Decca Stereo Decola について
恐らく、1年近くオーディオの記事を書いてきませんでした
久しぶりに機材について書いてみたいと思います
DeccaのDecolaとは個人的にすごくつながりのある人生だったと思います
初めてみたのは、仕事中に長野県飯田市にあったオーディオマックさんの店内です
その頃の私はオーディオが好きってことを公言していなかったので横目で見ながらお別れしました
次は、こちらも仕事中に寄った横浜の輸入業者の本社倉庫で(時々夢に見ますよ、世間では幻と言われている機械が百円ショップの品のように積まれていて・・・引いた)社長さん奥さんとウマがあって購入を決意
二店ともお取引先ですからね、遊びにいったのでは無いです、ハイ。誤解なき様
次の休暇に長野の自宅に戻って置き方を検討するも、どうにも置けなかったので購入を断念
そのお代でVitavoxの素晴らしい可搬用モニターを頂いたことがありました
その後、ステレオ・デコラもオークションなどでも見られるようになり100万円を切った価格で落札された時などは、喉から手が出かかっていました
そんなこんなで暮らしていた5、6年前でしょうか
赤城のお宅にO先生がデコラをお入れになったと聞き拝見しに行きました
その後、メンテナンスをお願いされて、O先生と2人、何度もホームセンターを往復したり、半日掛かりで汗をかいてバラしたり注油したり磨いたり・・・楽しい時間を過ごしました(結局、私はその時間が好きなんですね)
メンテを終えてセットし、はじめに聞いた一枚のレコードの感動は決して忘れません

幅2mを超える家具の上にポッカリとオーケストラが乗っている、まさにその感覚を実感できた瞬間でした
「オーケストラが乗る」とは昔からDecolaを称える表現でしたが、初めて伝説を追体験出来た感動があったように思います
さて、昨年の末頃でしょうか
神戸のある方がDecolaを2台所有されているが、1台が不具合となりそちらを処分したいとのお話がありました
仲介されたのは東京の業者さんで、その方の弁によると
「初期型であり、しかも殆ど手が入っていないオリジナルの状態に近い」とのお話でした
ここでちょっと寄り道
皆さんはDecolaを求める時に1番の障害はなんだと思いますか?
10年ほど前なら英国内で4,000ポンド程で買えました
でも、これを日本に持ち込むなら本体価格以上の輸送費が必要だったでしょう
また、国内で発見できても100kgを超える巨体を運ぶには相当の覚悟が必要です
私がDecolaの購入を決めた要件は
・整備されていない個体
・運んでくれる人がいる
この2点でした
そして、Decolaと出会ってから30年も経ちましたが、やっとお眼鏡に叶う個体に巡り合うことができ
少しお高いかなとの思いはありましたが、業者さん自身が運んでくれることでもあり決断しました
到着してから委細に調査すると、アンプ関係で10点ほど部品交換されており
また、プレーヤー周りの「フォーム=スポンジ状の緩衝材」は加水分解でボロボロになったでしょう交換されていました
ありがたいことにネット社会ですから、写真を参考に検証してオリジナルに近しいようにメンテナンスを開始しました
まずはパワーアンプからスタートしました

