますから模倣を聴く事になるのは当然です。

そんな当たり前の環境の中で、我々は何に対して、或いは何を対象として自分の家の音の忠実度が高くなった。とかイマイチだ。と評価すれば良いのでしょうか?
一例をとると、大はスピーカーやアンプ。小はコードやコンセントを交換すれば音が変わることは当然として、いったい、何に対してどのくらい忠実度が高くなったとそれらを評価するのでしょうか?

もし、その答えが「自分の理想とする音に近くなった」であれば、とても結構なことですが忠実度ではなく、嗜好度が高まったと捉えるべきだというのはお解かり頂けると思います。


ここでの問題点は、自分では行ったことも無い場所で、まして自分が生まれるより前に収録されたソースに対して、何をもって「対象」と言えるのか?ということです。

私の対象は、これです。
DSC01568.jpg
収録セッションの現場写真ですね。昔のLPには立派なブックレットが付いていて収録風景を写したものが少なくありません。

この写真から、メインマイクの位置や、演奏家の位置関係、距離関係を推測し自宅に再現されるステージのイメージとの差異を評価するようにしています。
ドライバーのメンテナンスの項で示したようなF特の凸凹がひどい場合は、楽器があらぬ方向や前後関係を無視して聴こえるので装置の不備を知ることができるという具合です。

勿論、収録にはバランスエンジニアやプロデューサーの人的要素が加わりますから、珍妙な録音状態のものも有るかもしれません。しかし、パッケージソフトを購入する立場のユーザーは彼らの腕前や良心に期待するしかないのも当然です。
それがイヤなら高城先生のように自宅生録&再生とパッケージソフトの再生を別の手段として分けるしか方法はありません。

もう一つ、上のような写真を用いるとオペラや交響曲のようにステージの奥行きが深い音楽を再生するときは、演奏家が綺麗に並んで結構だが、Jazzを聞く身になれば音は前へ前へ出てきてくれなきゃ困る!というご意見もよく聞きます。
吉祥寺の有名なJazz喫茶マスターさんの著書には、度々そんな記述が出てきますね。(直近は少し嗜好が変わったようにも書かれていますが)

しかしそれは、簡単なことです。
もし、オペラでマイク⇔演者が10m離れて収録されたレコードを再生する時に、その様な距離感に聴こえる程に位相情報を正確に再現できる再生装置は、ピアノの中にマイクを突っ込んだような録音を再生する際には、20cm、30cmの距離感を再現することになるからです。

そうであるからこその「Hi-Fi」と捉えていますし、自分の部屋の装置にはそうなってもらいたいと望んでいます。

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