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天才か狂気か?

昨日からブログのテンプレートを少し変えました
寄る年波には勝てず目が弱ったので文字の大きさを変えました
また元々ブラウン管モニター時代に作られた様で横幅が狭く記事領域が小さいのでこれも少しだけワイドにしてみました



モーツアルトは子供の頃イタリアはローマのシスティナ礼拝堂で門外不出とされていた“Miserere”を一度聞いただけで記憶し記譜するというエピソードがあります。

一方、ウィーンの王宮でマリー・アントワネットに「君をお嫁さんにしてあげる」とぶちかました。と伝えられています
17世期には分類化されていませんでしたが、現代の医学で診断するとASDの中でもサヴァンであると見られるのではないでしょうか(難しい話題を含みますので歯切れの悪い物言いですみません)

この春から始まったドラマ「厨房のアリス」を見ながらそんな事を思い出していました



クラシック(古典)音楽の作品は基本的に同じ楽譜を使います
オーケストラでは「音響効果」程度の加筆はありますが、一般的には運指の入れ替え程度で「編曲」「アレンジ」をされる事はあまりありません(原典主義)


となると、演奏の如何は解釈の違いになりますが、同一演奏家であってもその時々の出来に大きく左右されます
横浜では演奏会に頻繁に行っていたけれど「これはヤバい」と言う物には数年に一度出会えればラッキーと割り切っていました

と、言う事で記録に残された「紙一重」の名盤を考察してみました






スタジオセッションは完成度の面で一日の長があるとは言え「狂気」を捉えるかとなると分が悪いですね
そこでどうしてもライブ音源が主になります

クライバー 氏はDGGのレコードでも大変人気がありますけれど私は1枚も所有していません
勝手な想像ですが、極度の人見知りであった氏は手兵のババリア歌劇場以外のオケでは打ち解けるのに時間がかかったのかしら?それでもスカラ座等で凄いのやってますから本質的に実演の人だったのでしょう
簡単には掴み切れないのも天才性でしょうね

後年ニューイヤーにVPOで「こうもり」を振っていますが場所柄もあり随分とお正月気分な演奏でした
序曲は全曲の頭に聞かないとどうしても緊張感が感じられません
この「こうもり」序曲は天才の所業ですね
拍手が鳴り止む前に始めるところなぞ、正に狂気の沙汰です






ルドルフ・ケンペは日本では手堅い職人気質の中堅指揮者程度の見方をされて来た様に思います
ケンペ氏も多分人見知り故建設的な人間関係を築くのが苦手で有名オーケストラの常任を長く続ける事なく、渡り鳥の指揮者人生でした
そんな知名度の低さが遠く極東のファンにあまり受け入れられなかった理由の一つですね

しかし、欧州楽壇での印象は羽目を外すくらい熱狂型の指揮者でありその甘い容姿とともにマダムの間ではアイコンとして多大な人気を誇っていました

この動画は英国のオケなのでまだ大人しい方です、同じ「新世界」でNYフィルの映像もありますがよりぶっ飛ばしています








まだまだ、あるのですが今日のラストは以前に「もし自分でラジオ番組を持てるなら」でも取り上げたリパッティ のモーツアルトです

この曲はセッションでも入れていますが、天才を感じるのはもちろん1950年9月16日のラストコンサートの演奏です


私自身何度も書いていますがモーツアルトは頭の中の引き出しに曲の断片が膨大にストックされていて、ご注文が入ったらチャチャっと組み合わせて「はいお待ち!600シリングです・毎度あり」って出していたのだろうと、思わざるを得ないくらいの天才=その感じで他の作曲家を圧倒できる=なので

・・・「あなた、本当にこの曲書きたかったの?」とモーツアルトを聞きながら常に疑問が残るのです

しかし、このK310以降のピアノソナタとヴァイオリンと通奏低音のソナタの何曲かには、モーツアルト自身が書かなきゃならなかった魂の叫びが宿っている様な気がします
もし、これも「チャチャっと」ならばもう何も言えません。貴方は天才じゃなくて神だからゴメンなさいデス



さて、リパッティの最後の演奏会におけるK310は別に他人様に強要もしなければ共感も求めないけれど

自分自身で、この演奏を聴いて生きる事と死ぬ事に考えが及ばなくなったらもう音楽を聴くのを止めようと決めています

この記事を書き埋め込んだ動画を確認する途中でもちょっとウルッとしてしまったので、もう少し聞いていていいよと
雲の上の誰かが言ってくれた様です






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