カップリングが2本だけオリジナルとは変わっていました
同じ英国のHUNTS製なのでこれは英国にあった間に変えたのだと思います
ただし、プロポーション的にはオリジナルはこの大きさのフィルムコンデンサーではないでしょう
HUNTS製メタルペーパーコンに入れ替えて端子間にぴったり収まりました
言伝では神戸の前オーナーは一度も修理していなかったと、その後東京の業者さんがハムを取る為に電源の電解コンデンサーを交換しただけとのことでしたから、本当に良い買い物をしました
その後の検査の結果、両chの初段とEL-34のパスコンを1個交換し、デカップリングの抵抗を2本交換して元通りになりました
もちろん全てHUNTS製のコンデンサーと抵抗はMorgan社のカ-ボンコンポジション抵抗を使っています
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久しぶりに機材について書いてみたいと思います
DeccaのDecolaとは個人的にすごくつながりのある人生だったと思います
初めてみたのは、仕事中に長野県飯田市にあったオーディオマックさんの店内です
その頃の私はオーディオが好きってことを公言していなかったので横目で見ながらお別れしました
次は、こちらも仕事中に寄った横浜の輸入業者の本社倉庫で(時々夢に見ますよ、世間では幻と言われている機械が百円ショップの品のように積まれていて・・・引いた)社長さん奥さんとウマがあって購入を決意
二店ともお取引先ですからね、遊びにいったのでは無いです、ハイ。誤解なき様
次の休暇に長野の自宅に戻って置き方を検討するも、どうにも置けなかったので購入を断念
そのお代でVitavoxの素晴らしい可搬用モニターを頂いたことがありました
その後、ステレオ・デコラもオークションなどでも見られるようになり100万円を切った価格で落札された時などは、喉から手が出かかっていました
そんなこんなで暮らしていた5、6年前でしょうか
赤城のお宅にO先生がデコラをお入れになったと聞き拝見しに行きました
その後、メンテナンスをお願いされて、O先生と2人、何度もホームセンターを往復したり、半日掛かりで汗をかいてバラしたり注油したり磨いたり・・・楽しい時間を過ごしました(結局、私はその時間が好きなんですね)
メンテを終えてセットし、はじめに聞いた一枚のレコードの感動は決して忘れません

幅2mを超える家具の上にポッカリとオーケストラが乗っている、まさにその感覚を実感できた瞬間でした
「オーケストラが乗る」とは昔からDecolaを称える表現でしたが、初めて伝説を追体験出来た感動があったように思います
さて、昨年の末頃でしょうか
神戸のある方がDecolaを2台所有されているが、1台が不具合となりそちらを処分したいとのお話がありました
仲介されたのは東京の業者さんで、その方の弁によると
「初期型であり、しかも殆ど手が入っていないオリジナルの状態に近い」とのお話でした
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皆さんはDecolaを求める時に1番の障害はなんだと思いますか?
10年ほど前なら英国内で4,000ポンド程で買えました
でも、これを日本に持ち込むなら本体価格以上の輸送費が必要だったでしょう
また、国内で発見できても100kgを超える巨体を運ぶには相当の覚悟が必要です
私がDecolaの購入を決めた要件は
・整備されていない個体
・運んでくれる人がいる
この2点でした
そして、Decolaと出会ってから30年も経ちましたが、やっとお眼鏡に叶う個体に巡り合うことができ
少しお高いかなとの思いはありましたが、業者さん自身が運んでくれることでもあり決断しました
到着してから委細に調査すると、アンプ関係で10点ほど部品交換されており
また、プレーヤー周りの「フォーム=スポンジ状の緩衝材」は加水分解でボロボロになったでしょう交換されていました
ありがたいことにネット社会ですから、写真を参考に検証してオリジナルに近しいようにメンテナンスを開始しました
まずはパワーアンプからスタートしました

カップリングが2本だけオリジナルとは変わっていました
同じ英国のHUNTS製なのでこれは英国にあった間に変えたのだと思います
ただし、プロポーション的にはオリジナルはこの大きさのフィルムコンデンサーではないでしょう
HUNTS製メタルペーパーコンに入れ替えて端子間にぴったり収まりました
言伝では神戸の前オーナーは一度も修理していなかったと、その後東京の業者さんがハムを取る為に電源の電解コンデンサーを交換しただけとのことでしたから、本当に良い買い物をしました
その後の検査の結果、両chの初段とEL-34のパスコンを1個交換し、デカップリングの抵抗を2本交換して元通りになりました
もちろん全てHUNTS製のコンデンサーと抵抗はMorgan社のカ-ボンコンポジション抵抗を使っています
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