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お買い物で巡るジョンブル魂の真髄 〜 英国旅行 前編

英国は米国と並ぶオーディオ大国です

昔読んだオーディオ雑誌に「一流の音楽家を輩出していない国はオーディオが発達する」と言った素っ頓狂な記事があったのを思い出す、コンサートの質や量に不満があるからレコードにうつつを抜かす輩が多いのだと。その延長線上に日本はあるのだと
後付けの作文としてはなるほどと一瞬納得してしまいそうになるが、目の付け所がピント外れですねえ


人類史上稀なる上質な陶磁器を生産していたのは、元末から明初までの中国と安土桃山から元禄あたりまでの日本というのは一つの見解であるけれども、その時代に一流の芸術家を輩出していないからでも無類の陶磁器愛好家が多数いたからでもない
その問題については、かの北大路魯山人がきっちりと正解を出している

「焼き物を見るとその時代の生産国の趨勢がわかる。焼き物の出来不出来は国の国力そのものなのだ」と

企業でも国でも同じだけれど、メセナ活動や文化、スポーツ振興が盛んになるのは余力があるときに限られる
日本のオーディオ界が活況を呈したのはいざなぎ景気から続く安定成長期(田中政権の列島改造計画が功奏した)故の賜物だ、著名音楽家の輩出とは無関係の純粋に経済活動によるのである

そして21世紀の時代の寵児は中国になり電気機器製造の多くは大陸に移ったが、JBLやTannoyを凌駕する製品がかの地からは到底生み出されそうにない
同時に中国人のバッハやベートーヴェンが出ることもないだろう  

衣食足りで礼節を知る。とは日本の言葉だけれど遊びに使える小金のありがたさは国も時代も違えども何処も同じということだ
渦中の東芝が”あの”サザエさんの提供を下りるかどうかの瀬戸際だそうだ、頑張れ東芝!


オーディオ界に目を戻して見ると、先の大戦が終わって世の中が落ち着きを取り戻した頃から本格的に家庭用オーディオの普及が始まった

1947年にLPレコードの販売開始  ちょうど10年後にはステレオレコードの実用化を達成している

CDの販売開始を1980年とすると、その上位規格であるSACD・ハイレゾが生み出されるまで23年以上かかっていることを鑑みても如何に力が入っていたかがわかるというものだ
その上、その上位規格自体がヨロヨロとして独り立ちできないのはマクロ経済の先行き不透明さが影を落としている
(ちょっと大人の話をすると、10年前にSPからLPへの変革という巨額の投資をした新技術をあっさり改定できたということは業界全体で投資の回収が済んで、且つ利益に転換していたという認識があったからに他ならない)



さて、英国のオーディオ機器を買いました

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右はワーフェデールのW2タイプの最初期型
有名な音場型のW4型=エアーデール3兄弟の末っ子にあたり 唯一の2wayで且つ唯一全てのユニットが正面を向いているオーソドックスな構造を持ちます・・・ということはすなわち最も正しい音場を再現できるということです

このユニットがまた化け物で
ウーハーはチコナル・マグネットを背負い、さらにツィータはアルミボイスコイルを採用する同社の最上級ラインである「SUPERシリーズ」のユニットが奢られています

30cmウーハー
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ツィーター
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このスピーカーは当たり前といえば当たり前ですが音出しから1秒以内で嫁ぎ先が決まりました
今はもう我が家では聞けません。でも致し方ないことです

2017年にこの仕様でスピーカーを作ったら数百万円近いプライスタグが付けられることでしょう
何せ現代は300万円で売っているスピーカーシステムの修理交換ユニット代金が○万円と言われる時代ですからね

1950年代の英国では、たかが電気蓄音機にかけられるコストが現代の数倍はあった、それだけかけても元が取れた時代だったということです

それによって出てくる音の差・・・性能の差と言い換えてもいいですが、申すまでもないことです



一方、左側のスピーカーは私の心の友 Lowther の LIB(ローサー・アイデアル・バッフル)の最も初期のオリジナルです
格子柄のネットが美しいですねえ

ユニットはもちろん20cmフルレンジが1発だけ入っています

音味は大型ホーンスピーカーの音がします
大型の???  ホーンスピーカー???  20cmのコーン型なのに???

大型のホーンの親玉といえば、そうです、蓄音器の音がする稀有なスピーカーですよ、これは
聴いてみないと信じられないですよねえ

その秘密はですねえ
ローサー社は、自社製スピーカー(用途により数種類あるが全て20cmコーン型)のことを「ドライバー」と呼んでいるんです
ボックスに入れたスピーカーではなく「バッフル」または「ホーン」を駆動する「ドライバー」であると

製造者自らが一般的なスピーカーとは異なる意図で作っていると告白しているローサーを鳴らすには相応のお作法が必要になります
オーディオマニア用語でいうとアンプを選ぶということになりますが、もともとスピーカーとアンプはセットで考えるべきであって、全てのスピーカーは生まれながらにしてアンプを選ぶものですから何もローサーに限ったことではありません

その中で、ローサーは少々オーディオマニアのセオリーから外れた使い方を要求されるかもしれません
同時代の英国のちょっと尖った・エキセントリックなスピーカー(QUD ESL  ステントリアンやGoodmansの一部もそうかもしれません)達ももしかしたら同じ傾向があるかもしれませんが、アンプ単体で立派なものを繋いでも少々神経質な薄っぺらい音にしかならない場合があり、海の東の端の黄金の国のオーディオマニアの間ではこれらのスピーカーに対して少々ネガティブな印象が付けられているように感じないでもありません

ま、何事も使い方次第なんですけれど


本日は紙面がつきましたので(笑)
重要なアンプに関しては次回にいたしましょう









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