パワーアンプ 1

これまで、何度かご紹介してきました、縁あって手に入れることのできたAD-1を使ったアンプからパワーアンプをスタートします。

絶妙に気恥ずかしいので本当は出したくなかったのですが、我が家にあるアンプでは一番古いもので仕方なく登場です。

AD-1s Telfunken.GmbH
DSC01664.jpg

浅野先生の追試記事にもありましたTelefunkenの推奨回路に、入力を600Ωとするため若干のモディファイをしております。
初段REN904(オリジナルはAC2というサイドソケット、手持ちが少なく様子見)→AD-1の2段の極く単純な構成です。
整流管はRGN2004他同等管ですが、これを選択した後の苦労は以前にお話した通りです。
これもオリジナルはAZ-1で電流規模の小さなものです。

AD-1の動作は
Va:250V
Vk:45V
Rk:750Ω
Ia:60mA
といった、A級動作のお手本の値そのままになっています。

この手のアンプを考えるとき最初に苦労するのがヒーター電圧であるところは衆目の一致するところですが、さすがに管球王国日本?タムラジオ製のものにB:280Vx2、H:4Vx2組という誠に好都合な規格のものがあり、あっさり難関をクリアーできました。恐るべし、管球王国!

次の課題は信号系に入れるトランス類です。
ドイツ製の古いシングルトランスも現在では比較的簡単に入手できますが、その多くはラジオからの奪取品となり、大型のスピーカーの駆動を前提とした使用においては特に低域端での余力に不満の残る可能性があります。
結局、お隣りデンマークのJSトランスに登場いただきました。JSはOrtofonのMC昇圧用として夙に有名ですが、当時はOrtofon製の見事なカッティングシステムに部品を供給していた実績のある会社です。
入力トランスはTelefunkenのラインアンプV72用の物が入手できましたので、これを使います。
また、チョークは偶々立ち寄った代々木の高層階のお店に置いてあったWE製のものを使いました。
球アンプを買うなり、造るなりする場合においては、これらトランスに(音の良し悪しではなく)信頼を置けないことにはコトが始まらないのは今も昔も変わりありません。

CR類はその殆どが古い機材からの奪取品です。
今風に申し上げると、リユースとかエコと言えますが、新品の部品より信頼性が置けるというのが唯一の理由です。

コントラクションを俯瞰して見ます。
DSC01668.jpg

多くのアンプとは出力トランスとチョークの位置が逆になっています。
これは初段への+B供給を明確にする為の手法で先人の知恵に因ったものですが、1段しかないアンプに対してはやり過ぎのきらいがないでもありません。

さて、手持ちの測定器で測った周波数特性です。
DSC01704.jpg

上は6kHzから落ち始める見事なかまぼこです。
ブログ先輩のクニタンさんに相談したところ、改善策も伝授頂いていますので試してみたいと思っています。ドイツから追加の部品待ちです。
下のほうも、常識外れの落ち方かもしれません。

しかし、聴取では特段不満を感じません。
昔の人はたいしたもので、40万の法則を満たすと問題なしと言っています。
このアンプは-2dBの直読で 28x15000=42万となり、こんなもんかな、と思っています。

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コメント
測定された周波数特性なんて、出てくる音とは全く関連がない、と小生は思っています。AD-1の音を聞いてみたいですね。
2009/05/17(日) 11:41 | URL | kunitan #SFo5/nok[ 編集]
クニタンさん
お世話になります。
アンプの特性を一通り測る最大の目的は、間違った部品を付けてないかに尽きますね。
特に最近は視力が怪しいのでカラーコードが読みにくい(涙)
2台作るときは特にですね。
AD-1系はまだ、PPを聴いていただいていないので是非又お寄り下さい。
2009/05/18(月) 19:33 | URL | kaorin27 #-[ 編集]
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